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ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大事典 (現在の登録数:1310) |
編集者:雪達磨 |
か |
蛾
(が)
登場作品:「白山坊」
シリーズ:少年マガジン
砂かけばばあの放ったヒメバチが白山坊に注射した蛾の卵から孵ったもの。白山坊の内臓を食べ尽くして成虫になり、そこからなぜかサナギになった後で、巨大な蛾となって飛び去っていった。
成虫には口がないので、すぐに死ぬ。
怪気象の中の妖怪
(かいきしょうのなかのようかい)
登場作品:「朧車」
シリーズ:週刊少年サンデー
怪気象の中に住む妖怪達。ぐわごぜを総理大臣として調布市一帯を埋め尽くしてしまった。
→カサちゃん/ 人魂プロパンの業者/ ぼたんどうろうの客引き/ おばけマガジンの編集者/ アンパンみたいなおばけ/ 蛇骨ばばあ (「朧車」)/ ブリガドーンの中の妖怪/ カロリーヌ (マガ)/ 川赤子 (マガ)/ ぐわごぜ (マガ)/ 野寺坊 (マガ)/ 一つ目ちゃん (貸本/マガ)/ 朧車 (マガ)
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ガイコツ (国盗り)
(がいこつ)
登場作品:「鬼太郎ムーの国への巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
ヒザマの部下である骸骨の集団で、額に独特の模様がある。
主な仕事は鞭を振るって村人を働かせることで、逃げ出した村の少女を追跡中に鬼太郎一向と遭遇。ねむり玉で眠らせて村に運び、妖力封じの岩の上に縛り上げて動きを封じたが、目玉が鬼太郎を解放すると形勢逆転。逆に一網打尽にされてしまった。
ガイコツ (旅行)
(がいこつ)
登場作品:「決闘コロセウム」
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
狼男の子分。フードをかぶり鎌を持った、どちらかといえば死に神に近い姿をしている。集団で二人暮しの母娘を脅かし、家を追い出して占領した。
コロセウムで鬼太郎に手の神経をやられて撃退されたが、骨の手のどこに神経があったのかは謎である。
→ヒトダマ (旅行)/ 狼男 (「狼男とゴーゴン」)/ ラークサーハ/ おどるがいこつ/ 死霊使いの女 (旅行)
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ガイコツガラス
(がいこつがらす)
登場作品:「ベアード」
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
頭部が人間の頭蓋骨状になったカラスの妖怪。ロケットの入った隕石を見張っており、近付く者がいるとベアードに知らせる役目を持っている。
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ガイコツ船長
(がいこつせんちょう)
登場作品:「幽霊海賊船と妖力船ゲゲゲ号の対決の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
空を行く幽霊海賊船の船長で、顔はサンデー版に登場した死神に似ている。鬼太郎達の乗る天空船を落とそうと考えたムーの総理大臣に九十万円で雇われ、空軍として鬼太郎一行を襲った。
好戦的な性格で、手にした刀には魔力が備わっており、巨大な砂漠ザメをも真っ二つにしてしまう。鬼太郎との一騎打ちを望み立ち向かうも、腕を切り落とされ、その後の再戦では体内電気を浴びてあっさり敗北。死を覚悟したが、鬼太郎の「ボクは殺し合いにきたわけではない」という言葉に感動し、ムーを裏切って引き上げていった。
ガイコツベビー
(がいこつべびー)
登場作品:「魔人軍団奇襲の巻」他
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
ムーの総理大臣の配下で、骸骨のような風貌の赤ん坊の妖怪。悪知恵に長けており、地上征服に邪魔な鬼太郎を倒すため、地上に現れて金の力でねずみ男を仲間に引き入れる。その後ムーから陸軍大臣に任命されるも、鬼太郎の活躍で作戦が次々と失敗に終わり、死刑を覚悟。だがそれを哀れんだ鬼太郎達に助けられたため、ムーを裏切り、鬼太郎の味方についた。
口からベビーパウダーを吹くことで、相手を失神させたり、空に向かって目印を上げたりする。またカラスのヘリコプターに似たコウノトリのユリカゴヘリコプターを飛ばす、妖怪爆弾なるものを発明するなど、技術的な能力も持ち合わせている。さらにその頭脳を生かしてムーの王と妃を牢から救い出したり、悪魔リニューを岩の下敷きにするなどの活躍も見せた。
最後は創造主の体内に爆弾をセットするため決死隊に参加。爆弾のタイマーを最後まで守り抜こうとした鬼太郎の役目を自ら受け、創造主とともに爆発した。しかしボロボロになりながらも生き延び、地下世界を去る鬼太郎達の見送りに姿を見せ、ムーの復興に力を貸すことを約束した。
→創造主/ 総理大臣/ 歯痛殿下/ 金霊/ 大口/ 怪植物/ おどろ砂/ ラグレシア
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怪獣 (死神)
(かいじゅう)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
兵太の回想シーンに出てくる地獄の怪獣。ゾウのような長い鼻を持つ。
兵太の仲間を食べたようだが、具体的に誰を食べたのかははっきりしない。
怪獣 (新ゲ)
(かいじゅう)
登場作品:「UFO宇宙突撃隊」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
女王星と敵対する小惑星の人が、移送機の実験に用いた生物。一つ目の馬のような姿をしており、移送機で遠くへ送られていった。
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怪植物
(かいしょくぶつ)
登場作品:「ミステリーサークルの謎をとけの巻」「魔人軍団奇襲の巻」他
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
ムーが地上の妖怪を滅ぼすために、鬼太郎の家周辺に送り込んだ植物の妖怪。耳が痒くなるような音を発して相手の攻撃を誘い、倒されると口から大量の妖気を吐いて「大口現象」を引き起こす。またその根は中が空洞になっており、これを伝っていくと、モグラ人間の住む地下世界に下りることができる。
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怪物 (死神)
(かいぶつ)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
地獄に住む虫のような怪物。その姿は『益田家本地獄草子乙巻』にある「神虫」に似る。
プルトーの宮殿から逃げ出した水木達の前に現れ、章吉やサチコを食べてしまった。
怪物 (国盗り)
(かいぶつ)
登場作品:「謎の怪物とロボット鬼太郎の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
