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ポカポカ春庭日々雑記いろいろあらーな2005年6月

ポカポカ春庭のいろいろあらーな2005年6月     

日付 東京ふり-ふり-生活第一部
2005
06/13
パソコン不調
06/27 クィーン「We will rock you@
05/28 クィーン「We will rock youA

2005/06/13
やちまた日記>パソコン不調

 うちのパソコン「HAL1949]が、またまたストライキ。
 単純な不調なんだとおもうけど、起動しない。フロッピーディスクの出し入れができなくなってしまったのだ。
 最近フロッピーの出し入れがちょっとひっかかるなと思っていたのだが、ゆうべこわれた。

 娘が夜中に「起きて。フロッピーが入れられない」という。
 何度もためしたが、だめで、無理に押し込んだら、今度は取り出せなくなった。ディスクをいれたままにすると、起動できない。

 娘は「明日からの教育実習のために使おうと思ったのに」と半べそ。
 実習計画書や授業に使うレジュメはできあがっているが、授業の最後に確認小テストをさせたいので、付け加えで作成しようと思ったのだという。

 しかたがないので、深夜、娘はネットカフェに電話し、弟を用心棒にして出かけた。

 朝6時に私が起床すると、娘は徹夜でおきている。
 なんとか準備は間に合ったけど、朝8時半からの始業にはもう寝てられないから、このまま登校するというのだ。

 前の晩まで授業進行を検討して、レジュメの変更を思いついたのはいいけれど、こういうのを泥縄というのだろう。
 もっと前から準備していればと、口にでかかったが、パソコンが壊れたのは娘のせいじゃないし、責めても仕方がないので、徹夜のがんばりをほめて、母校での教育実習に送り出した。

 パソコンは明日修理に出すことになった。1〜2週間は修理にかかるというので、当分不自由が続く。困った。

 家のパソコンが使えないとなると、ほんとうに何もできない。こまったこまった。
16:20 | コメント (4) | 編集 | ページのトップへ


2005/06/27 月
東京ふり-ふり-生活>クィーン「We will rock you」@ 

 息子といっしょに新宿コマ劇場で、ロック・ミュージカル『We will rock you』を見た。
 娘が友達からチケットをゆずられたのに、娘は教育実習の準備が終わらなくて、行けなくなり、私と息子ふたりの観劇となった。
 家のパソコンが修理中で、教育実習につかう教材準備が間に合わず、学校や父親の仕事場のパソコンを借りてワープロ作業をしなければならなくなったため、娘は「ミュージカルどころではない」ということになってしまったのだ。

 クィーンが活躍した時代に、私はクラッシックコンサートに通う方だったし、息子にとっても「伝説のクィーン」というだけ。息子が3歳のときフレディ・マーキュリーがエイズで亡くなっている。で、私にも息子にも、クィーンは、リアルタイムの「われらの時代の音楽」ではない。

 しかし、息子は「深夜テレビで繰り返しウィウィルロックユーのコマーシャルを流していて、曲を覚えてしまった」というし、私も林真理子原作のテレビドラマ「あねご」のテーマ曲に使われたのを毎回聴いたり、CMで使われているのを耳にして、何という商品のCMかも知らないまま、「ウィウィルロックユー」の印象的な手拍子足拍子になじんでしまった。ドンドン・パッ、ドンドン・パッと足を踏みならす、おなじみのリズム。

 息子といっしょにコマ劇場へ来るのは、安達裕実主演の「オズの魔法使い」酒井法子主演の「シンデレラ」を私と娘息子、3人で見て以来だから、10年ぶりくらい。
 コマ劇場の壁に大きなフレディの像が掲げられていて、みなケータイを向けて写真をとっている。

 クラシックオペラなら、オーケストラボックスは観客の目に入らない、舞台下に設置されるが、ロックミュージカルは、バンドも「見せる」要素だから、舞台の両脇高い位置にバンドボックスがある。息子が「歌舞伎の音楽みたいだ」と言う。黒御簾の下座音楽みたい、というわけだが、ボックスのなかは全部見える。

 ミュージカル全編にクィーンの曲が流れる。というより、クィーンの曲をつなげるためのストーリー進行で、合間にストレートプレイが入る、という構成。
 クィーンのファンだと、セリフのひとことひとことが、「あ、あの曲のこのフレーズからとられている」という具合にわかって楽しめるのだそう。しかし、まったくクィーンの曲を知らない私と息子にも、オープニングからラストまで楽しめた。

 近未来2046年。巨大企業グローバルソフト社が、生活のすべてをコンピュータ管理している。子どもたちは「クローン」になって、画一的な音楽や思考しか与えられなくなっている。すべて楽器は「前代の遺物」として、葬られており、子どもたちはコンピュータミュージックのほかは知らない。自分で楽器を演奏するなど、とんでもない反社会的行為。

