ピグミージェルボアの飼い方

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◆餌について・・・バージョン2002年
後は餌の用意をするだけですね。ピグミージェルボアの餌の事情を考えてみましょう。

通常の餌類。

主軸となる餌は?
ピグミージェルボアは現在の所、種子類を中心とした雑食性であると考えられています。現地での事情は、巣穴自体、草などが生えている場所にあるため、葉や根を囓ったり、種子類を食べたり、あるいは土壌性生物や微少な幼虫なども少量は食しているのでは無いかと思われます。野性下での餌の条件とは過酷なものであり、何でも食べていかないと生きていけないと言うことではないでしょうか。
飼育下でのピグミージェルボアは保水力の強い皮付きタイプの極小粒種子類がミックスされたモノを主軸に与えて行きます。長期飼育を目指す場合は、偏った食性にさせず、種類の豊富な種子類がブレンドされたものを選ぶようにしましょう。また常に餌が豊富な状態にしていると必ず餌に選り好みが出てきます、長期的に餌に選り好みが出てくると栄養バランスが崩れ、結果内臓疾患を引き起こしたり、なんらかの障害、または短命で終わってしまうことが現時点では多いと思われています。また主軸のミックスブレンドだけに頼らず、補助的に他の餌を与えて行くようにしましょう。
食べる種子類としては、カナリアシード、アワ、麻の実、エゴマ、キビ類、菜種、ヒマワリの種、ニガシードなど色々あります。
補助としての餌
主軸となる種子類の栄養バランスだけでは補い切れない部分があります。一番のネックは動物性たんぱく質の不足です。動物性たんぱく質の不足は、最悪共食いを招いたり、子食いを引き起こしたりしてしまいます。ある程度の摂取は重要なことであり必要です。現在はそれを補う為に、ミルワームや鶏のささみを細かく割いたものを与えます。ミルワームに関しては大きいものはあまり食べず、また小さいものでも余してしまったり、飢えていない時は手を付けなかったりしますので使い勝手があまり良くないです、機会があれば試す程度にしておいた方が無難です。その変わりのモノとして鶏のささみ(煮たモノ、生では無いです)を与えます。かなり細かく千切って与えます。ほんの少量で済むため、常に用意しておくのがネックになりますが、ワンちゃん用のおやつ等で良くあるささみブロック(乾燥させたものではないです)が使い勝手が良く日持ちもします。最近では犬の健康を考えかなり品質も良く、活性イオンカルシウムなどが添加されていたりするので栄養面では、ただのささみより軍配が上がるモノがあります。またレトルトパウチ仕様のモノなどは開封後も冷蔵庫に保存しておけば2週間以上は持ちますのでオススメです。これをほんの少量毎日主食に混ぜて与えます。残す場合もありますが、良く食べています。
次に天然のビタミンなどを補給させるため、生野菜なども与えます、これは毎日与えるというものでなくても良いでしょう、1週間に1〜2度程度でも十分です。ただ水分を補給させるために与えると言う考え方もありますので、その場合は少し与える間隔を増やしても良いでしょう。与える野菜は豆苗(とうみょう)が一番人気、そして小松菜なども良いです。ご自分で栽培する「ハムスターのサラダ畑」なども良く食べます。また牧草なども良く囓ります。
またボレー粉なども少量ですが囓っている様なのでカルシウム補給などにも良いです。
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適切な量を与える事が重要
ピグミージェルボア餌の選り好みが躊躇に出る個体だと思います。これは長く飼育すると切実な問題になってきます。万遍なく色々な種類の種子などを食べさせるには、適切な餌の分量と、飼育間もない飼い初めの時期あるいは輸入時の立ち上げ作業時が重要だと思います。それらの時期に与えた餌の中に食いつきが悪いものがあるからと言って、一番食いつきが良いものを選んで多めに与えていくと、結果として選り好みの激しい個体になって来ます。最初の時点で様子見として、これでは少ないかな?と思うぐらいで与えて行き、それでも残してしまう場合もぐっとこらえ、餌の取り替え・補充は控えます。こうすることにより上記「主軸の餌」の稿で述べている種類の種は、ほぼ総て食べるようになってきます。食いの悪い場合は餌を食べない他の理由が考えられます、調子を崩しているかもしれません。元気な個体の場合は食べると言われているものであればなんでも食べるようになります。また、せっかく食べるようになっていても、常に餌が豊富にある状態では結局選り好みをしてしまいますので、1回で食べきる量を与える事です。量については個体差がありますので、各自調整してみて下さい。目安は食べ残しの量です。そこから調整して行きます。餌の回数は1日に1回で十分です。
1年のサイクル
1年のサイクルを見ていくと、餌の食いが良くなるのが4〜5月辺りから上り調子になっていき、7〜9月頃が最盛期、この頃から尻尾の脂肪貯蓄が進んで行きます。10〜11月頃には通常に戻っていき、この頃飼育下では丸々と太り尻尾も太い子が多いです。2月からは餌の食いも少なくなってくる時が多いです。
これを考査してみると野性生活のスパンがおおよそ見えてきます。やはり繁殖期は食欲が旺盛になり秋口になると冬ごもりの為の体調を作っていき、冬場は巣に隠ると言うサイクルが容易に予想できます。
飼育下に置いた2年目の子達が尻尾に脂肪を蓄積したままで冬を越し、それがどの様に影響を及ぼすのか、あるいは問題が無いのか?と言うのはこれから徐々に解明されて行くでしょう。