日本を半分よこせという要求を日本政府に無視されたムーが、実力行使のために送り込んできた怪物。巨大なアンモナイトの殻のような形をしており、電波ジャックやビルへの体当たりなどをおこなった。なお、劇中では「妖怪玉」とも呼ばれる。
もともとはムーが干物や茹蛸、鼈甲といった海産物の死物に残っている霊を「霊融合」させて生み出したもので、近代兵器は一切通じず、妖怪の念力に対しても相当な抵抗力を持つ。
一体だけでも強力なのに、それが三体も現れて東京を襲ったが、ムーの海底基地に一時戻ってきたところを、妖怪爆弾でまとめて爆破された。
→ボゼ/ ロボット (国盗り)/ カニ人/ 妖怪玉
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怪木
(かいぼく)
登場作品:「ミステリーサークルの謎をとけの巻」「魔人軍団奇襲の巻」他
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
「怪植物」の項を参照
→怪植物
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海竜
(かいりゅう)
登場作品:「百鬼夜行軍団登場! の巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
日本海に棲む龍の妖怪。かなりの実力の持ち主であるらしく、夜行衆にスカウトされて、ぬらりひょんの部下になろうとしていた。
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鏡獅子
(かがみじし)
登場作品:「ペナンガラン」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
江戸時代に悪事を働いて封印された獅子の妖怪。額に貼られていた魔除けの札を剥がされて三百年ぶりに蘇り、銀行強盗をした。
目から出す光で相手を催眠術にかけ、自分自身を攻撃させる。また頭はダイヤモンドよりも硬く、頭突きによってダメージを与えることもできる。
しかしその正体は、獅子頭の中に住み着いた東南アジアの妖怪ペナンガランだった。
鏡爺
(かがみじじい)
登場作品:「鏡爺」
シリーズ:少年マガジン
奈良県の山奥に住む妖怪。鏡の中に自由に出入りすることができ、相手の姿を奪う力を持つ。老人の姿をしているが実体はなく、本体は人魂のような形をしている。
いやらしい性格で、美少女を見ると姿を奪って鏡の中に閉じ込めてしまう。姿を奪われた者は透明人間のようになってしまうが、鏡を壊せば鏡爺は死に、元に戻ることができる。鬼太郎も姿を奪われたが、この方法でどうにか鏡爺を倒すことに成功した。
蛇骨婆や団三郎だぬきとは知り合いであるらしい。
餓鬼 (「最後の出会い」)
(がき)
登場作品:「最後の出会い」
シリーズ:鬼太郎地獄編
餓鬼道に落ちた亡者のなれの果て。常に飢えており、迷い込んできた者を食べてしまう。いちおう食事も支給されているが、それは夜行さんがその場で殺した他の餓鬼の肉である。
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餓鬼 (「血戦三途の川」)
(がき)
登場作品:「血戦三途の川」
シリーズ:鬼太郎地獄編
奪衣婆に呼び出された十鬼の一人。十人の中では唯一識別できる鬼で、水木しげる氏描くところの餓鬼と同じ顔をしている点からそれと分かる。
→十鬼/ 怪鬼/ 蠱毒鬼/ 伝送鬼/ 涙鬼/ 魎鬼/ 視S/ 役使鬼/ 魅鬼/ 魃鬼
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角
(かく)
登場作品:「妖怪王将戦」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
玉が率いる将棋軍団の主力の一人。日本妖怪を蹴散らしていったが、鬼太郎に背中にしがみつかれて持ち駒にされ、やはり主力である飛車を打ち落とそうと飛びかかり、双方とも粉々に砕けた。
→玉/ 飛車/ 将棋軍団/ 銀将/ 桂馬/ 香車/ 歩/ と
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影くい猫
(かげくいねこ)
登場作品:「影くい猫」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
猫神博士がエジプトの古墳から東京に持ち帰ってきた霊猫。影を食べて生きており、もともとジャングルだったエジプトを砂漠に変えてしまった張本人とされている。
擬態によって姿を消しながら東京中の影を食べ尽くし、さらに夜の闇までも食べて巨大に成長したが、体内に潜り込んだ鬼太郎に爆弾を仕掛けられて吹き飛んだ。
元興寺
(がごぜ)
登場作品:「ふしぎな妖怪元興寺の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
鬼太郎を倒すためムーに雇われた妖怪。常に三味線を持っており、その音色でコードに麺類、木の根に髪の毛と、あらゆる細長い物を自在に操る。さらに巨大な糸の塊になって相手に襲いかかることもでき、こうなると鬼太郎の毛針も通用しない。
その正体は三味線の化けたもので、目玉親父に本体である三味線を燃やされて灰になった。
→ホース/ コード/ そば/ ナワとびのナワ/ ツナひきのツナ/ 鉄条網/ バキュームカーのホース
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カサちゃん
(かさちゃん)
登場作品:「ボクは新入生」/「朧車」
シリーズ:貸本/少年マガジン
ブリガドーン(マガジン版では怪気象)の中に住む妖怪の一人。その名のとおり唐傘の妖怪で、漫画化水木の娘・花子と仲良しになった。
→おばけマガジンの編集者/ アンパンみたいなおばけ/ ぼたんどうろうの客引き/ 人魂プロパンの業者/ お化けタイムの編集者/ 怪気象の中の妖怪/ ブリガドーンの中の妖怪/ 一つ目ちゃん (貸本/マガ)
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傘化け (旅行)
(かさばけ)
登場作品:「ベアード」「ブードー」
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
鬼太郎の仲間。鬼太郎達が世界に旅立って、日本に悪い妖怪がはびこるようになったため、それを知らせにわざわざエジプトまで飛んできた。
その後ケニヤでねずみ男とともに神の秘曲を盗み、帰国後贅沢な生活を送っていたが、ねずみ男と違ってなぜかお咎めはなかった。
傘化け (雪姫)
(かさばけ)
登場作品:「妖怪傘化け」
シリーズ:雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎
百年を経たボロ傘が超能力を持ち妖怪になったもの。空を飛び回りながら子供を蹴飛ばしたり、目から発する噴射熱で村を焼き払ったりと悪事を働き、退治に乗り出した鬼太郎と雪姫の攻撃を逆噴射と逆催眠で弾き返した。
しかし雪姫に放った噴射熱を鏡ではね返されて火傷し、それによって弱点が発覚。最後は鬼太郎の用意した手鏡で自身に噴射熱を直撃させ、燃え尽きた。
