自動車購入と日常の運転

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自動車購入

自動車はお金が十分用意できるのであれば、最初は新車をお勧めします。中古の日本車は走行距離がかなり多くても、日本で信じられないくらいの値段が付いています。これは逆に後で売る際に高く売れるということです。ついでに、アメリカの中古品は何でも日本と比べるとかなり高めです。教科書の古本なども、半額は滅多にないです。3 割引くらいが基本のような感じです。ネットオークションの値段を見ていても、驚くほど高いです。

アメ車は 3 年も乗ると至る所に問題が生じるらしいので、中古車の値段も急激に安くなる傾向にあるようです。また中古車の場合、手頃な価格なのか判断するのが新車に比べて難しいです。事故歴なども調べられますが、英語での高い会話能力が求められます。以下に役立つサイトを載せておきます。

こちらで車を買う場合は、新車でも基本的にディーラーに置いてあるもの中から選ぶことになります。いらないオプションが付いてきたりもします。交渉次第で新車でも割と値引きしてくれます。アメリカ人でもディーラーとの交渉は難しいと聞くので、誰か頼りになりそうな人に連れて行ってもらうのがいいでしょう。

頼めば試乗もさせてもらえます。可能であれば Interstate 上での高速走行を試した方がいいですが、アメリカでの運転や左ハンドル車に慣れていなければ無理をしない方がいいと思います。左ハンドル車はワイパーとウインカーの位置も左右逆になります。頭で分かったつもりでも手が勝手に動くので、最初のうちは晴天でワイパーを作動させてしまう羽目になります。

支払い方法は予め確認した方がいいですが、トラベラーズチェックでもパーソナルチェックでも問題なくできると思います。購入前に自動車保険の手続きをお忘れなく。子供がいる場合にはチャイルドシートの準備も必要です。

自動車購入後は、駐車場で他の車からドアをぶつけられないように気を付けましょう。アメリカ人の中にはドアを力任せに開けて凹みを残していく人がいます。店の駐車場などではなるべく隣に止められないよう遠くに止めるなどの配慮が必要です。

バーミングハム周辺のディーラー

日本車のみ挙げます。

トヨタ

トヨタ車を買うのであれば最初の 3 軒は広告でよく調べたり、実際に訪れた方がいいと思います。同じディーラーでも時期によって値段は大きく変わり、どこがお勧めかは難しいです。若者向けという位置付けの Scion ブランド (xA, xB & tC) も同じ店舗で扱っていますが、このブランドは全く値段交渉ができません。

レクサス

2005 年に日本に逆輸入されたトヨタの高級車専用ブランドです。

ホンダ

話は逸れますが、バーミングハム近くの Lincoln という町に工場があり、オデッセイやエンジンを製造しています。

アキュラ

ホンダの高級車専用ブランドです。

日産

いすゞ

維持費

自動車税

自動車税は、車を買った場合にはナンバープレート (tag) を手に入れる際に払う事になると思います。その後は、1 年ごとに通知の葉書が来ます。ただし引っ越した場合、アラバマでは免許証の住所を更新したとしても転送してくれないようなので、更新の時期に忘れずに処理する必要があります。日本と比べ自動車税は安いと思います。

ナンバープレートはカリフォルニア州のように前後に 2 枚必要な州もありますが、アラバマでは後ろだけです。日本のような封印がなく、自分で簡単に取り付け・取り外しができます。追加料金を出せば、デザインや番号を選べます。

アラバマ州の場合、排ガス検査などの法定点検は何もないので、税金を払い強制保険分の保険さえあれば、どんなボロ車でも乗る事ができます。支払いを済ませると領収書と有効期限の書かれた小さなシールを渡されます。領収書の現物かコピーは、車内に置いておく必要があります。シールはナンバープレートで凹んでいる所定の位置に自分で貼り付けます。

自動車保険

日本と同じように強制保険はほぼどの州でも設定されていることと思います。アラバマ州では自動車免許取得の際に有効な保険があるか確認されます。任意で選ばれた人宛に有効な保険を持っているかどうかの解答が義務づけられた手紙が送られてくることもありますし、検問で免許証とともに保険のカード(保険加入後、証書とともに車内に置いておくためのカードが送られてきます)を調べられることもあります。保険会社を替える際は保険の空白期間を作らないように気を付けてください。