適切に水分補給させるには
ピグミージェルボアの水分補給は重要な事です。
普通の水分補給のやりかたでなく、長期飼育には植物性ホルモン、アルカリ性などがキーポイントになりそうです。
それでは、考えてみましょう。
野性下での水分補給はどうしているのか?
輸入開始当初ピグミージェルボアは砂漠の生き物と言うこともあり水を与えなくても良いとされ、水を飲まなくても生きていけるなどと誤解を招いた節もあるようですが、地球上の動物でまったく水分補給を必要とされない生き物はいません。水を与えなくても良い=水分を必要としない生き物ではありません。何らかの形で必ず水分補給はなされています。
それでは殆ど雨量が確認されていない荒れ地でどの様に水分補給をしているのでしょう?まずピグミージェルボアが巣を形成している場所は以外と植物が生えている所です。巣穴も草木の根に補強され沿うようにある程度地盤のしっかりした場所に形成されている様です。この事を考えると
草の根で巣穴の強度を保つばかりでなく、食糧+水分補給と言う非常に合理的かつ重要な役割を果たしていると思います。巣穴は草の根元あたりから10cm程の深さに掘られそこから横に広がっていく感じだそうです。草の根は彼らの食糧になっているとの事です。また、雨量の殆ど無いような荒れ地や、砂漠地帯、岩盤地帯に棲息するような植物は特殊なものが多く、それに含まれるミネラルや植物性ホルモン、PH値などは通常の水とはかなり異なります。また通常の野菜類とも違う場合が多いです。サボテンやアロエなどを想像していただくと何となく言っている事が分かってもらえると思います。
実際の現地での食性や暮らしぶりが解明されない今では、何とも言えない部分だと思います。巣穴に居るときなどの生活が分からないと謎な部分もあり、現実問題としてそれを実施するにはそれ相応の費用と人件費、またデーターの蓄積と解明の為の時間などがあり難しい事と思います。1日や2日現地に行ったからなんとでもなる問題では無いです。1年のスパンを掛けて調査しないと意味が無いでしょう(うぅぅ・・・お金と時間さえあれば行ってしまいたい衝動に駆られますが・・・^^;)。
それならば、結局の所は色んなデーターを出し合い試行錯誤をくり返し出来る範囲で解明していくしかありません。
話は少しそれてしまいましたが、ピグミージェルボアを長く飼育すればするほど、何か+αな部分が必要な気がします。ピグミージェルボアがコアラのような特別な食性では無いと思います。それならばもっと飼育に失敗している事でしょう。今の食性で飼育は可能だが、何かが欠けている節が感じられ、それが動物性たんぱく質にしかり、水分補給時に得られる様な特別な何かな気がします。
草木や種子類などを食しているのは当たっていると思います。

現地での生息地の様子(資料提供:Rep JAPAN)
飼育下でこれを擬似的に実現するには・・・
飼育下での水分補給は色々試され、ウォーターボトル、水皿など通常な方法では芳しくないため、皮付きの餌からの極微量な水分(脂質に近い)補給、または定期的な生野菜を与える事に頼って来ました。
ですが、やはり芳しくない・・・生野菜などは定期的確保&保存が面倒と言う方だっていらっしゃるはず(それでも時々は与えた方が良いと思います)・・・。さらに直接ミルクの投与などはあまりにもリスクが高く、ストレスも大きいです。
出来れば自然に摂取できる様水分を補給させるのがベストな訳で、さらにその水分が
植物から抽出されるようなエキスの方が更にベター。欲を言えば長期保存に耐えられるモノは無いのか?・・・とそんなのあるか!と思われる様なモノを探し続けた結果やっとたどり着きました・・・。私自身半年近くさんざん探し、悩み考え聞きまくってやっと巡り会ったものです。私的には1ヶ月半程前にたどり着き、早くこの方法をお伝えしたくてウズウズしていたのですが、やはりちゃんと試してからで無いと・・・と思いお伝えが今になってしまい申し訳なく思います。