傘化け (新編/地獄)
(かさばけ)
登場作品:「妖怪危機一髪」他/「母を求めて地獄旅」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎/鬼太郎地獄編
鬼太郎の仲間の妖怪。エキストラの中ではさりげなく最も出番が多い。
→あかなめ (新編)/ 油すまし (新編/地獄)/ 山びこ (新編/地獄)/ 牛鬼 (新編/地獄)
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傘化け (サン)
(かさばけ)
登場作品:「傘化け」
シリーズ:週刊少年サンデー
一つ目一本足の唐傘の妖怪。相当な実力の持ち主で、傘を回転させて敵の攻撃を跳ね返し、その角でノコギリのように相手を切り裂く。また催眠術で目を回させることもできる他、目から発する熱線で何でも燃やしてしまう。
ねずみ男にそそのかされて鬼太郎のチャンチャンコを奪い、松下電気の長男・幸太郎に化けてその地位を乗っ取ったが、再度挑戦しにきた鬼太郎に熱線を放ったところを鏡ではね返され、燃え尽きた。
傘化け (マガ)
(かさばけ)
登場作品:「妖怪大裁判」「妖怪反物」
シリーズ:少年マガジン
百々じじいに手を貸した妖怪の一人。裁判の傍聴席で騒いだ後は、他の妖怪達とともに鬼太郎を襲った。
その後「妖怪反物」では鬼太郎の仲間として再登場し、中国妖怪に挑むも、返り討ちにあってボロボロになっていた。
カサやん
(かさやん)
登場作品:「電気妖怪」
シリーズ:少年マガジン
ゲゲゲの森に住む一つ目一本足の唐傘の妖怪。足に人をつかまらせ、傘を回転させて空を飛ぶことで、ヘリコプター代わりになることができる。「カサやん」とはあだ名で、おそらく傘化けのことだろう。
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火車 (サン)
(かしゃ)
登場作品:「逆モチ殺し」
シリーズ:週刊少年サンデー
成仏できない迷える魂が変化した妖怪。葬列を襲って死体を奪い、そこから魂を取って仲間を増やそうとする。目玉親父が鬼太郎に戦うのを反対するほど恐ろしい相手で、かなわぬ敵がいれば瞬時にその肉体に魂を移し変えて乗っ取り、邪魔者は餅に搗き込んで食べてしまう。
鬼太郎の体を乗っ取り、目玉親父を「モチ殺し」の方法で食べようとしたが、目玉親父の「逆モチ殺し」に遭い倒された。
火車 (国盗り)
(かしゃ)
登場作品:「妖怪金霊あらわるの巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
金霊のばら撒いた金に込められた、人や妖怪を金の亡者に変える妖気を受けて、心を狂わせた妖怪の一人。他の妖怪達とともに、金霊を退治しに現れた鬼太郎一向を襲った。
→もうりょう (国盗り)/ 見上げ入道 (国盗り)/ 皿小僧 (国盗り)
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ガシャドクロ (地獄)
(がしゃどくろ)
登場作品:「閻魔危うし! 白骨軍団」
シリーズ:鬼太郎地獄編
巨大な骸骨の妖怪で、強力な呪気を発する呪いの壺をエネルギー源にしている。盗まれた壺を追って地獄へやってきたが、もともと死者の待遇を受けているので、地獄への出入りは自由にできるらしい。
壺のついでにドラキュラ達を捕えて、地上へ戻っていった。
また世界観を共有している「新編ゲゲゲの鬼太郎」シリーズにも、温泉旅館の経営者である同じ名前の妖怪がいるようだが、同一人物かどうかは定かではない。
→白骨軍団/ デーモン小暮/ 狼男 (地獄)/ がしゃどくろ (新編)/ ドラキュラ (地獄)/ バンパイヤ
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がしゃどくろ (最新)
(がしゃどくろ)
登場作品:「大妖怪がしゃどくろ復活の巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
富士の青木ヶ原樹海で死んだ人間達の恨みが集まってできた、巨大な骸骨の妖怪。骨に小便をかけた少年・山田健太に取り憑き、いじめによる自殺に追い込もうとした。
一度は鬼太郎にバラバラにされたが、再生して町を襲撃。人間を食べて骨に変え巨大化していったが、妖怪ロープで捕えられ、妖怪カーのガソリンとつるべ火の炎で火葬にされた。
口から悪臭を吐く。
がしゃどくろ (新編)
(がしゃどくろ)
登場作品:「石妖」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
骨川温泉(がしゃどくろおんせん)でがしゃどくろ旅館を経営している妖怪。ディナーにはフランスの骨料理(どくろりょうり)などを出してくれるが、料金を払えない客は容赦なくボコ殴りにする。
ねずみ男も旅費を石妖に騙し取られたため、頭を瘤だらけにされた。
ちなみに名前だけの登場である。
ガジュマルの精
(がじゅまるのせい)
登場作品:「ガジュマルの精あらわる!?の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
沖縄のガジュマルの林に住む妖怪で、その姿は妖怪画にある松の精霊に似る。ガジュマルの木で寝ていた鬼太郎一行から家賃二千円を取ろうとしたが、逆に殴られて怒り、寝太郎、砂かけ婆、子泣き爺の三人にガジュマルの樹液を飲ませて、ガジュマルの木に変えてしまった。
相手の心を読む「他心通の術」を使って鬼太郎の攻撃を次々と予測し回避。さらにこの世で唯一妖怪を殺すことのできる魔剣「雷光剣」と、部下である無敵十人衆を使って鬼太郎達を苦しめた。しかしねずみ男の下品な心を読んで気分を悪くし、逆立ちして他心通を中断したところを、鬼太郎の指鉄砲で倒された。
その後埋葬されたが、一年もすれば再生するようである。
火星人
(かせいじん)
登場作品:「火星人現る」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
火星に住む生物。かつては平和に暮らしていたが、ある者が発明した強力な爆弾の特殊光線によってミイラ化し、ゴミのようになって火星の表面にへばりつくだけの存在となっていた。
火星の石として地球に運ばれ、研究員の血によって復活。食料となるエネルギーを得るため人間を襲い、次々と吸い込んで大きくなっていったが、鬼太郎を吸い込んでその強力なエネルギーにあたり、逆に消化されてしまった。
風ほうこう
(かぜほうこう)
登場作品:「ほうこう」
シリーズ:少年マガジン
四つに分裂したほうこうの一体。台風のようになって回転し、相手を倒す戦法を取る。
鬼太郎に投げとばされて地ほうこうと衝突し、地ほうこうを風化させるとともに、自らもエネルギーを出し切って消滅した。
→水ほうこう/ 火ほうこう/ 地ほうこう/ ほうこう (マガ)
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火前坊 (新編)
(かぜんぼう)
登場作品:「死霊軍団」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎の仲間。痩せこけた僧の姿をしており、口から炎を吐く。
