ぬけ首
（ぬけくび）

登場作品：「ぬけ首」
シリーズ：新編ゲゲゲの鬼太郎

　山でひっそりと暮らしていた妖怪。たいそうな自信家で、自分が妖怪の中で一番強いと思っている。巷の妖怪ブームを聞きつけて山から降りてきたが、話題になっているのが鬼太郎とその仲間ばかりなので、頭に来て鬼太郎達を襲った。
　灼熱の首と冷却器官の役割をする胴体を持ち、首が胴から離れると燃え出して、炎を吐きながら飛び回る。その威力は池さえも煮え湯にしてしまうほどだが、長時間胴体から離れていると、オーバーヒートを起こして大爆発してしまう。
　ねずみ男に胴体を移動されて爆発寸前にまで陥ったが、鬼太郎に胴を取り戻してもらい、反省して山へ帰っていった。

→霊界テレビ局のスタッフ／ 霊界テレビ局のキャスター／ つるべ火 （新編）／ 輪入道 （新編）

ぬっぺらぼう （新編）
（ぬっぺらぼう）

登場作品：「妖怪危機一髪」
シリーズ：新編ゲゲゲの鬼太郎

　ヒ一族との戦いに参戦した妖怪の一人。鬼太郎の家の屋根の上で両手を上げたポーズを取っているが、表情がいつもと変わらないため、慌てているのか興奮しているのかよく分からない。

→毛羽毛現 （新編）／ ぶるぶる （新編）／ 輪入道 （新編）／ 濡れ女 （新編）／ からす天狗 （「妖怪危機一髪」）

ぬっぺらぼう （死神）
（ぬっぺらぼう）

登場作品：「死神大戦記」
シリーズ：単発

　西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。東京に集結するシーンでは、後姿らしきものも確認できる。

→日本の妖怪

ぬっぺらぼう （マガ）
（ぬっぺらぼう）

登場作品：「朝鮮魔法」「妖怪大裁判」
シリーズ：少年マガジン

　韓国に住む妖怪で、肉の塊のような姿をしている。人間の若さを食料とし、一年に一度、石像の模型に入ってアリランの歌を合唱しながら迫り、聞き惚れた者の若さを奪ってきた。通常の大きさの三匹の他に、一匹だけ透明で巨大な奇形の兄弟がおり、姿が見えないため魔法を使うと思われ、現地では「アリランさま」と呼ばれて恐れられていた。
　奇形の兄弟を鬼太郎に倒され、どこかへ逃げていったが、「妖怪大裁判」では再びその姿が確認できる。

→巨大なぬっぺらぼう／ アリランさま／ 百々じじいの手下

ぬっぺらぼう （最新）
（ぬっぺらぼう）

登場作品：「世紀の妖怪アイドル，幽子の巻」他
シリーズ：最新版ゲゲゲの鬼太郎

　幽子に歌の練習をさせていた妖怪の一人。アリランの歌を歌っているが、同時にさら小僧も自分の歌を歌っているので、練習になっているかどうかは甚だ疑問である。
　また悪い妖怪が集った深夜の大集会にも顔を見せていた。

→エリート （最新）／ さら小僧 （最新）／ 五徳猫 （最新）／ 鉄鼠

沼の主
（ぬまのぬし）

登場作品：「奇怪万年グモ対天空船ゲゲゲ号の巻」
シリーズ：鬼太郎国盗り物語

　地下世界の湖に住む主。着水していた鬼太郎達の乗る天空船を細手に襲わせ、生贄として食べようとしたらしいが、これ自体が目玉親父の推測でしか語られない存在のため、姿を現すことはなかった。

→細手

ぬらりひょん （マガ）
（ぬらりひょん）

登場作品：「ぬらりひょん」
シリーズ：少年マガジン

　人間のふりをして高級マンションに住んでいる悪賢い妖怪。本に仕込んだダイナマイトを駅や盛り場で爆発させるなどの悪事を、何百年にも渡って働いてきた。
　悪いことをするのに邪魔な鬼太郎を抹殺しようと企んだが、仲間の蛇骨ばばあともども、石臼型のタイムマシンで大昔に捨てられる「先祖流し」にされた。

