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ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大事典 (現在の登録数:1310) |
編集者:雪達磨 |
ね |
猫 (新ゲ)
(ねこ)
登場作品:「猫町切符」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
猫町線に乗ることによって猫になった人間達。新しい「猫」が来ると、手ぬぐいをかぶらせて踊りを踊らせる「入猫式」をおこなう。
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猫 (マガ)
(ねこ)
登場作品:「猫仙人」
シリーズ:少年マガジン
猫仙人に操られている猫の集団。人間の言葉を理解し、悪口を言われようものなら、すぐさま襲いかかってくる。
集団で鬼太郎を襲ったが、ノミの大群に群がられて戦意を失った。
寝子 (マガ)
(ねこ)
登場作品:「ねこ屋のきょうだい」
シリーズ:少年マガジン
京都にある「ねこや」の孫娘。普段は美しい少女だが、魚やネズミを見ると猫のような形相になり、本能のままに捕食するという「ねこの病」を持っている。
鬼太郎の持ってきたドブネズミの弁当が原因で学校で正体を晒してしまい、もう登校できないと嘆いていたが、目玉親父の知恵で歌手としての人生を歩むことに。しかし歌手のもとへ紹介状を持って行く途中、家出していた兄であるにせ鬼太郎と再会。結局鬼太郎の口利きで妖怪病院に入院し、無事治療してもらった。
→寝子 (貸本/ガロ)/ 猫娘 (夜話)/ にせ鬼太郎 (マガ)
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寝子 (貸本/ガロ)
(ねこ)
登場作品:「吸血鬼と猫娘」「地獄の散歩道」/「鬼太郎夜話」
シリーズ:貸本/ガロ
谷中初音町にある「ねこや」の孫娘。普段は美しい少女だが、魚やネズミを見ると猫のような形相になり、本能のままに捕食するという病を持っている。
学校で正体を晒してしまったが、特技の歌を生かして歌手デビューし、一躍アイドルとなった。しかしニセ鬼太郎の企みによって今度はステージ上で猫の姿を晒してしまい、その後川に身を投げて死んでしまった。
優しい性格の持ち主で、地獄まで迎えにきた目玉親父の誘いを断り、生きて帰る権利をニセ鬼太郎に譲った。だがその背後には、現世に戻っても安住の地はないという哀しみがあったようである。
なお、鬼太郎の初恋の相手でもあった。
→三島由美夫/ トランク永井/ ニセ鬼太郎 (夜話)/ 猫娘 (夜話)/ 寝子 (マガ)
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猫子
(ねここ)
登場作品:「釜なり」「あかなめ」他
シリーズ:週刊少年サンデー
ネズミや魚を見ると顔が猫になる少女。一応人間のようだが、妖怪の一種として妖怪アパートで世話になっている。また鬼太郎に惚れてもおり、実質ガールフレンド的存在でもあった。
ねずみ男を見るととりあえず噛み殺そうとする癖がある。
猫ショウ
(ねこしょう)
登場作品:「妖怪猫ショウ」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
猫又より一ランク上の妖怪で、修学を積んだ猫又が無限に生きられるようになったもの。「ショウ」は「鬼肖」と書く。人間の生気を奪うことで若返り、いずれは妖怪をも支配して妖怪大統領になろうと企んだ。
人間に化けることはもちろん、体毛をロープのようにして相手を縛り上げたり、顔を巨大化させて相手を飲み込んだりすることもできる。
鬼太郎を飲み込んだが、体内から生気を吸われて衰弱死した。
猫仙人 (マガ)
(ねこせんにん)
登場作品:「猫仙人」
シリーズ:少年マガジン
猫づかの奥で千二百年も生き続けていた仙人。自らの肉体と魂を分離し、肉体を冷凍保存。魂は猫の中に入れて、肉体を守らせていた。無数の猫を操る他、腕をどこまでも伸ばして相手を追い詰めたり、体を桶のようにして相手を閉じ込めたりすることができる。