つるべ火とともに炎を吐いて死霊を灰にしたが、相手の再生能力の前では無駄なことだった。
火前坊 (最新)
(かぜんぼう)
登場作品:「妖怪 本所七ふしぎの巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
総大将ぬらりひょんが主催した大集会に姿を見せた妖怪の一人。小さすぎて別人のような顔になっている。
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火前坊 (死神)
(かぜんぼう)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。微妙に元の絵と顔つきが変わっている。
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合体したわいらとサガリ
(がたいしたわいらとさがり)
登場作品:「妖怪コンビ! わいらとサガリの巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
わいらとサガリが合体したもの。どことなく鳥を思わせる形をしており、見た目のインパクトはあるが、鬼太郎にチャンチャンコと下駄で視界を塞がれて、慌てて分離した。
なんとも無意味な合体である。
カタキラウワ
(かたきらうわ)
登場作品:「古代法をつかう魔道師の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
片耳豚のこと。地下世界に住む豚の妖怪で、丸い体に片方だけの耳を持つ。集団で木の実に化けて木にぶら下がっており、敵の頭上に落ちて瘤を作る。また合体して一匹の巨大な豚になることもできるが、それでも鬼太郎に太刀打ちできるほどの力はない。
町で人間と仲良く暮らしていたが、町の住人がムーの総理大臣の支配に抵抗したため、危険を察して町を離れた。その後全滅した町に近付いた鬼太郎一向をムーの手先と勘違いして攻撃するも、実力が届かず敗北。誤解が解けると、ようやく事情を説明した。
片耳豚
(かたみみぶた)
登場作品:「古代法をつかう魔道師の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
「カタキラウワ」の項を参照
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かっぱ (「妖怪大戦争」)
(かっぱ)
登場作品:「妖怪大戦争」
シリーズ:少年マガジン
鬼太郎が出した新聞広告を見て多磨霊園に集まった妖怪の一人。週刊少年マガジンに掲載された「日本の大妖怪」からの流用キャラクターのようで、デザインも現在の「山鬼」のそれになっている。
→多磨霊園に集まった妖怪/ 一反もめん (マガ)/ 砂かけばばあ (マガ)/ 子なきじじい (マガ)/ ぬりかべ (マガ)/ べとべとさん (マガ)/ 土ころび (「妖怪大戦争」)/ すねこすり/ オバケのQ太郎/ そで引き小僧 (マガ)
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かっぱ (死神)
(かっぱ)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。同じコマにいるメンバーから察するに、「西洋妖怪と東洋妖怪 深夜の大血戦」からの流用キャラクターと思われる。
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河童 (続ゲ)
(かっぱ)
登場作品:「尻子玉」
シリーズ:続ゲゲゲの鬼太郎
かつて地球が水没した際に、全世界学術会議に選ばれて水棲人に改造された人間。水が引いた後、タクマラカン砂漠(原文ママ)から中国を渡り、海を越えて安全な日本へやってきた。
現在でもその末裔が生き残っており、河童と関係すると尻子玉を抜かれると言われている。
河童 (「妖怪大裁判」)
(かっぱ)
登場作品:「妖怪大裁判」
シリーズ:少年マガジン
裁判の傍聴席で騒いでいた妖怪の一人。出っ歯である。
また妖怪パーティーの会場へ向かう一団の中にも、後姿らしきものが確認できる。
河童 (新編)
(かっぱ)
登場作品:「地獄マラソン」「妖怪危機一髪」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
年に一度おこなわれる地獄マラソンに参加した妖怪の一人。寒さにも暑さにも弱いようで、極寒地獄では身を震わせ、灼熱地獄ではフラフラになっていた。
またこれと同じ固体かどうかは不明だが、ヒ一族に鍋料理にされて、15000円で売られていたこともある。
→つらら女/ 提灯/ 川赤子 (新編)/ ろくろ首 (新編)/ ヒ一族/ 丸毛 (新編)/ からす天狗 (「地獄マラソン」)
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カップラーメン売り
(かっぷらーめんうり)
登場作品:「妖怪ラーメン」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
学校のそばで子供達にゲゲゲ印のカップラーメンを一個十円で売り歩いていた妖怪。巨大な顔には口だけがあり、目玉親父はその特徴を聞いて「今度の妖怪は手ごわいぞ!!」と慌てたが、実はねずみ男が着ぐるみの中に入っていただけだった。
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桂男
(かつらおとこ)
登場作品:「月の妖怪・桂男」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
月に住む妖怪。霧のような体をしており、体内に引き入れた物体の大きさを自由に変えることができる。人間に月を荒らされて怒り、地球を荒らし返すべく霊兎とともにやってきた。宇宙を移動する際には、体内にあるフワフワロケットというものを使う。
虫を巨大化させて暴れさせたが、ひでり神の吹きかけた「ひでり」によって体の水分を失い、縮んで力を失った。その後鬼太郎と和解し、月へ帰っていった。
かなめ石
(かなめいし)
登場作品:「妖怪獣」
シリーズ:少年マガジン
富士の人穴でなまずを封じていた巨大な石。八百八狸に動かされてなまずを解放した後、刑部狸によって操られ、蛟龍となまずに続く第三の手駒として地上に現れた。
刑部狸の妖力がかかっており、触れたものは人でもミサイルでも石に変えてしまう。たぬき城の周囲を飛び回ってパトロールしていたが、天海上人の護符によって狸達が封じられるのと同時に、太平洋に沈んだ。
カニ人
(かにじん)
登場作品:「謎の怪物とロボット鬼太郎の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
ムーの怪物を操る海底基地を、たった一人で守っていた妖怪。人間ほどの大きさのカニの姿をしており、ラ・ムーを名乗る人物との電話中に、背後から鬼太郎に岩で殴られ、泡を吹いて倒れた。
その後基地ごと爆破されたようである。
→ボゼ/ 怪物 (国盗り)/ ロボット (国盗り)
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カニぼうず
(かにぼうず)