→蛇骨ばばあ （「ぬらりひょん」）／ 山田 （マガ）／ リモコン手 （マガ）

ぬらりひょん （国盗り）
（ぬらりひょん）

登場作品：「埴輪軍団登場の巻」他
シリーズ：鬼太郎国盗り物語

　もともとは鬼太郎に敵対する妖怪だが、凶王復活を知った毛目玉に口説かれて、一時的に鬼太郎に協力した。輪入道部隊や一つ目部隊など多くの妖怪を指揮して、凶王の操る埴輪軍団と激突。さらに敵の強力兵器「ひとだま爆弾」さえも、仲間であるひとだま喰いを使って撃退するなど、その功績は大きい。
　凶王が敗れると鬼太郎達のもとから去っていったが、その後相撲大会で再び登場。水虎とひひの勝負の判定を、他の妖怪達と審議している。

→凶王／ 毛目玉 （国盗り）／ ひとだま喰い／ 輪入道部隊／ 埴輪軍団／ 一つ目部隊／ 狸部隊／ カラス天狗飛行隊

ぬらりひょん （スポ）
（ぬらりひょん）

登場作品：「野球の巻（野球狂の巻）」
シリーズ：スポーツ狂時代

　妖怪の巣窟と化した「ありがた山」の無縁墓に建つ墓の下高校の校長。野球部を甲子園に出場させて世間にお化けを認知させ、さらには野球をタネに町を次々と占領し、お化けの国を作ろうと企んだ。
　相手の口に腕を突っ込んで魂を抜き取ることができ、出場停止の知らせを持ってきた高校野球連盟の財津もこれにやられた。しかし試合当日、球場へ向かうためダンプに乗ったところを、他の妖怪ともども鬼太郎にあの世へ送られ、そのまま戻ってくることはなかった。

→墓の下高校の妖怪／ 墓の下高校の野球部／ フランケン先生／ モンロー先生／ 柳田国男／ 貧乏神先生／ 応援団長／ たんたん坊 （スポ）／ 一つ目ちゃん （スポ）／ なまはげ （スポ）

ぬらりひょん （死神）
（ぬらりひょん）

登場作品：「死神大戦記」
シリーズ：単発

　西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。妙に目が吊り上がっているため、別人に見えなくもない。長い頭に日の丸の鉢巻を締めるシーンもあった。

→日本の妖怪

ぬりかべ （サン）
（ぬりかべ）

登場作品：「釜なり」他
シリーズ：週刊少年サンデー

　妖怪アパートに住む妖怪の一人。目立った活躍シーンといえば、逃げようとする釜なりの行く手を阻んだぐらいである。またこちらは活躍ではないが、一見重量級に見えて、大首の竜巻に余裕で吹き飛ばされていたシーンは捨て難い。
　目の数は二つで安定したかと思いきや、「大首」では一つに戻り、「死神」では微妙に片目が隠れる位置に吹き出しなどが入って、結局いくつなのか判別できなかった。

→一反木綿 （サン）／ 砂かけばばあ （サン）／ ぬりかべ （旅行）／ ぬりかべ （マガ）

ぬりかべ （旅行）
（ぬりかべ）

登場作品：「妖怪大パーティー」他
シリーズ：鬼太郎のおばけ旅行

　鬼太郎の仲間。飲んだ水を口から吹き出すことができ、これで砂妖怪にとどめを刺した。またその重量は、魔女の箒六本分でようやく離陸できることが判明している。
　なおねずみ男によれば、仲間達の中では一番美味しそうとのことである。

→ぬりかべ （サン）／ ぬりかべ （マガ）／ 鬼太郎 （旅行）／ 子なきじじい （旅行）／ 一反木綿 （旅行）／ 砂かけばばあ （旅行）／ ねずみ男 （旅行）／ 目玉 （旅行）

塗壁 （夜話）
（ぬりかべ）

登場作品：「地獄の散歩道」／「鬼太郎夜話」
シリーズ：貸本／ガロ

　七年に一度の深大寺のすき焼きパーティーに参加した妖怪の一人。佐賀県の海岸に現れ、夜道を歩く人の行く手を遮ってしまうが、棒で下を払うと消える。
　大酒飲みで、酒を見ると目をサーチライトのように光らせる。ちなみに目の数は、貸本版では二つ、ガロ版では一つだった。

→すき焼きパーティーに集った妖怪／ 酒小僧／ 天火／ 五百ワットの鬼火／ 火取魔／ 木心坊／ 畳叩き／ 児啼爺 （貸本）／ 砂かけ婆 （貸本）／ 槌転び （貸本）／ 釣瓶落 （貸本）／ 見上入道 （貸本）／ 袖引小僧 （貸本）