道路工事で猫づかが取り壊されそうになったことに怒り、猫の大集団で村を占領した。その後鬼太郎との戦いで一度は敗れるが、魂を村の少年に入れて支配し、鬼太郎に近付く。しかしそれを見抜いた鬼太郎に魂金しばりの術をかけられ、漬物石の中に魂を封じられた。
ネコ仙人 (最新)
(ねこせんにん)
登場作品:「再生妖怪軍団の反撃! の巻」他
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
妖怪香呂に火を点けたことで蘇った妖怪の一人。他の妖怪達とともに鬼太郎を取り押さえたが、香呂の火を消されて消滅した。
また、悪の妖怪達が集まった大集会にもその姿が確認できるが、これが生前の姿なのか、あるいは別固体なのかは、よく分からない。
→おりたたみ入道 (最新)/ うぶめ (最新)/ たんたん坊 (最新)/ かまなり (最新)/ 白山坊 (最新)/ ぶるぶる (最新)/ 水虎 (「再生妖怪軍団の反撃! の巻」)/ 二口女 (最新)/ 雪女 (最新)/ 雪ん子 (最新)/ 輪入道 (「再生妖怪軍団の反撃! の巻」)/ おどろおどろ (最新)/ 天邪鬼 (最新)/ 赤舌 (最新)/ 夜叉 (最新)/ 雪男 (「再生妖怪軍団の反撃! の巻」)
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猫ダコ
(ねこだこ)
登場作品:「手長足長」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
手長足長に猫のようにされたタコ。猫の頭にタコの足が生えており、ねずみ男に捕まって見世物にされていた。三味線を弾くことができる。
最後はタコに戻ったが、その姿はどう見ても猫だった。謎である。
猫なで婆
(ねこなでばばあ)
登場作品:「ベルサイユの化け猫」
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
ベルサイユ宮殿に現れた妖怪の一人。スペイン出身であるらしい。
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猫の霊
(ねこのれい)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
地獄へ送られる道すがら、水木達と一緒になった猫の霊。三途の川を渡る船賃を持ってきてなかったため、仕方なく泳いで渡った。
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猫又 (雪姫)
(ねこまた)
登場作品:「雪姫ちゃん登場」
シリーズ:雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎
→三毛
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猫又 (新編)
(ねこまた)
登場作品:「妖怪猫ショウ」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
尾が二つに分かれた猫の妖怪。博士が五十年かけて完成させた『若返り法』という論文を食べて胃の中で解読し、他者の生気を吸うことで若返る方法を身につけて、猫又より一ランク上の「猫ショウ」となった。
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猫又 (新ゲ)
(ねこまた)
登場作品:「猫町切符」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
竹薮の中の穴の奥に住んでいる巨大な化け猫。葉巻を咥えて大きな椅子に座っており、猫町キップを発行して人間を猫に変えることができる。
人間の蒸発が増えると猫も増えるという謎を解明しようとした鬼太郎とねずみ男を猫に変え、彼らの超能力ではどうにもならないことを分からせた。
猫又駅の駅員
(ねこまたえきのえきいん)
登場作品:「猫町切符」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
猫町線の終点・猫又駅の駅員。駅員姿の二足歩行の猫で、乗客の切符を確認して手ぬぐいを渡す。
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猫娘 (続ゲ)
(ねこむすめ)
登場作品:「猫娘」