登場作品:「地獄の妖怪なべの巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
荒れ寺の池に住む巨大なカニの妖怪。元は海に住んでいたが、人間に追われて池に移り住み、お供え物を食べて静かに暮らしていた。しかし今度は山わらに仲間を乱獲されて、ついに一人きりになり、捕えたねずみ男をおとりにして、自分は助かろうとした。
鬼太郎に敗れた後は事情を説明して、山わらを撃退してもらった。
→山わら
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カニ妖怪
(かにようかい)
登場作品:「カニ妖怪」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
アメリカに住むカニの妖怪。アメリカに妖怪博物館を作るため、剥製にする日本の妖怪をさらいに二匹でやってきた。巨大なハサミの他に、口から吐く泡も強力な武器で、これで相手を覆い団子状に固めてしまう。
大事な目玉をつかまれて降参し、アメリカへ帰っていった。
カニ料理屋の看板
(かにりょうりやのかんばん)
登場作品:「出現! 妖怪総大将の巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
東京で暴れていた巨大なカニの模型。口から泡を吐きつつハサミで鬼太郎を襲ったが、駆けつけた子なきじじに圧し掛かられて壊された。
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金角副総理
(かねかどふくそうり)
登場作品:「ミステリーサークルの謎を解けの巻」「謎の怪物とロボット鬼太郎の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
日本の副総理で子なき爺の親類。政府の人間の中では唯一妖怪の力を信じている。
エンバン捕獲の際に妖怪の力に頼ろうと提案したり、ムーの宣戦布告を首相に伝えようとする鬼太郎達を首相官邸に招いたりした。
金霊
(かねだま)
登場作品:「妖怪金霊あらわるの巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
十円玉のような形の妖怪。もともとは鍋の蓋程度の大きさで、山に住み、ひっそりと人々に幸福を与える善良な性格だったが、百年ぶりに町へ降りたところ、人間達の発する欲望の毒気に当てられて巨大化。そこをネズミ男とガイコツベビーにつけ込まれ、地上人殲滅作戦に利用されることとなった。
UFOのように新宿上空に現れて、妖気の篭もった金を撒き散らし、人や妖怪を金の亡者に変えて争わせた。さらに鬼太郎が現れると、百円硬貨の機関銃や体を回転させての突進、フラッシュのような脅し兵器に、相手の体を黄金に変えてしまう黄金光線といった多彩な武器で苦しめた。
硬貨の妖怪だけあって体が頑丈で、鬼太郎の毛針や体内電気も受け付けなかったが、強力な胃液にだけは敵わずに尻を溶かされ、さらに心臓に毛ヤリミサイルを撃ち込まれて墜落。正気に戻り、山へと帰っていった。
カボチャ
(かぼちゃ)
登場作品:「阿部の奉連想」
シリーズ:鬼太郎霊団
霊となった阿部の奉連想が化けていたカボチャ。長い蔓で人間を絞めつけた。
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ガマ
(がま)
登場作品:「ガマ妖怪」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
化けガマの子分であるガマの大群。小学校の理科実験室の水槽で飼われていたものだが、突然気が強くなって、人間を襲い出した。
浮かれると「ゲロゲロ音頭」なるものを歌う。
→化けガマ
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かまいたち (最新)
(かまいたち)
登場作品:「妖怪 本所七ふしぎの巻」他
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
総大将ぬらりひょんが主催した大集会に姿を見せた妖怪の一人。「百鬼夜行軍団登場! の巻」では、洋海株式会社の中にもその姿が確認できる。
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かまいたち (マガ)
(かまいたち)
登場作品:「妖怪城」
シリーズ:少年マガジン
妖怪城に住む妖怪の一人。出っ張った口は凄まじい吸引力を誇り、息を吸えば大風となって相手を引き寄せる。最後は封印されて、妖怪城もろとも石になった。
お尻がでかいらしい。
かまいたち (新編)
(かまいたち)
登場作品:「妖怪万年竹」他
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎の仲間。外見は「妖怪城」に登場したかまいたちに近いが、両腕が鋭い鎌になっており、腕が鳴るとポリポリと音を立てる。
妖怪万年竹との戦いでは単身担ぎ出されたが、相手の硬さに歯が立たず、鎌が折れてしまった。
ガマ仙人 (マガ)
(がませんにん)
登場作品:「妖怪関ヶ原」
シリーズ:少年マガジン
森に住む仙人で、妖怪きのこの出す異次元光線を利用し、妖怪関ヶ原への入口を作り出すのが唯一の術である。しかし妖怪関ヶ原では無敵になるため、中に踏み入った鬼太郎はあっさりと捕えられてしまった。
百年前に邪魅をガマの姿に変えたが、その仕返しに家に火をつけられそうになった。
→邪魅
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ガマ仙人 (雪姫)
(がませんにん)
登場作品:「妖怪実力選手権大会」
シリーズ:雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎
太平洋でおこなわれた妖怪実力選手権大会に、中国代表で出場した妖怪。ガマのような顔を持つ仙人で、試合が始まると一人潜行し、巨大な船に化けて鬼太郎・サシペレレ・ブイイの三人を取り込んだ。さらに船に溜まった水を凍らせて三人を氷づけにしたが、回転したサシペレレに腹を破られて失格になった。
→ケルピイ/ マーメイド/ サシペレレ/ フランケンシュタイン (「妖怪実力選手権大会」)/ 魔女 (雪姫)/ ブイイ (雪姫)
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釜なり (サン)
(かまなり)
登場作品:「釜なり」
シリーズ:週刊少年サンデー
文福茶釜の系統に当たる古い釜の妖怪。鬼太郎の髪を奪って復活したもので、釜の姿のまま宙を自在に飛び回り、人間を異次元の胃袋へ引きずり込んで生気を吸い取ってしまう。
その本体は一つ目の黒い化物で、鬼太郎の髪を持って大空に逃げようとしたところを一反木綿に捕えられ、髪の毛を離した瞬間霊気を失い消滅した。
かまなり (最新)
(かまなり)
登場作品:「再生妖怪軍団の反撃! の巻」他
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
妖怪香呂に火を点けたことで蘇った妖怪の一人。他の妖怪達とともに鬼太郎を取り押さえたが、香呂の火を消されて消滅した。