ぬりかべ （マガ）
（ぬりかべ）

登場作品：「妖怪大戦争」「朝鮮魔法」他
シリーズ：少年マガジン

　鬼太郎の仲間の妖怪の一人。「妖怪大戦争」で初登場したものの、吸血鬼の集中攻撃を受けて見せ場のないまま戦死。その後「笠地蔵」で復活し、雪の中からすーっと現れるところを見せた。大きな壁のような姿をしているが、筏には乗れるらしい。
　両手に持ったこてで敵を体に塗りこめることができ、これでぬっぺらぼうの入り込んだ石像やアササボンサンを倒した。また耳がないため音に強いという利点もある。
　なお、基本的には目の数は一つだが、「笠地蔵」と「おどろおどろ」に登場した時だけは、なぜか二つ目になっていた。

→多磨霊園に集まった妖怪／ ぬりかべ （サン）／ ぬりかべ （旅行）／ 一反もめん （マガ）／ 子なきじじい （マガ）／ 砂かけばばあ （マガ）／ べとべとさん （マガ）／ そで引き小僧 （マガ）／ 土ころび （「妖怪大戦争」）／ すねこすり／ オバケのQ太郎／ かっぱ （「妖怪大戦争」）

塗仏 （死神）
（ぬりぼとけ）

登場作品：「死神大戦記」
シリーズ：単発

　西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。門を閉める場面で一コマだけ姿が確認できる。

→日本の妖怪

塗仏 （マガ）
（ぬりぼとけ）

登場作品：「さら小僧」
シリーズ：少年マガジン

　さら小僧の仲間の妖怪。他の妖怪達とともに、さら小僧の歌を盗んだザ･ビンボーズの面々を連れ去った。

→さら小僧 （マガ）／ しょうけら （マガ）／ ひょうすべ （マガ）／ さら小僧の仲間

ぬるぬる坊主
（ぬるぬるぼうず）

登場作品：「謎の怪物とロボット鬼太郎の巻」
シリーズ：鬼太郎国盗り物語

　海底にあるムーの基地を落とすため、鬼太郎に集められた海の妖怪の一人。真っ黒なオタマジャクシのような姿をしている。

→海小僧／ 海女房／ 磯女（国盗り）

ぬるり坊
（ぬるりぼう）

登場作品：「最後の出会い」
シリーズ：鬼太郎地獄編

　地獄の血の池の主。火男に追われて血の池に飛び込んだ鬼太郎一行を、体内に飼っている無数のヒルを吐き出して襲ったが、リモコン手と指鉄砲によって倒された。

→ヒル

ぬれ女 （「復活悪魔くん」）
（ぬれおんな）

登場作品：「復活悪魔くん（鬼太郎対悪魔くん）」
シリーズ：単発

　鬼太郎が地獄の魔物と戦うために集めた妖怪の一人。「西洋妖怪と東洋妖怪　深夜の大血戦」からの流用キャラクターである。

→おとろし （「復活悪魔くん」）／ わいら （「復活悪魔くん」）／ 見こし入道 （「復活悪魔くん」）／ あかなめ （「復活悪魔くん」）／ 大入道 （「復活悪魔くん」）／ 赤舌 （「復活悪魔くん」）／ 赤おに （「復活悪魔くん」）／ 牛鬼 （「復活悪魔くん」）／ 姥が火 （「復活悪魔くん」）／ 大首 （「復活悪魔くん」）／ 釣瓶落とし （「復活悪魔くん」）／ 輪入道 （「復活悪魔くん」）

ぬれ女 （死神）
（ぬれおんな）

登場作品：「死神大戦記」
シリーズ：単発

　西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。「西洋妖怪と東洋妖怪　深夜の大血戦」からの流用キャラクターである耳の付いたものが目立っていたが、石燕の模写である「大妖怪ショッキング画報」のものも一コマだけ確認できた。

→日本の妖怪

濡れ女 （新編）
（ぬれおんな）

登場作品：「妖怪危機一髪」
シリーズ：新編ゲゲゲの鬼太郎

　蛇の体を持つ女の妖怪。多発する妖怪の行方不明事件を調べるため鬼太郎の呼びかけで墓場に集まった妖怪の一人で、他の妖怪達とともに念力を水晶玉に集中させ、行方不明者の居所を探った。
　その後ヒ一族との戦いにも参戦したが、かなわなかったようである。

→赤舌 （新編）／ 牛鬼 （新編／地獄）／ 髪切り （新編）／ 毛羽毛現 （新編）／ ぬっぺらぼう （新編）／ ぶるぶる （新編）／ 輪入道 （新編）／ からす天狗 （「妖怪危機一髪」）