シリーズ:続ゲゲゲの鬼太郎
怪奇女子大不思議学科に在籍中の、鬼太郎の幼馴染。鬼太郎の家に住むことになったため、やはり鬼太郎と住んでいたねずみ男と争いになる。
始末屋に頼んでねずみ男を始末しようと企んだが、相手の方が一枚上手だったため、逆に始末されてしまった。
猫娘 (スポ)
(ねこむすめ)
登場作品:「野球の巻(野球狂の巻)」
シリーズ:スポーツ狂時代
墓の下高校の野球部の一人。お下げ髪で、やはりねずみ男とは仲が悪い。
→墓の下高校の妖怪/ 墓の下高校の野球部/ 安/ なまはげ (スポ)
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猫娘 (夜話)
(ねこむすめ)
登場作品:「吸血鬼と猫娘」「地獄の散歩道」/「鬼太郎夜話」
シリーズ:貸本/ガロ
寝子の別称。決して本名ではないはずだが、地獄の新しい住居の表札に書かれていたのは、なぜかこちらだった。
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猫娘 (マガ)
(ねこむすめ)
登場作品:「猫娘とねずみ男」「妖怪大裁判」
シリーズ:少年マガジン
鬼太郎の知り合いの妖怪で、調布の中華蕎麦屋の横の神社の下に住んでいる。普段は少女の顔をしているが、魚やネズミを見ると猫の顔になり、牙を剥いて襲いかかる。悪さが過ぎたねずみ男をこらしめるため、鬼太郎に担ぎ出された。
その後「妖怪大裁判」で再登場した時はなぜか敵側に回り、他の妖怪達とともに鬼太郎を襲った。
ちなみに、頭にリボンがつくのは再登場以降である。
猫娘 (挑戦)
(ねこむすめ)
登場作品:「地上絵の秘密」
シリーズ:鬼太郎挑戦シリーズ
鬼太郎の仲間。お下げ髪で、魚と見るとすぐに手掴みで丸齧りにする。
美女集団誘拐事件を調べにインカへ向かった鬼太郎達に同行し、事件解決後、彼らが美女達に揉まれた際には、一緒になって美女のキスを受けていた。
ネズミ
(ねずみ)
登場作品:「あかなめ」
シリーズ:週刊少年サンデー
あかなめと共存共栄の関係にある動物。あかなめとともに地上に現れ、集団で人間を襲った。
太古の植物の力によって東京が森になると、自然に消えていった。
→ゴキブリ/ あかなめ (「あかなめ」)/ ハエ
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根津見
(ねずみ)
登場作品:「ガマ妖怪」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
怪談館という出版社で編集のアルバイトをしていたねずみ男が使っていた名前。本名かどうかはかなり疑わしい。
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ねずみ男 (マガ)
(ねずみおとこ)
登場作品:「ゆうれい電車」他
シリーズ:少年マガジン
人間と妖怪の間に生まれた半妖怪。その本格的な初登場は「ゆうれい電車」からだが、それ以前にも「地獄流し」や「おばけナイター」で妖怪の群れの中にエキストラとして混じっている。初期の頃は髭がなく、「吸血鬼エリート」のエピソードになってようやく髭が見られるようになるが、コマによってはなぜか生えてない時もあった。
三百年も生きており、「オベベ沼の妖怪」枠外にある「ねずみ男の生いたち」によれば、その間一度も風呂に入ったことがないとあるが、「峠の妖怪」ではすでに入浴シーンが公開されている。しかし不潔なことには変わりなく、口臭で相手を気絶させたり、ロケット噴射のような強力な屁を放ったりといった各種汚い能力を持つ。またその身に着けているマントも相当なもので、これを被せられた皿小僧が一時的に気を狂わせたほどである。ちなみにこのマントは、広げるとパラシュートの代わりになる。他には特にこれといって大きな能力は無いが、「妖怪大統領」では鬼太郎のチャンチャンコが背中に張り付いたため、髭を毛針のように発射するという術を披露していた。
怪奇愛好という性格から妖怪城の封印を解いて一騒動起こしたこともあったが、どちらかといえば金や地位を得るために周囲に迷惑をかけることの方が多く、鬼太郎を裏切って敵の側についたり、鬼太郎の名を出して妖怪退治の謝礼をせしめたりといったお馴染みの行為はこの頃から目立ってくる。また「猫娘とねずみ男」ではインチキ商売で老人から金を巻き上げ、閻魔大王から退治令まで出された。