また、悪の妖怪達が集まった大集会や、総大将ぬらりひょんが初めて姿を現す場面でもその姿が確認できるが、これが生前の姿なのか、あるいは別固体なのかは、よく分からない。
→おりたたみ入道 (最新)/ うぶめ (最新)/ たんたん坊 (最新)/ ネコ仙人 (最新)/ 白山坊 (最新)/ ぶるぶる (最新)/ 水虎 (「再生妖怪軍団の反撃! の巻」)/ 二口女 (最新)/ 雪女 (最新)/ 雪ん子 (最新)/ 輪入道 (「再生妖怪軍団の反撃! の巻」)/ おどろおどろ (最新)/ 天邪鬼 (最新)/ 赤舌 (最新)/ 夜叉 (最新)/ 雪男 (「再生妖怪軍団の反撃! の巻」)
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ガマ野しげる
(がまのしげる)
登場作品:「ガマ妖怪」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
化けガマが人間に化けた姿。職業は漫画家で、「ガマ忍者」などの作品があり、また虫の味に関する内容でも評判になっていた。
人気を博してガマブームを築き上げたが、すべてはガマを見直させるための手段に過ぎず、自分の行為が無駄だったと知るや正体を現し、人間を襲った。
→化けガマ
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ガマ令嬢
(がまれいじょう)
登場作品:「顔の中の敵」/「鬼太郎夜話」
シリーズ:貸本/ガロ
ねずみ男と同じアパートに住む女性。口がチャックになっており、口端の突起を持って引っ張ると「ギギギギギギ」と音を立てて閉まる。ねずみ男や人狼の心を魅了したが、彼らが人間でないことを鬼太郎に教えられ、慌てて引っ越していった。
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髪 (貸本)
(かみ)
登場作品:「怪奇一番勝負」
シリーズ:貸本
空を飛ぶ長い髪。金田邸の地下室から飛び出し、遠くへ捨てられそうになっていた鬼太郎の手を取り戻した。
同じ地下室には生きた霊もいたが、この髪がその霊のものであるかどうかは、劇中からはいまいち判別できない。
髪切り (新ゲ)
(かみきり)
登場作品:「UFO宇宙突撃隊」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎の仲間。その手はどう見てもハサミにはなっていない。
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髪切り (死神)
(かみきり)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。西洋妖怪から逃げる場面で姿が確認できる。
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髪切り (新編)
(かみきり)
登場作品:「妖怪危機一髪」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
ヒ一族との戦いに参戦した妖怪の一人。といっても一コマのみの登場で、特に活躍シーンがあるわけではなかった。
→毛羽毛現 (新編)/ ぶるぶる (新編)/ 輪入道 (新編)/ 濡れ女 (新編)/ からす天狗 (「妖怪危機一髪」)
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髪切り (サン)
(かみきり)
登場作品:「釜なり」他
シリーズ:週刊少年サンデー
妖怪アパートに住む妖怪の一人。両手の先がハサミになっており、顔には長いくちばしを持つ。ただし劇中では名前は登場せず、特に活躍することもなかった。
なお「死神」のラストでは、なぜか手が普通になっている。
→あかなめ (「釜なり」他)/ 小豆とぎ (サン)/ つるべ火 (サン)/ 天井なめ (サン)/ 牛鬼 (サン)/ 網切り (サン)/ 釣瓶落とし (サン)/ 山びこ (サン)
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髪さま
(かみさま)
登場作品:「髪さま(髪の毛大戦)」
シリーズ:少年マガジン
沖の島の洞窟にある「八たの鏡」の中に住んでいる生きた髪の毛。五千年前から島を支配しており、鏡から神通力を得て、毎年村人に生贄を要求していた。
人間の髪の毛を奪い、手下として操ることができるが、鬼太郎に鏡を壊されて神通力を失い、捕えられた。
かみなり (最新)
(かみなり)
登場作品:「妖怪 本所七ふしぎの巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
総大将ぬらりひょんが主催した大集会に姿を見せた妖怪の一人。
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かみなり (マガ)
(かみなり)
登場作品:「電気妖怪」
シリーズ:少年マガジン
雲の中に隠れ住んでいる妖怪で、蓄電池になっている太鼓を背負い、虎の皮のふんどしをしている。手にした撥の先端から電気を流し、さらに電気コンロのような体でしがみつくことで、相手を焼き殺してしまう。
人工雨の実験で空にドライアイスを撒いたために怒り、実験中の科学者達を誘拐したが、鬼太郎との戦いで電池が空になるまで熱を吸い取られ、逆に焼き殺された。
かみなり (新編)
(かみなり)
登場作品:「吹消婆」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎と太鼓のドン子がプロレスの試合をした時、観客として訪れていた妖怪の一人。
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かみなり (死神)
(かみなり)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。気勢を上げるシーンでは角がなくなり、狸のような顔になっていた。
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髪の毛 (ガロ)
(かみのけ)
登場作品:「鬼太郎夜話」
シリーズ:ガロ
鬼太郎が人狼とねずみ男に襲われた際に、頭部から切り離された髪の毛。遠隔操作によって動き回ることができ、簡単な道具なら持ち運んで使用することもできる。また銃で撃たれた時は血を流して逃げていったが、なぜ血が通っているのかは不明である。
人狼を絞め殺した後は、冷蔵庫に閉じ込められた鬼太郎を助け出した。
髪の毛 (マガ)
(かみのけ)
登場作品:「髪さま(髪の毛大戦)」
シリーズ:少年マガジン
髪さまに操られている髪の毛で、もとは人間の頭についていたのを神通力によって離れさせたもの。集団で行動し、これに接触すると電気に触れたようになる。
自衛隊すらも退けた実力の持ち主だが、スパイとして紛れ込んでいた鬼太郎の髪に気づくことはなかった。
→髪さま
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紙の精
(かみのせい)
登場作品:「妖怪反物」
シリーズ:少年マガジン
