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Workshop for Nipponianippon Communicative Language& Culture Studies![]()
ポカポカ春庭日々雑記いろいろあらーな2005年9月![]()
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ポカポカ春庭のいろいろあらーな2005年9月
日付 秋茄子は嫁に食わすな日記 09/02 やちまた日記>「お帰り」 09/21 日傘と設計図・80歳の夢みる将来(1) 09/22 日傘と設計図・80歳の夢みる将来(2)
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2005/09/02(金)
やちまた日記>「お帰り」
児童館の夏休み指導員として、八重山の島で社会教育実習をしていた娘が帰宅。
台風13号のため8月31日は全便欠航というニュースに、ハリケーンカトリーナの被害報道を見ながら心配していた。
9月1日の予約の便には変更なく、無事羽田着の電話。
娘が小学校4年生のとき、私が単身赴任することになり、息子といっしょに田舎の実家に預けた。
帰国して以来、今回が「娘と離れて暮らした最長の日々」になった。
ほんとは「私も島へ旅行しようかな」と思っていた。
絶対に、「娘をよろしく」とかって、実習先に顔を出したりしない、という条件を守るなら、一人で旅行するのは、母の勝手、と、娘にいわれていたのだけれど、結局、行かないことにした。
大学生の娘のあとを追いかけていくなんて、バカみたいかなあ、なんて思って、自粛しました。
無事の帰宅、やれやれです。
01:15 | コメント (3) | 編集 | ページのトップへ
2005/09/21 水
やちまた日記>日傘と設計図・80歳の夢みる将来
舅亡き後、ひとり暮らしを続けている姑のところへ、敬老の日のお祝いを持って行ってきた。
息子は「母がお祝い持って行くなら、ボク行かなくてもいいんじゃない?」と渋っていたが、「敬老の日なんだから、嫁の顔みるより、孫の顔みるほうが嬉しいはず」と、連れて行く。
姑は「午前中はプールに行って来たの。家に帰ってきて、プールのあとだから目薬さしておこうと思ってね。お父さんがいたときはさしてもらえたけど、今は自分で自分の目にいれなきゃなんないから、うまく入るようにふとんに横になって、目薬さして目ぱちぱちして、少し目をつぶっていようと思ったら、そのまま寝ちゃった。そちらから電話をもらって、目がさめた。寝過ぎないでよかったよ」という。
80歳でひとりでプールに行って来る元気、日々しょぼくれていく私から見ると、なんとも元気いっぱい。
「友達がね、私のこと心配してくれて。ひとり暮らしなんだから、介護を申請して週に一回でもヘルパーさんに来て貰うようにしたほうがいいって、役所の人を紹介してくれたの。けど、役所の人がきて、どこが痛いのかとか、医者からもらっている薬はどれかとか、いろいろ聞かれて、立ってみてくださいとか、寝返りひとりでできますかとか、やらされて、もう面倒くさくなったから「今のところ、どこも悪いところはない」って、答えた。だからたぶん、要介護も要支援も、つかないでしょうね」と、すました顔で言う。
今日来られなかった娘からは、沖縄みやげをことづかった。私からは、芸がないが毎回お祝いは現金。
実の子が選んだものなら、どんなものをもらっても嬉しがるけれど、嫁が選んだとなると、何を贈っても「こういうのは欲しくはなかったのに。これも似合わないし」という不満が出る、と、世間の嫁さんから愚痴を聞くことが多い。
私は「姑の好みに合い、必要なものは何か」と頭を悩ます時間もないので、お祝いは「現金」のみ。「好きなもの買ってね」で、おしまい。
こういうドライな処置をいやがる人もいるだろうが、姑は私以上にドライな人だから、助かっている。「合理的」を何より重んじる、健康オタクの姑なのだ。
ささやかなお祝い金で旅行費用の足しにしてもいいし、日常に必要なものを買うのに消えてしまってもいいし。今回も同じ。
姑は、「母の日にいただいた分から、これを買ったの」と、UVカットの特製日傘をみせてくれた。傘布、外側は日光を跳ね返す銀色、傘の内側はさわやかなブルーの柄。