ネズミというだけあって生まれつき猫には弱く、こうもりねこに出くわした時も一目散に逃げ出している。しかしその反面、懐にマタタビを忍ばせておくという猫対策もしっかりおこなっている。
そんなねずみ男だが、日本での活躍が終わると、今度は鬼太郎や目玉とともに南の島へ渡り、そこで酋長に取り入って性保安官という職に就いた。しかし革命が起きて酋長が失墜。彼もまた終身刑になった。
なお、別冊少年マガジン掲載「おどろおどろ対吸血鬼」に登場した時に限り、ストーリーが貸本版の流用であるため、シリーズ内の他作品とは若干設定を異ならせている。
→ねずみ男 (貸本)/ ねずみ男 (サン)/ ねずみ男 (ベト)/ ねずみ男 (旅行)/ 鬼太郎 (マガ)/ 目玉 (マガ)/ ねずみ男 (ガロ)/ ねずみ男 (死神)/ 猫娘 (マガ)
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ねずみ男 (ベト)
(ねずみおとこ)
登場作品:「鬼太郎サイゴンへ行く」他
シリーズ:鬼太郎のベトナム戦記
鬼太郎とともにベトナム戦争に参加した妖怪の一人。口臭やビンタで米兵と戦い、ゲバラに扮して解放軍の士気を高めたりしたが、最後は政府軍の猛攻を受けて白旗を掲げようとした。
→ねずみ男 (貸本)/ ねずみ男 (サン)/ ねずみ男 (旅行)/ ねずみ男 (マガ)/ ねずみ男 (ガロ)/ ねずみ男 (死神)/ 鬼太郎 (ベト)/ 目玉 (ベト)/ 子なき爺 (ベト)/ 砂かけ婆 (ベト)/ 山びこ (ベト)
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ねずみ男 (死神)
(ねずみおとこ)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
鬼太郎同様ニューギニアの島で暮らしていたが、鬼太郎にくっついて日本に帰国。怪奇が原に城のようなものを建て、ドラキュラや狼男と「日本沈没破滅滅亡教」を結成し、その教祖に納まった。さらにサタンの側につくことで日本国臨時大統領にまでなったが、サタン達が鬼太郎に敗れると日本にいられなくなり、再度鬼太郎にくっついてニューギニアへ戻っていった。
→ねずみ男 (貸本)/ ねずみ男 (マガ)/ ねずみ男 (ベト)/ ねずみ男 (サン)/ ねずみ男 (ガロ)/ ねずみ男 (旅行)/ 鬼太郎 (死神)/ おやじ (死神)/ 狼男 (死神)/ ドラキュラ (死神)
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ねずみ男 (サン)
(ねずみおとこ)
登場作品:「釜なり」他
シリーズ:週刊少年サンデー
自称妖怪大学怪奇学科卒の妖怪インテリ。生きてきた年数は三百年から三百六十年に増えており、インチキ商売の手も込んできている。武器は相変わらず屁と口臭だが、その総力を結集させて放たれる最後っ屁は強烈で、浴びた鬼太郎はおろか、ねずみ男自身も力を出し切って気絶してしまったほどである。また普通の屁でも圧縮すれば凄まじい爆発力になることが判明。もっとも当人は妖怪と人類のために、それだけは使用しないことにしているらしい。
半分人間の血が混じっているが、当人曰くこれを人に言うのはタブーとのことである。しかし妖怪エネルギーを吸い取るふくろさげに襲われた時も、このおかげで半分吸われただけで助かっている。
妖怪アパートに住む猫子とは相性が悪く、ピーの仕業で吸血鬼になった時ですら、牙を剥かれて慌てて逃げていた。
そんなねずみ男の最大の栄誉は、鬼太郎の手柄を自分のものと偽って、見事勲三等をせしめたことだろう。「勲章ってだいたいこんなふうにしてもらうもんじゃないかな」と満足げに語っている。
→ねずみ男 (貸本)/ 吸血鬼ねずみ男/ 猫子/ ねずみ男 (ベト)/ ねずみ男 (旅行)/ ねずみ男 (マガ)/ 目玉 (サン)/ ねずみ男 (ガロ)/ ねずみ男 (死神)
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ねずみ男 (旅行)
(ねずみおとこ)
登場作品:「獏」他
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