まず着目していたのが、通常の餌が種子類で皮付き(いわゆる種の状態)である事、その種を育てればちゃんと発芽する事。この2点を検討すると水を良く含むはずと言うのが考えられます。かといって水に浸してしまうのではベチャベチャになってしまいどうしようも無い。適量含ますのが丁度良い・・・。そこであみ出した技がスプレーでシュシュッと2〜3吹き程度。1吹きだと少なく、4〜5吹きだとベタベタしてきます。こうする事により餌の種子類が程良く水分を含みます。・・・・とここまでは結構前にあみ出していて、ちゃんと食べるし水分の補給も良い事は分かっていましたが、普通に水分を補給させるなら生野菜の方がビタミンも摂れるし、保存や煩わしさを除けばこちらの方が良いと思っていました。まぁ、野菜を与えないときの効率の良い水分摂取方法としては、水やその他蒸留水を使用するだけでもかなり有効な手段だと思います。
灯台もと暗し・・・
ここでいつも足りないと思って、引っ掛かっていたのが現地でのPジェルの水分補給の仕方で得られるであろう栄養素や成分去年の時点でRepさんの情報公開で草の根を囓っている事は分かっているし、長期飼育に移行した際にあまり状況が芳しくない現在では、その辺の成分がキーポイントになりそうだと感じられるのは当然のこと。普通の生野菜を与えているだけでは、なぜ駄目なんだろう・・・そこで単純に思い浮かぶのが、砂漠や荒れ地に棲息する特別な植物のアロエやサボテン、しかし食用アロエや食用サボテンを入手するのは簡単ですが結局の所、長期保存や常にストックするとなると必ずネックとなる部分が出てくるし、長続きしない・・・。何か良いものは無いモノか・・・・。
話は少しそれて行きますが、私は地方から出てきた組で、実家にも殆ど寄りつかずあまり連絡もしない口でして・・・これがPジェルを飼い始めてから、父の助言(父はかなり生物好きで、私の幼少からの師匠でもありますw夏休みの研究課題は良く手伝ってもらい、賞とかもらったモノですwww自力で無いのが悲しいですがw)を借りたく、ちょくちょく連絡を取るようになって事情を説明しては知恵をもらったりしています。まぁ、生物が好きで好きでどうしようもない2人がいくら頭を付き合わせても、出てくる意見は同じ様な感じになってしまうのですが・・・ここでしゃしゃり出てくるのが母ですw母は40年以上も美容師をやり続け今でもバリバリ現役なんですが、生き物の事は別に・・・と言う感じの母です、ですが美容と健康に関しては無茶苦茶うるさく精通しているのもその業界にいるからでしょうが・・・母いわく
「それならアロエ水じゃ!」・・・???アロエ水?おお!そんなもんあったっけなぁ!忘れてたわw 
ここ数年犬の寿命が延びているのは皆さん知っているでしょうが、それは医療の進歩もありますが餌の事情が断然良くなったと言うことが大きいです。話がどんどんそれて行っているように感じますが、20年以上前実家で犬を飼いました。柴犬で可愛いヤツでした、その頃のドックフード事情はまぁ良くないです。家でもたいした飼い方はしていなく普通に防腐剤が結構入ったドックフードな生活です。それでも15年生きました、人間の寿命に換算してみれば80才近くと天寿を全うした感じですが、その頃の餌事情で外犬の場合は長生きだと言えます。特別な事をやっていたと言えば
「アロエ水」を飲ませていた・・・事です。母に言わせればそこまで生きたのは「アロエ水」のおかげだそうです^^;。アロエ水の事はちょくちょく耳にしていたのですが、私はそう言うのには全く興味が無い方で・・・ふぅ〜んとさらっと聞き流す程度・・・現に忘れてた位ですからw それがひょんな事でまた話が出てきまして、詳しく聞いたり調べたところ、これがなかなか凄いしろものでした。と言うか、これが探していたものだと思いました。
オールウェイズ アクティブ」メキシカン・アロエパワー!!
なんか変な売り込み見たいな感じになってます??・・・^^;。ま・・・いっか・・・
私が言うまでもなく、アロエは昔から医者いらずといわれ、万病に効くとされているのは有名ですね。アロエは医学的にも色々実験されていてその効用も色々試されている様です。

