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ステップ2 
    授業の前にー異文化理解と学習者への配慮、ラポール形成

   授業を始める前に、学習者について知ること、教室の環境作り、授業する内容の計画など、様々な準備が必要です。


2−1 異文化コミュニケーション   

学習者は様々な文化や習慣、価値観を持っています

   日本語学習者はさまざまな背景を持ち、身につけている習慣文化も一様ではありません。日本の習慣文化を前提に授業をしようとする教師の中には、学習者の反応が異なったり、考え方が違うことにとまどう人もいるでしょう。

   第2言語教育を行うとき、異文化理解は円滑なコミュニケーションを達成するために重要なポイントとなります。教師は様々な地域の文化にふれて諸文化への理解を深めていくようにしなければなりません。学習者の文化を尊重しそれを学ぼうとする姿勢をみせるとき、クラス内のコミュニケーションはよりよいものとなっていきます。また、日本語学習者に「日本の文化・社会」について知らせていくことも日本語教育のひとつの分野です。「日本事情」という科目がカリキュラムに設定されていない場合でも、文型練習や会話の中で相互の文化を紹介しあうチャンスがあります。
   教師、学習者相互のコミュニケーションをはかると共に、つねに学習者のバックボーンへの配慮を忘れないようにしなければなりません。   


2−2 教室環境の準備

教室に何を準備すればいいのでしょうか

   語学授業がスムーズに運営され、効果をあげるためには、教室の環境を整えていかなければなりません。ここでいう「教室」とは、具体的な場所としての「クラスルーム」という意味もありますし、「教師と学習者が作り上げる人間関係」という「クラスメイト」
の意味も含む広い意味での「教室」です。教室が学習する場として整っているかどうかは、学習教材や学習機材が揃っていることはもちろん、教師が教室内の人間関係をどのようにまとめていけるかという雰囲気作りに大きく関わってきます。


2−3 ラポール形成

ラポールは教室作りの第一段階

   日本語教育に限らずどの教育においても、学習者がクラス内でストレスを受けずにリラックスした気持ちで授業に参加できる雰囲気をつくることは、教師の大切な役割のひとつです。
   「自分はこのクラスに受け入れられている」「この先生は、間違えても温かく受け止めてくれる」「練習の上で失敗しても、クラスの中で居心地よくすごせる」という気持ちを持つことによって、学習者はのびのびと練習に参加でき、失敗をおそれずに取り組めるのです。
   クラス内の人間関係を友好的に保ち、学生ひとりひとりを大切にする雰囲気を形成していくことを「ラポール」作りといいます。「ラポールを作る」というのは、単に先生が生徒に甘い態度をしめすことではありません。よい雰囲気でしっかり学んでいくために、「皆で学ぼうとする空気」を教室に満たす大切な準備です。

   学生と教授者の間に信頼関係が作れれば、授業はよい雰囲気で行えます。反対にクラス内の雰囲気がわるい場合、練習の反応も悪く効果的な授業が難しくなるのです。
   学生の応答が予定した思い通りの方向にいかないからといらいらしたり、同じ練習を繰り返して退屈な授業になったり、ちょっとしたきっかけで、クラスの雰囲気は左右されます。教師はいつもゆったりした楽しい気持ちで授業を行い、しかも教える内容には自信を持ってのぞみ堂々とした態度で学習者とふれあっていかなければなりません。


2−4 最初の授業で

リラックスして楽しい教室をスタートさせましょう

    初めて新しい言葉を習おうとする学習者は、多かれ少なかれ緊張した気持ちを持っています。特に、ゼロスタートの場合「間違えて恥をかいてしまうのではないか」「難しくてクラスの進度についていけないのではないか」など、不安を持っています。不安をとりのぞき、学習者をリラックスさせることは、授業をうまく進めていくための大切な課題です。また、教師自身が「うまくいくだろうか」「質問されても、答えられなかったらどうしよう」などと不安を抱えていたら、その不安はそのまま学習者に反映します。

    「このクラスで授業を受けるのは楽しい」「間違えても大丈夫」「失敗を上達の糧にできる」「仲間とあたたかい交流ができる」など、教師と学習者の間、また学習者同士に、安心感、信頼感を築き上げることができ、安定した人間関係が作れれば、学習者にも自然に「上達しよう」「この言葉を習得しよう」という意欲が出てきます。ラポールがうまくできていないクラスでは、教師がどんなに高度な日本語の知識を持ち、最新の教授法で教えたとしても、よい授業は成立しないのです。
   教師はまず第一に学生の名前(学生が「このように呼ばれたい」と希望する名前)をいち早く覚えること。学習者の名前を親しみを込めて呼ぶことからラポール作りがはじまります。

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