 それに対抗するのが、クィーンの音楽を記憶している老いた図書館員。アウトロー集団「ボヘミアンズ」も、虐げられながらもアジトを守っている。
 頭の中にロック音楽が流れてきて、高校のはみ出し者になってしまったガリレオ・フィガロと、女子高校生スカラムーシュが、自由を求めてグローバルソフトの支配から逃げようとする。実はガリレオは、伝説の「クィーンのギター」を探し出すために選ばれたひとりだった。

 「インストゥルメンタル・クェスト」の物語がクィーンの曲にあわせて展開する。
 ダンスに見とれていて、電光字幕スーパーを読み切れないときも、心配ない。ストーリー自体はよくある「画一支配社会と自由の抗争」で、わかりやすく、「話がみえない」ってこともいっさいないし、ところどころに入るギャグも日本向けバージョンで、「かえズボンついてます」の紳士服だったり、冬のソナタだったりして、笑える。(つづく)
11:31 | コメント (3) | 編集 | ページのトップへ


2005/06/28 火
東京ふり-ふり-生活>クィーン「We will rock you」A 

 ロック・ミュージカル「ウィウィルロックユー」
 オープニングからラストまでクィーンの曲をたっぷり楽しめる。『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』『ボヘミアン・ラプソディ』『伝説のチャンピオン』『キラー・クイーン』『レディオ・ガ・ガ』、、、、

 難点は、「画一的な支配」をもくろんでいる、グローバルソフト社の支配者「キラークィーン」とその腹心カショーギや、クローン化している「GAGAキッズ」の歌う曲もすべてクィーンの作品であること。
 そのため、「コンピュータによる恐ろしい支配者」であるはずのグローバルソフト社の社長キラークィーンの歌も、とても魅力的で、自由を求めるボヘミアンズの歌との差がない。支配する側も、ボヘミアンも「結局おんなじ」という印象になる。

 ボヘミアンズの求める自由というのも、所詮は「管理の中の自由」におさまってしまうのかと思える。
 最後のガリレオとグローバルソフト社との対決も、なんだか「結局、最後はみんな仲良くなれるのさ」みたいな終わり方だから、同じ穴のむじなにみえてしまう。

 グローバルソフト社オーナーのキラークィーンも、「室内でもグラサン」主義のカショーギも、仲良くクィーンを歌い踊るラストでは、「ああ、反体制のボヘミアンズもガリレオ・フィガロも、みんな仲良くグローバルソフト社の手の中に収まったなあ」と、見なせる。

 要するにストーリーはどうでもよくて、「クィーンの曲が聞ければいい」というファンのためのミュージカル。間に20分の休憩をはさんで、3時間。

 ラストの20分くらいは、コマ劇場2000人の客席全員総立ちで、ドンドンパッのリズムをとり、手を前に突き上げる。
 立ちたくなくても、前の人が立つと舞台が見えなくなるので、私も立ったし、いっしょにドンドンパッもやった。
 私の前の席のおじいさんは最後まで立たないでいたが、ラスト5分は立ち上がった。見えないと、つまらないから。
 東京見物のついでに、コマ劇場招待券もらって来てみたら、北島三郎ショウがよかったのに、ロックを見るはめになった、という感じのおじいさんと中年息子の二人連れだった。

 総立ちをせざるを得ない演出、その場では「楽しいからいいや」と思っていたが、家に帰って冷静に分析すると、これが「ロック全体主義」なのかもしれない、と思う。
 周りじゅうが立つから、自分も立たないと「ノリが悪い客」と思われるし、楽しむために劇場へきたのに、「他の観客の楽しみに反発しているように思われる」のもいやだし。

 「クィーンの音楽性の中に、ファシズムに通じるものがある」という批判が80年代にあったことなど、私は知っちゃあいなかったし、クィーンファンは「全員でひとつになる」という要素は、決してファシズムとして批判されるようなものではない、と主張している。

 まあ、「将軍様をたたえる大競技場でのマスゲーム」を、全員同じ笑顔で一糸乱れずやり遂げるのも、「全員起立で、同じ歌を歌わない教師はクビにしてよい」という学校行事も、「ひとりひとりが自発的にやっているのなら、全体主義とはいわない」ことになってるし。

 反体制として出発したロックも、商業主義に取り込まれ「体制内かせぎ手」になった現在では、「体制内で、みんないっしょに陶酔して暮らすにはぴったり」の、ドーパミン代替商品である。ランナーズハイも、ロックハイも、みんないっしょにドーパミン。

 「クィーンファン」にとっては、とても良くできたクィーン再現ライブであり、「クィーンファンじゃないけど、ロック好き」な人にも、「よき時代のロック」を存分に味わえる。
 12600円チケットの元はとれるだけ楽しめると思うので、お金持ちのロックファンには夏の観劇のオススメ。しかしながら、我が家の経済状態でいうなら、二人で見て25200円を一晩のロックミュージカルに払う気はない。

 もちろん、もう一度ご招待券をくれるなら、リピーター観劇しましょうとも!
 息子といっしょに「ドンドンパッ」をやって、楽しかったんだっ。(おわり)
06:48 | コメント (2) | 編集 | ページのトップへ

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