ゾンダーロボ

有機生命体にゾンダーメタルが寄生する事により誕生する機界生命体。素体は人間などの知的生命体であることが多いがイルカなどでもゾンダー素体となりうる事が確認されている。

その行動原理や能力は素体となった個体の記憶、経験により決定される。ゾンダーの目的は多くの場合、ゾンダー化する以前に素体が抱いていたストレス(マイナス思念)の原因を破壊的な方法で除去する事である。 この行動のくり返しによりゾンダーは成長していき、最終的に体内に大量のゾンダー胞子を蓄えた完全体になる。完全体の放出したゾンダー胞子は同タイプの細胞を持つあらゆる生命体に取りつき、素粒子Ｚ０を注入、強制的にゾンダー化させてしまう。さらにゾンダー胞子によって誕生したゾンダーもまた、ゾンダー胞子を放出、その星系の生態系は連鎖的にゾンダー化してしまう。これが機界昇華である。

ゾンダーロボの基本能力としてはゾンダーバリア、再生能力、そしてＧストーン(Ｊジュエル)を持たないメカとの融合能力などが挙げられる。だが、個体ごとにその能力差は大きく、一括りに語る事は出来ない。また、特に強いマイナス思念を抱いていた生命体などは強力なゾンダーとなりやすい傾向が有る。

他の特徴としてはゾンダーはその活動時に素粒子Ｚ０を散布する事、子どもなどのいわゆる幼生体はゾンダー素体としては不向きな事などが知られている。

なお、ゾンダリアンはゾンダーと同じく、元々はゾンダーメタルにより造られた機界生命体である。しかしながら、ある程度の自由意志やマイナス思念を持っており素粒子Ｚ０を散布せずに活動する、ゾンダー胞子の苗床とは成り得ないなど、ゾンダーとの幾つかの相違点が有る。