鬼太郎の仲間。世界の妖怪を退治しようと考える鬼太郎に協力して筏を調達したが、その魂胆はやはり金儲けにあったようである。砂妖怪やゴーゴンと組んで悪事を働いたり、ブードーの秘曲を盗んでエライ目にあったりもしたが、一方で敵との交渉では大活躍した。
名曲「タムシの歌」を披露している。
→ねずみ男 (貸本)/ ねずみ男 (サン)/ ねずみ男 (ベト)/ 溶けたねずみ男/ ねずみ男 (マガ)/ ねずみ男 (ガロ)/ ねずみ男 (死神)/ 鬼太郎 (旅行)/ 傘化け (旅行)/ 子なきじじい (旅行)/ 一反木綿 (旅行)/ ぬりかべ (旅行)
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ねずみ男 (ガロ)
(ねずみおとこ)
登場作品:「鬼太郎夜話」
シリーズ:ガロ
貸本版のリメイク作品に登場するねずみ男。デザインはマガジン版のそれに近くなっている。
人狼と組んで鬼太郎を亡き者にしようとしたが、逆に殺されかけ、命を助けてもらう代わりに、幽霊屋敷で留守番させられることになった。
→ねずみ男 (貸本)/ ねずみ男 (マガ)/ ねずみ男 (サン)/ ねずみ男 (ベト)/ ねずみ男 (旅行)/ ねずみ男 (死神)/ 鬼太郎 (ガロ)/ ニセ鬼太郎 (夜話)
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ねずみ男 (貸本)
(ねずみおとこ)
登場作品:「下宿屋」他
シリーズ:貸本
魔人ドラキュラの四代目の下男をしていた妖怪。登場した当初は文字通りネズミそっくりの顔をしていたが、次第に面長になっていった。ドラキュラの死後は吸血木を育てたり、ニセ鬼太郎と一儲けを企んだりしたが、一方で事あるごとに鬼太郎と対立し、その都度喧嘩している。そして「鬼太郎夜話」の終盤では殺し合いにまで発展したが、相手の神通力を前に完全敗北し、鬼太郎親子の奴隷となった。もっともその後は何事もなかったかのように、時には喧嘩相手として、時には協力者として、普通の(?)付き合いを続けている。
たいそう不潔で、常にボロを身にまとい、向こう十年の間歯も磨いてない。さらにその屁には殺傷能力すらあり、口臭だけでも相手を気絶に追いやることができる。また血には不死の能力が備わっており、人間に輸血すればたちどころに若返るが、さすがに当人もこれを商売にする気はないらしい(普通の血として血液銀行に売ってはいたが)。
なお、鬼太郎のこれまでの生い立ちがダイジェストで描かれた「おかしな奴」の冒頭では、その出会いの形が変わっており、鬼太郎が七歳になった時に突然現れて付き合いを始めたことになっている。そこでは怪奇大学不潔学科卒、なまけ博士号修得などと言っているが、「ボクは新入生」では卒業証書を持ってないことから嘘と判断されている。
→鬼太郎 (貸本)/ 目玉 (貸本)/ 魔人ドラキュラの四代目/ 吸血木 (夜話)/ ニセ鬼太郎 (夜話)/ 人狼 (貸本)/ ねずみ男 (サン)/ ねずみ男 (ベト)/ ねずみ男 (旅行)/ ねずみ男 (マガ)/ ねずみ男 (ガロ)/ ねずみ男 (死神)
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ねずみ男族
(ねずみおとこぞく)
登場作品:「母を求めて地獄旅」
シリーズ:鬼太郎地獄編
ねずみ男の一族で、人間界と地獄の中間に固まって住んでいる。義理人情という言葉とは無縁に生きているが、親子愛の深さは他の種族と変わりなかった。
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ねずみ男族の老人
(ねずみおとこぞくのろうじん)
登場作品:「母を求めて地獄旅」
シリーズ:鬼太郎地獄編
ねずみ男族の集落に住む老人。故里にやってきたペケペケ(ねずみ男)に気づき、ペケペケの母親であるマミのもとまで連れて行った。会話の内容から見て、ペケペケとの血縁関係はなさそうである。
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ねずみ男竹
(ねずみおとこだけ)
登場作品:「妖怪万年竹」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
妖怪万年竹に生気を吸い取られたねずみ男が妖怪竹になったもの。人間の生気を奪うついでに、財布まで奪っていた。