チーが鬼太郎達を撃退するため、紙に絵を描いて呼び出した妖怪。大勢で襲いかかり、一時は鬼太郎を追いやったが、その正体が紙であることを知られ、マッチで燃やされてしまった。
なお、その姿は一本だたら、磯女、海女房、金山様に酷似している。何を思ってチーがこのような姿に描いたのかは不明である。
→チー
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ガモツ博士
(がもつはかせ)
登場作品:「ボクは新入生」
シリーズ:貸本
何千年も前の祖先の代からブリガドーン現象を研究してきた人間。妖気放出機を使って調布の町にブリガドーンを定着させ、そこに住む妖怪を教師とした「お化け大学」を設立し、世界から集めた半妖怪を本格的な妖怪に変えて、地上をお化けの国にしようと企んだ。
お化けの国が完成した暁には皇帝として君臨するはずだったが、鬼太郎を脅迫すべく目玉親父を飲み込んだため脳をコントロールされ、妖気放出機を逆に回して自ら計画を潰えさせてしまった。
→ブリガドーンの中の妖怪/ カロリーヌ (貸本)/ ドラキュラ (貸本)/ 半妖怪 (貸本)/ フランケンシュタイン (貸本)/ 狼男 (貸本)/ アドバラナ (貸本)/ ぐわごぜ (マガ)
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カラス
(からす)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
北海道に住む十二歳のアイヌの少年で、兵太や水木しげるとともに、霊になって地獄へ向かった一人。
兵太とはぐれた後、アスタロトの幻覚の大水に飲まれ流されるも、極楽鳥に助けられて再度合流。しかし鬼太郎が兵太達と落ち合った時には姿が見えなかったので、おそらくその間に死んだものと思われる。
→兵太/ チロ/ 章吉/ サチコ/ 勇次郎/ 彦次/ チヨ/ 善平/ アヤ/ ズル/ ハナコ (死神)/ 友治/ 水木しげる
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からす天狗 (ガロ)
(からすてんぐ)
登場作品:「鬼太郎夜話」
シリーズ:ガロ
七年に一度の深大寺のすき焼きパーティーに参加した妖怪の一人。姿のみの出演で名前は出てない。大映の特撮妖怪映画シリーズからの流用キャラクターである。
→すき焼きパーティーに集った妖怪/ 油すまし (ガロ)/ ひょうすべ (ガロ)/ 一つ目小僧 (ガロ)/ 泥田坊 (ガロ)/ 青坊主/ とんずら/ 狂骨 (ガロ)/ 般若 (ガロ)/ おとろし (ガロ)
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からす天狗 (「妖怪危機一髪」)
(からすてんぐ)
登場作品:「妖怪危機一髪」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎の仲間。複数存在し、ヒ一族との戦いに呼び出されたが、相手の水平射撃によって次々と撃ち落された。「妖怪大裁判」に登場したものと同じ姿をしている。
→赤舌 (新編)/ 牛鬼 (新編/地獄)/ 髪切り (新編)/ つるべ火 (新編)/ ぬっぺらぼう (新編)/ ぶるぶる (新編)/ 濡れ女 (新編)/ うばが火 (新編)
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からす天狗 (「地獄マラソン」)
(からすてんぐ)
登場作品:「地獄マラソン」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
年に一度おこなわれる地獄マラソンに参加した妖怪の一人。「悪魔ベリアル」に登場したものと同じ姿をしている。
→つらら女/ 提灯/ 河童 (新編)/ ろくろ首 (新編)/ 丸毛 (新編)/ 川赤子 (新編)
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カラス天狗 (新ゲ)
(からすてんぐ)
登場作品:「UFO宇宙突撃隊」
シリーズ:新ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎の仲間。女王星の地球占領軍を倒すため、手に持った爆弾を集団で空から落とした。
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からす天狗 (マガ)
(からすてんぐ)
登場作品:「悪魔ベリアル」「妖怪大裁判」
シリーズ:少年マガジン
鞍馬山に家を建てて住んでいる妖怪。明治元年に悪魔ベリアルの来日を察知し、その魔力をやさかりの赤玉に封じ込めたが、百年後、魔力を取り戻したベリアルの逆襲に遭い、家ごと土中に閉じ込められてしまった。
ピンチになると蚊を放し、蚊文字によって仲間に危険を知らせる。
「妖怪大裁判」で再登場した時は、パーティー会場で踊るだけで、法廷を訪れることはなかった。
→ベリアル
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カラス天狗飛行隊
(からすてんぐひこうたい)
登場作品:「妖怪城の大攻防戦の巻」
シリーズ:鬼太郎国盗り物語
凶王率いる埴輪軍団との戦いで、ぬらりひょんが呼んだ精強部隊の一隊。その名のとおりカラス天狗の集団で、内一人が鬼太郎を背に乗せて、全員で空から埴輪軍団に攻め入った。
他の部隊と違ってひとだま爆弾にやられることはなかったが、凶王のねむり光線で無力化されたようで、鬼太郎を乗せた一人以外は途中から姿を見せなくなった。さらにその一人も、ねむり光線防御マスクを着けて粘ったものの、凶王の回転攻撃に目を回し、鬼太郎ともども墜落した。
→ぬらりひょん (国盗り)/ 凶王/ 埴輪軍団/ 輪入道部隊/ 狸部隊/ 一つ目部隊
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カリーカ
(かりーか)
登場作品:「蝋人形妖怪」
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
フランスの森に中世から生き残っている妖怪。黒魔術を使い、人間の魂を奪って蝋人形に入れ、操ることができる。カリーカ自身も普段は蝋人形の偽者を動き回らせており、本体は館の振り子時計の形をした呪文コンピューターの中に隠れている。
マリーという少女の一家を誘拐したが、鬼太郎の活躍により焼け死んだ。
カリーカの蝋人形
(かりーかのろうにんぎょう)
登場作品:「蝋人形妖怪」
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
カリーカそっくりに作られた蝋人形。いわゆる影武者的な存在で、時計の中に隠れている本物の代わりに、外で動き回っている。
一反木綿に捕えられたが、鬼太郎はすぐさまそれが偽者であることを見抜いた。
迦楼羅
(かるら)
登場作品:「牛鬼」
シリーズ:少年マガジン
鳥の嘴と翼を持つ異国の神。千手観音を守った二十八部衆の一人で、天地創造を手伝ったこともある。八万年前、牛鬼を退治するため日本を訪れ、そのまま神社に祀られた。よほどの大事がない限り動くことはないが、人間の力ではどうにもならないことが起きた時、村人達の熱心な祈りによって現れる。