アメリカでの運転歴がない場合、普通の保険会社からはかなり割高な保険料を見積もられます。その点、日本での運転歴を考慮してくれる Premio カードのサービスはいいと思います。ただ、それでも保険会社お勧の保険内容にすると日本に比べ非常に高いですが、アメリカ人の運転は一般的に荒い事を考えると大人しく払っておいた方がいいかもしれません。

アメリカの保険会社を利用する場合にも備えて、日本から英文の無事故証明書を念のために作ってきた方がいいかもしれません。実際には役に立たないという話も聞きますが、それほど手数料もかからず、免許センターなどで国際免許証を作るときに近くの窓口で申請できると思います。

American Automobile Association (AAA)

AAA は日本の JAF に対応する組織で、いざというときの車のガス欠やバッテリー切れ、鍵の閉じこめなどを解決してくれます。州によって年会費は異なりますが、アラバマの場合 $43(Basic, 2004 年 6 月現在)です。地図や旅行ガイドブック、TripTik という旅行の出発地から目的地までの行程をインターネットまたは電話で注文すれば、追加料金なしで郵送してくれます。

また、AAA 会員証を提示すれば割引を受けられるモーテルやホテルもあります。ロードサービスを使わなかったとしても、十分なサービスを受ける事ができると思います。

点検・修理

アメリカでは排ガス検査などの法定点検を課す州もありますが、基本的に日本のような厳しい車検制度はないので、自分でより車の状態に気を配る必要があります。新車購入の際には、オイル交換やタイヤのローテーションなどの目安を教えてくれることと思います。ディーラーでそのようなサービスも普通提供しています。

タイヤの空気圧は日本と比べ高速で走る機会が多いので、気を付けた方がいいでしょう。空気圧が不足しているとパンクしやすくなり、燃費も悪くなります。

タイヤ修理とガラス関係の問題についてはディーラーでは取り扱わないことが多く、他の店に持って行くことになります。道路で小石が飛んでくることはよくあり、それによってガラスにヒビが入ることがあります。小さなヒビでも放置しておくとどんどん伸び、最終的にガラス全交換になってしまうので、見つけた際には早めに対処した方がいいです。

道路

I-65

信号のないいわゆる「高速道路」は、アメリカでは freeway または interstate(州間高速道路、正確には interstate highway)、カナダでは highway と呼びます。アメリカの highway と呼ばれる道は、郊外では freeway 並みの道路環境、制限速度になりますが、町中では信号があり制限速度が急激に下がります。大都市や観光地以外、ほとんど有料道路はないので、車と体力(気力もでしょうかね)があれば日本よりも簡単にどこにでも行けます。ただし高速道路では、たまにパトカーが路肩や中央分離帯に止まって速度違反の取締りをしているので、速度の出しすぎには気を付けてください。覆面パトカーもあり、それが SUV の場合もあります。アンテナを何本も出している車は要注意です。普通の道での速度違反より罰金も高いらしいです。また、freeway を走っていると景色の変化がほとんどないので、居眠り運転にもくれぐれもお気を付けください。

アラバマでは、freeway とはほとんど呼ばず interstate と呼びます。それぞれの interstate には番号が付いており、例えば I-65 といった感じで表されます。番号が奇数の場合は南北偶数の場合は東西に走る道路を表します。日本の東京を基点とした「上り・下り」の代わりに、環状線以外それぞれ "North/South", "East/West" を用います。ただし、まっすぐに作られているわけではないので、区間によっては分かりにくい場合もあります。

道路の出口番号は、ある地点(その道路の開始点とは限らず、州境の場合などもあります)からのマイル数に対応しています。同マイル数区間にいくつも出口がある場合には、番号の最後に A, B, C... を付けて区別します。1 マイルごとに番号が書かれた小さな看板もあるので、分かりやすいと思います。ただ少数ながら例外もあり、道路によっては基準点から順番に番号が付いている場合もあります。これらも徐々にマイル数基準に直されつつはあるようです。

大都市では極端に車線数が増える事があり、出口位置を知っていないと非常に分かりにくい事があります。たまに追い越し車線側に出口があったりします。一般道路からの入り口も、右側にあったり左側にあったりいろいろです。ただ出口を乗り過ごしたとしても、有料ではないので焦らず次の出口で降りて戻ってくれば何も問題ないです。でも一度そのような状況で、戻ってこようと思ったら入り口が工事のために封鎖されていたことはありました...