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ねずみ男の子供
(ねずみおとこのこども)
登場作品:「かくれ蓑」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
ねずみ男と天狗の女が交わってできた双子の子供。ねずみ男に天狗の鼻を生やしたような顔をしており、二人してねずみ男を迎えに来た。
もっともこれはすべて夢の中での出来事だったようである。
→天狗の女
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ねずみのような象
(ねずみのようなぞう)
登場作品:「運命」
シリーズ:続ゲゲゲの鬼太郎
アラシ博士の変身粉末によって、人間が小さなゾウになったもの。ただし博士はゾウを小さくしただけだと言っていた。
鬼太郎に還元剤を飲まされて元に戻った。
ネズミの霊
(ねずみのれい)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
ネズミ捕りにかかって死んだネズミの霊。地獄へ送られる道すがら、水木達と一緒になった。
水木に踏まれた。
寝太郎
(ねたろう)
登場作品:「ミステリーサークルの謎をとけの巻」他
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
ムーの国の王子。総理大臣に国を乗っ取られると、すぐに鬼太郎に助けを求めるため、創造主の体から作られた首飾りを持って地上に脱出した。
当初は鬼太郎そっくりの姿でエンバンのような卵形の物体に入っており、出てきた途端に人間に殴られたためか、毛針や指鉄砲といった鬼太郎と同じ術で鬼太郎達を攻撃。手洗鬼に踏み潰されると、自分は幽霊族の末梢だと名乗り、地下世界をさまよってついに楽園を見つけたものの、その時には仲間はすでに絶滅。しかもムーの連中がその楽園を奪い、地上にも魔手を伸ばそうとしているという事情を告げ、息絶えた。
その後は液体となって壺に入り、凶王襲撃の際には独りでに動いて鬼太郎を助けるなど活躍。その後再生液の効果で復活し、鬼太郎似の赤ん坊(ただし普通に立って歩き、話せる)という新たな姿を得る。見た目は赤ん坊であるが、一応鬼太郎の兄ということになっている。
正体が明らかになったのは地下世界に降り立ってからのことで、その素顔はムーの国王によく似たものであった。ただし目玉は早くから正体に気付いており、王子が敵に狙われることを恐れて、敢えて全員を騙していたらしい。事件が解決すると、改めてムーの王子として、地上に帰る鬼太郎達を見送った。
なお、目玉が寝太郎の正体を知ったのは、タイミングから考えれば、寝太郎の残した手紙を読んだ時だと思われる。そこには真実が書かれていたが、寝太郎の命が尽きてないことと、今後ムーとの戦いが始まることを予期した目玉は、寝太郎を「幽霊族」という素性のままで押し通すことにした――ということが推測される。ただし劇中に手紙の文面は直接出てこず、これらはあくまで一つの可能性に過ぎない。
さらに寝太郎の正体が明らかになる以前は、「鬼太郎と同じ術を使う」「液状になって生きている」「鬼太郎と同じ体質なので、肉体の形を変えられる」など、あくまで幽霊族的な面が強調されている。こうした点を踏まえて考えるに、おそらく終盤で意外な展開を狙い、キャラ設定が変わったと見るのが妥当だろう。
ちなみに「寝太郎」という名前は、彼の死に際に目玉が発した「するとおまえは寝太郎!!」という台詞に由来する。もちろん彼が幽霊族というのは嘘なので、本名は寝太郎ではない。しかし目玉が手紙を見る前から飛び出した「寝太郎」という名前と、何の根拠もないのにいきなり寝太郎を兄扱いする鬼太郎の姿は、どうやら王子とは別に寝太郎という名の幽霊族がいるのではないかとの邪推を起こさせてならない――が、鬼太郎作品というのは割と設定がいい加減だという事実も、敢えてここに併記しておく。
根津見男
(ねづみおとこ)
登場作品:「わんたん妖怪」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
ねずみ男が自分の名刺に書いていた名前。おそらくただの当て字である。
なお、肩書きは「化物専門解決業」になっている。