牛鬼に変身して暴れまわる鬼太郎を助け、牛鬼の本体を再び土中に封じた。
カレー
(かれー)
登場作品:「蝋人形妖怪」
シリーズ:鬼太郎のおばけ旅行
少女マリーがカリーカからもらった蝋人形。言葉を話すことができ、次々と不吉な予言をするが、どれも必ず的中する。無気味に思ったマリーの母親に燃やされた。
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カロリーヌ (貸本)
(かろりーぬ)
登場作品:「ボクは新入生」
シリーズ:貸本
ガモツ博士の娘。ソルボンヌ大学出の才女で大変プライドが高く、大卒以外とは結婚しないと決めているらしい。鬼太郎とねずみ男を虜にしたが、フランスから来た吸血鬼ではないかとの疑いもあった。
→ガモツ博士/ ブリガドーンの中の妖怪/ カロリーヌ (マガ)
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カロリーヌ (マガ)
(かろりーぬ)
登場作品:「朧車」
シリーズ:少年マガジン
おばけの国の総理大臣ぐわごぜの娘。鬼太郎やねずみ男を虜にしてしまうほどの魅力の持ち主だが、実は性悪で、二人を騙して朧車に始末させようとしていた。
怪気象が消えると、他の妖怪達ともども消え去った。
→妖気定着装置/ 怪気象の中の妖怪/ カロリーヌ (貸本)/ ぐわごぜ (マガ)/ 朧車 (マガ)
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川赤子 (新編)
(かわあかご)
登場作品:「地獄マラソン」
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
年に一度おこなわれる地獄マラソンに参加した妖怪の一人。極寒地獄の時点で四位につけていたが、それ後は不明である。
→つらら女/ 提灯/ 河童 (新編)/ ろくろ首 (新編)/ 丸毛 (新編)/ からす天狗 (「地獄マラソン」)
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川赤子 (霊団)
(かわあかご)
登場作品:「阿部の奉連想」
シリーズ:鬼太郎霊団
阿部の奉連想に取り憑かれた水木家の飼い猫・タマが妖怪になったもの。赤ん坊の姿をしており、捨て子と間違えて拾い上げた水木の娘・悦子の乳房から血を吸い尽くした。
一度は金槌で叩き殺されて埋められるも、すぐに土中から復活。手下の妖怪達を率いて水木邸を占領したが、鬼太郎に飛びかかられて奉連想の正体を現した。
→阿部の奉連想/ ももん爺 (霊団)/ 大入道 (霊団)/ ズンベラ坊/ 樹木子
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川赤子 (マガ)
(かわあかご)
登場作品:「朧車」
シリーズ:少年マガジン
怪気象の中に住む妖怪の一人。蛇骨ばばあとともに水木宅に入ってきたが、その姿はどう見てもしょうけらだった。
→怪気象の中の妖怪/ 蛇骨ばばあ (「朧車」)/ ぐわごぜ (マガ)/ 野寺坊 (マガ)
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かわうそ (新編)
(かわうそ)
登場作品:「妖怪危機一髪」他
シリーズ:新編ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎の仲間の妖怪。ヒ一族との戦いに召集されたほか、ねずみ男の裁判や地獄マラソンにも顔を出している。
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かわうそ (「オベベ沼の妖怪」)
(かわうそ)
登場作品:「オベベ沼の妖怪」「妖怪大裁判」他
シリーズ:少年マガジン
鬼太郎の昔の友人。少年の姿に化けてオベベ沼に住み着き、貧しい子供の不利をして人の善意を食い物にしてきた。ねずみ男を騙して亀を取らせ、それが売れた金で今度はねずみ男を丸め込み、二人して悪事を働いた。
調査に乗り出した鬼太郎を襲ったが、鬼太郎つきにやられて正体を現し、反省して山の沼へ帰っていった。
その後「妖怪大裁判」で再登場した時は、悪い妖怪に睨まれて鬼太郎の弁護ができず、敵側についていたが、「妖怪反物」では再び味方に戻ったようである。
なお、「妖花」に登場するかわうそと同一のものかどうかは不明である。
→オベベ/ リモコン手 (マガ)/ 百々じじいの手下/ かわうそ (「妖花」)
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かわうそ (「妖花」)
(かわうそ)
登場作品:「妖花」
シリーズ:少年マガジン
鬼太郎の仲間。大きなハマグリの形をした貝船の船頭で、妖花の出所を調べる鬼太郎を手伝って、南方まで船を進めた。
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かわうそ (死神)
(かわうそ)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。東京へ集結するシーンで姿が確認できる。
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川猿
(かわざる)
登場作品:「川猿」「招かざる客」他
シリーズ:続ゲゲゲの鬼太郎
あの世に住んでいた妖怪。お盆の特別列車に乗って人間界に遊びにきたが、遊んでいるうちに三日間の滞在期間が過ぎてしまい、あの世へ帰れなくなった。
押入の中に断崖を作り出したり、幽霊を生者に戻したりといった不思議な術を使ってねずみ男を騙し、その魂を奪ってあの世までの乗り物にしようとしたが、鬼太郎に見つかって断念。その後鬼太郎の下男として働いていたが、日本を訪れた魔女の力によって消されてしまった。
岸崖小僧 (最新)
(がんぎこぞう)
登場作品:「妖怪 本所七ふしぎの巻」
シリーズ:最新版ゲゲゲの鬼太郎
総大将ぬらりひょんが主催した大集会に姿を見せた妖怪の一人。「妖怪大裁判」同様、獏と一緒にいた。
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岸崖小僧 (マガ)
(がんぎこぞう)
登場作品:「妖怪大裁判」
シリーズ:少年マガジン
百々じじいの仕組んだ妖怪パーティーに訪れた妖怪の一人。獏と一緒にいた。
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鑑真和上
(がんじんわじょう)
登場作品:「蓮華王国」
シリーズ:単発
奈良時代に日本へやってきた唐の名僧。即身仏になるため入定したが、仏への道である凌雲橋を蜃に壊されて渡れなくなり、生きたミイラとなって一ヶ月もの間土の中で苦しんだ。
その後蜃が鬼太郎に倒されたため無事仏になり、現在その体は「ミイラ寺」と呼ばれる荒れ寺に放置されている。そして奇しくもその寺へ移り住んできた鬼太郎一行の玩具になった。
かんばり入道
(かんばりにゅうどう)
登場作品:「死神大戦記」
シリーズ:単発
西洋妖怪を迎え撃つために集まった日本妖怪の一人。妙に太っていた。
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