「この傘、普通の日傘と違うの。お日様遮るだけじゃなくて、傘の内側が外気よりも気温が低くなるって、お店の人が言ってた。夏のはじめは、かなりな値段だったから、どうしようかと思っていたんだけど、お盆すぎたら割安になった。今年は9月でも陽射しがきついから、夏も遅くなってから買ったにしては役に立ったわ。来年の夏はもう、お使いに出ただけで日焼けして赤くなる、なんてこと心配しなくてよくなった。もっと早くこういうの欲しかったけど、もう、この年だし、年金暮らしには贅沢かなと思って。でも、せっかくお祝いもらったんだから、いいもの買わなくちゃと思って、思い切って買った」と、お祝いの使い道を報告して喜んでくれた。
それから、姑はグラフ用紙を取り出し、「これ、家の改築設計図。毎日少しずつ考えて、工夫してるの。これで、建てられるかどうか、設計士さんに聞いてみようと思うんだけど、どう?」と、自分で書き上げた図面を取り出した。
設計の説明を3時間拝聴した。設計図の話から、昔ばなし、親戚の動向など話があちこち飛び回るので。<つづく>
00:03 | コメント (6) | 編集 | ページのトップへ
2005/09/22 木
やちまた日記>日傘と設計図・80歳の夢みる将来(2)
「今、すぐっていうんじゃないけれど、もう、この家は築30年で、あちこち修理しなくちゃならない。どうせ全面的に改修するなら、いっそのこと基礎工事と鉄骨だけ残して、あとは全部とりかえたらどうかと思って」と、姑は言う。
「鉄骨はね、ビル工事がキャンセルになって余った5階建て用のを知り合いの鉄骨屋さんから安くゆずってもらったものだから、まだ十分耐用年数はあるはずなの」だ、そう。ほんとに鉄骨って何十年ももつんだろうか。
姑もきっと身体の土台と骨がしっかりしているのだろう。
「お父さん(舅)が、借金嫌いだから、こんな狭い土地しか買えなかった。あと10坪広かったら、どんなふうにも設計できるのに、この土地じゃどうやってもうなぎの寝床だわ」と嘆きながら、狭い土地にパズルのように階段やら押入やらを組み合わせている。
十分に広い土地に好きなように設計するのではなく、狭いせまい土地の上に、できるだけ部屋も広く、収納もたっぷり、と知恵を絞る。
これなら、ずいぶんと頭の体操にもなるに違いない。
資金やローンの目途は「まあ、いつかそのうち、なんとかなるかもしれない」程度の話で、具体的なことじゃないけれど、「あと10年くらいはひとりで暮らせるけれど、90くらいになって、あんたたちといっしょに暮らすとしたら、この家はバリアフリーじゃないしねぇ」と、10年先のことを心配している。
ああ、本当にあと10年は元気に一人でやっていくのだろうと安心もし、家の設計を楽しみながらグラフ用紙に設計図を書いていれば、右脳左脳の鍛錬にもなると思うので、「じゃ、もっと案をねって、またいい設計ができたら見にきます」と、腰をあげた。
80歳から10年後まで、「夢の家」を追っていくのも悪くないでしょう。
日本のお年寄り、65歳以上が人口の2割になった。高齢化社会の問題点はさまざまに増えていくだろうが、私にとって最も身近な高齢問題はひとり暮らしの姑のこと。あと10年といわず、100歳までがんばりそうな姑だ。
「血糖値も心配だし、目もときどきショボショボするし」と、悪いところを並べ立ててみせるが、たぶん、私よりは元気。姑の目がショボショボするのはときどきだっていうけれど、私は毎日ショボショボだ。
姑は健康オタクなので、健康にいいことは何でもやっている。昔は、栄養講義を電話で1時間2時間も聞かされた。
我が家の19日敬老の日の献立。栄養バランスに目を光らせる姑の審査でも、OKが出るメニューになったと思う。
ジューシィ(娘のおみやげの沖縄風炊き込みご飯のもとを入れた。ひじきしいたけ油揚げなどが入っている具のもとを、お米と混ぜて炊くだけ。なぜ炊き込みご飯をジューシィと呼ぶのか、知りたい)
豚汁(豚肉、厚揚げ、ごぼう、にんじん、まいたけ、大根、キャベツ、玉ねぎ、冷蔵庫の野菜一掃)
シーフードマリネ(まぐろぶつ切り、サーモンスモーク切り落とし、大根と玉ねぎ薄切りとレタス、パセリ、青じそ、市販のマリネ液につけ込むだけ)
豚肉と厚揚げの生姜焼き
栄養バランスはいいつもりだったけど、こうして並べてみると、料理したと言えるのは、野菜をきざんだことだけで、あとはほんと、手間いらずのカンタン料理だなあ。
もう少し料理にも頭と手を使っておかないと、姑より先に私のほうが右脳も左脳もしぼみそう。<おわり>
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