地図

地図はインターネットで簡単に調べられるので、どこかに旅行する際には役立つと思います。始点と終点の住所を入力すれば、順路も示してくれます。パソコン用の地図ソフトを買っても日本と比べて驚くほど安いです。AAA でもらえる紙の地図も便利です。

GPS

アメリカでも最近 GPS が一般的になってきましたが、日本のように車に備え付けにするタイプではなく、持ち運べるタイプが主流です。持ち運べるタイプは画面が大きくても 4.3 インチほどと小さいですが、価格は $200 前後です(2009 年 7 月現在)。上位機種になると音声でのナビゲーション機能や、道路の混み具合・制限速度の表示、パソコンからソフト・地図の更新や目的地を編集できる機能があり、個人的には十分便利だと思います。Google Map で表示した目的地を転送できるものもあります。

私は Garmin nüvi 265WT を使っていますが、今まで述べた機能をすべて備えています。道路の混み具合の表示は月極料金などの追加使用料なしです。発音は驚くほどスムーズで、自動音声独特の音節をつなぎ合わせたようなものではありません。Google Map 上の目的地を転送できる機能はなぜか説明書では説明がなく、Amazon の商品説明を見て知りました。まだ試していませんが、日本語にも対応しているようです。Refurbished 品は普通保証期間が短くなりますが、この商品の場合新品と同じく 1 年間の保証期間があるので、安価に手に入れたければ選択肢の一つとしてよいと思います。

ガソリンスタンド

アメリカでは基本的に給油はセルフサービスです。日本のような "full service" のスタンドはほとんど見かけません。ガソリンの種類は、オクタン価の違いで大抵 3 種類に分かれています。はじめてガソリンスタンドを使う時は戸惑うかもしれませんが、クレジットカードがあれば簡単に給油できます。手順は以下の通りですが、細かな点はスタンドによって若干異なります。

給油機

  1. 給油準備: 車を給油機前に止め、エンジンも止め、給油口へのアクセスパネル(日本車は車内から開ける必要がありますが、普通のアメ車は必要ないです)を開けてください。たまにガソリンはそれほど危険でないと思っている人がいますが、かなり危険な爆発物です。タバコなども含めて火気厳禁です。静電気も危険なのでお気を付けください。特に危険な例として、冬に給油開始後、寒くて車内に戻っているとその間に服の摩擦などで静電気が生じることがあります。再度給油口のハンドルに触れる時に火花が生じ、事故になることがたまにあります。
  2. クレジットカード認証: 給油機の所定の場所に挿入し、すばやく引き抜いてください。カードの向きは機械によって異なり、図で示されているのでそれに従ってください。
  3. 給油開始: クレジットカードの認証後、表示される指示に従って行ってください。操作方法は、ガソリンスタンドによって微妙に異なります。大抵は、
    1. ノズルを上げる (ノズル受けに付いているレバーも上げなければいけない場合があります)
    2. ガソリンの種類を選ぶ
    3. 栓をはずした車の給油口にノズルを差し込み、給油開始(少数ですが、さらにスタートボタンを押す必要がある機械もあります)
  4. 給油終了: 満タンになると自然に給油が止まります。ただ私はまだ出会ったことがないですが、自分で止めなくてはいけないものもあると聞いたことがあるので、車が満タンになる目安をつかんでおいた方がいいかもしれません。
  5. レシート受領: 必要かどうか機械が聞いてくるので、もらえるものはもらっておきます。その前に洗車するかどうか聞いてくることもよくあります。故障などでレシートが出ない場合には、店内で給油機の番号(写真の例では 3)を伝えれば簡単にもらえます。レシートの間違い防止のため、何ガロン入れたか憶えておくと便利です。

ガソリンスタンドに隣接するお店は日本のコンビニのような感じで、特に長距離を運転する場合には便利です。

ガソリン価格

アメリカは州によりガソリン税が異なりますが、日本よりも安いです。2003 年頃はバーミングハムで 1 ガロン(3.785 リットル)あたり $1.5 ほどでしたが、2008 年には原油価格高騰や石油関連設備の不具合、テキサスを襲ったハリケーン Gustav の影響でほぼ倍になりました。今までの最高値は $3 強です。

安いガソリンスタンドが調べられるサイトがいくつかあります。



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