まず一番の驚くべき所は、メキシカン・アロエのもつ植物性ホルモンは「オールウェイズ・アクティブ」と言うところです。オールウェイズ・アクティブと言われても良く分かりませんが、つまりは「常に生きている」とか「常に活発な」・「常に有効な」と言うことが言いたいのだと思います。これは、医学博士:川村 賢治さんの研究データーからもはっきりしているようです。どの様にオールウェイズ・アクティブかと言うとメキシカン・アロエの持つ植物性ホルモンを、酸、アルカリを測るPH値テストにて行ったところ、PH値6.52からスタートした数値は、アルカリに向かって進んでいき5分後には8.42と言う結果が得られたそうです。普通の精製水などはPH値が酸性に向かって下がってくるのが通常の様です。

次に細胞の活性化、若返りを証明する実験では、マウスによる実験で行った様です。詳しい実験内容は素人の私では意味不明な感じでしたが^^;。要は、10日間アロエ水を飲ませたマウスと、普通の水道水を飲ませたマウスの比較検討と言う事の様です。回転カゴを用い運動量を測定すると言う方法を取られた見たいです。結果としては通常よりも2000回転以上は多いらしく、そのスタミナ源は人間の20代前半の若さを約束するものと言うことです。

さらに、モルモットによる腸管実験では、メキシカン・アロエが総合的に好ましい状態にする力を持っているかどうか比較検討された様です。方法は腸管に対して反応する生体物質「ブラジキニン」と「メキシカン・アロエ」を用い腸管の収縮機能の反応を比較検討すると言うものです。結果は「ブラジキニン」10ngに対しアロエ1mlの時にほぼ同等の数値が得られ、3mlと言う量では強力、かつ持続的に作用される事が証明されたそうです。これは、メキシカン・アロエは腸管の反射機能を正常にし、体内に蓄積された毒素を大腸の収縮をよくすることによって、宿便と共に体外にだす効力がある証明だそうです。

この他にも、抗ガン効果延命効果の実験もなされ、そのどれも良好な結果に繋がっている様です。

こんな感じに効用は良い感じです。まぁ食べたり飲んだりするもので体に良いとされるモノは沢山あるわけでして、何故アロエ水なのかと言うと、やはりPジェルの現地での食性で水分補給は根を囓ったりして行っているところかな、と思います。植物から得られる水は、普通の水とは成分がかなり違う訳で、
アルカリ性をアクティブに保つこのアロエ水はかなり魅力的なものであるには違いないです。普通の生野菜からでは得られない何かがこれには含まれている訳で、Pジェルの生息地に棲息する植物=アロエと言う事では無いですが、成分や栄養素などは結構近いモノがあるのではないかと思ったりします。
そして、使い勝手の良さ。これは生野菜からの水分補給などを考えると、非常に保存しやすく良いです。どんな感じかと説明しますと。

生のアロエが持つ有効成分を損なうことなく100%ジュース化に成功。
腐敗の原因となる微生物やアロインを取り除き、新鮮なままで長期保存が可能、室温での保存で賞味期限が2年ほどある。
防腐剤・添加物などは一切使用されていない。

と、かなり使い勝手が良いです。
さらにアロエ水はPジェル飼育用では無く^^;本来は人間用の健康飲料水なので、余りそうなら自分が飲めば良い^^。
飲むだけで無く・・・女性の方なら化粧水として、口内炎や歯茎のトラブルにシュッと1吹き、日焼け後の肌のトラブルに花粉症やアレルギーなどの目や鼻に、フケや頭皮のかぶれに、赤ちゃんのおむつかぶれなどに・・・そして現在、多くのワンちゃん・ネコちゃんの飼い主様もペットの健康の為に与えています。
かなり万能な面を持っています。このメキシカン・アロエ水は無味・無臭です。
実際に使ってみて
餌にアロエ水をスプレーでシュシュッと2〜3吹きし、種子類に水分を軽く含ませるようになって約1ヶ月。まず、元気です。現在私は自宅にて、個人的に本年度輸入の子18匹を、6つの環境に分けて色々試して見ています。霧吹きし水分を含ませた餌と、今まで通りただ餌皿に入れただけで比較すると、水分を含ませた餌は、あまり食いの良くない栄養剤添加オーツ麦でさえ、囓られて粉々に粉砕されている場合が多いです。逆に水分を含ませない場合は、手を付けない余りが結構出てきます。どれの場合も少し少ないかな?と思われる位の食べきれる分量を与えています。そして、健康状態の良い元気な子が前提となりますが、さらに元気になります。これは動き回っている時を見ているとこりゃ〜〜元気だな。と思わせる(これは今まで色々な状態を見てきた経験が言わせる事です)。
となかなか良い感じです。

