クロノスに切り取られたウラノスの男根からこぼれた血液から生まれた巨人族。ゼウスがティタン神族を幽閉したことに腹を立てた大地母神ガイアはギガスたちをけしかけてギガントマキアと呼ばれる戦争を起こした。人間の英雄の助力によって勝利がもたらされることを知ったゼウスはアルクメネと交わってヘラクレスをもうけた。
ギガスたちはエウリュメドン王を筆頭に戦ったが、アルキュオネウスはヘラクレスに、ポリュピュリオンはゼウスに、エピアルテスはアポロンとヘラクレスに倒された。エンケラドスはアテナの、ミマスはヘファイストスの投げた岩の下敷きとなってそれぞれエトナ山とヴェスヴィオ山の下から炎を吐き出している。ポリュボテスはポセイドンの投げる岩の下敷きとなり、ヒッポリュトスはヘルメスに、グラティオンはアルテミスに、エウリュトスはディオニュソスに、クリュテイオンはヘカテに、アグリオスとトアスはモイラたちによって倒された。そしてこれらのギガスたちにとどめを刺したのはヒュドラの毒を塗ったヘラクレスの矢であった。ガイアは彼らの助命を乞うたが聞き入れられなかった。
常に登場する場面
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