ピグミージェルボアを飼育する上で感じられるのは。
必ず状態の良い子を入手する。
適切な環境と、栄養面。
輸入時から1ヶ月を、状態落とさず乗り切る。
これが非常に重要で、1ヶ月を元気良く乗り切ると、課題は山積みですが、長期飼育に移って行きます。

この18匹の子は、当初20匹でした・・・亡くしてしまった2匹の子は、餌その他環境的な要因で亡くしたのとは違います。6つの環境に分けられた子達は、このアロエ水分補給の仕方で環境に左右されることなく非常に良く餌を食べ、動き回っています。


手順
それではおさらいついでに手順を見てみましょう
手順1
1匹に対する1日の餌の量、こんなもんです、これでも多いときあります。各自微調整して下さい。
手順2
粒の大きい、ヒマタネやサフラワーなどは皮を剥いて、さらに割ってしまいます。サフラワーを剥くのが難しければ、3等分ぐらいに切り分けても良い。
手順3
ササミを少量千切って混ぜて行きます。
手順3続き
千切ったササミの大きさなんてこんなもんです。3〜4切れあれば十分
手順4
アロエ水を上からシュッと1吹き、与える量によって2〜3吹きします。軽く上部に水がかかる程度。
準備完了
種が軽く水分を含み始めます。

まとめ
現時点での餌のまとめ
1日で食べきれる量を与え、餌の選り好みを防ぐ。
栄養バランスを考え万遍なく色々な種類の種子を与える。
生野菜などにより、自然にビタミンを摂取させる。
動物性たんぱく質は必要。
適切に水分補給させる際の植物性ホルモンと、アルカリ性。
小動物などに良くないと言われている食べ物。(情報提供:友の会 おさるぅさん Markさん)
ほうれん草
シュウ酸・硝酸塩を多く含む。
(生は特に危険。) *茹でれば大丈夫と書いている飼育本もある。

レタス
硝酸塩を多く含む。食べ過ぎると下痢など起こす。

じゃがいも
ジャガイモの発芽部分、緑色の表皮部分。
毒成分  :ソラニンというアルカロイド。ソラニンは煮る、焼くなどの加熱調理をしてもほとんど分解されません。
症状    :おう吐、下痢、腹痛、脱力感、めまい、呼吸困難など。

果物
種の中身に、酸(シアン)配糖体。体内呼吸を止め死に至る
*びわ・もも・リンゴ・さくらんぼ・アボガド・うめ などの
未成熟な実および、種の中身

生の豆類

インゲンマメを
生で多食すると、含まれているレクチンという物質によって、腸粘膜に炎症を起し
肝臓や心臓に悪影響を及ぼします。
これなども一種の毒・生理活性物質です。なお、この物質も
15分程度の煮熟で活性を失います。
豆類を与える場合は15分以上茹でて上げましょう


モロヘイヤの種

誤食部位:
種子
症状    :牛で食欲不振、起立不能、下痢、死亡。
毒成分  :種子に含まれるストロフェチジンという強心配糖体。アフリカ原住民の矢毒として用いられた毒成分。


サトイモ科の植物全般
蓚酸を含んでいます。とっても危険!!
スパティフィラム、カラー、ポトスなどがこれにあたります。


ユリ科の植物(水仙やチューリップ、スズランなど)
これは、葱などと一緒で、融血作用を起こします。


基本的に薬草は全て駄目
エンゼルストランペットは、和名チョウセンアサガオ、別名曼荼羅葉という毒(薬)草です。
朝顔は、種に、リンドウの仲間、サンショクスミレ、ナス科の植物、全草に毒を含みます。
クリスマスローズなどのキンポウゲの仲間は毒草です。
柿は、実もNGですが、葉もNGで、無花果の葉もダメです


キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の植物は大量に与え続けると良くないとも言われています(小松菜は大丈夫だそうです)。ですが、そうすると我々がお手軽に入手出来るものが何もなくなってしまうので、その辺はあまり神経質になりすぎると良くないかもしれません。ようはまんべんなく色々与えてみるのが良いのではないでしょうか。これ以外に小動物用のゼリーも食べるとご報告があります。(thanx to おさるぅさん Markさん)


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