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ドイス「K]・アフリカ旅行記(モザンビーク観光情報など)






マラウイ湖 その2

それにしても本気で腹が減っている・・・

「まだか?」

「今、持って行くよ」

男二人のフランス人は、どこの国だったかでボランティアを2年間していたそうだ。任期後のアフリカ周遊。さわやかな笑顔の似合う、若禿げ前線が少し進んだ細身の青年と、一言も交わすことの無かった年上のおじさん。

「まだか、飯は?」 

 すでに一時間は経過している。

「今、あと皿に乗せるだけだ」

あの夫婦はリシンガでも同じ宿に泊まっていた様だ。通りで見たことある気がした。音楽家の旦那さんがモザンビーク人。女性のほうは、これまたボランティアでここに来ているらしい。来て、一年半。お腹には子どもがいるらしい。

任期中にも結婚できるのかな?込み入ったことを聞くこともできない。

 「まだか?」

 ムカついて来た。腹が減って死にそうだ。ジュースはとっくに飲み干した。

 「今、すぐに持ってくるよ」

 

 結局二時間はたっぷり待たされて

卵焼きとご飯が出てきた。

 油っこいご飯は本当に食べきれない程。
 節約のため夕飯に残りを取っておく。

 油だらけの卵焼きと油入りのご飯で胸焼けしそうだ。

 昼からは散歩に出る。暇そうな住人が「おれも付いて行く」と言って、3時間の散歩を共にする。同い年の彼は、村の案内などはしてくれない。

 ひたすら自分の学校の成績のことを語り続ける。

 うるさいだけだ。同じ話を何回繰り返せば気が済むんだ・・・

 このあたりに来ると、ポルトガル語を話せる人の割合がグッと下がる。

 彼はなんだか無理して、難しいポルトガル語を操れるんだ、というのをアピールしているようにも見えた。でも、こっちもそんなにわからない。

 英語の成績が駄目で、卒業できなかった。と嘆く彼。

 

市場に行く。市場といっても、トマトさえ売っていない。服と、キャッサバと、ビール。
 「カバンガ」という地酒も売っている。果物の発酵酒のようだ。甘さと、土の味が混ざる、乳白色の酒。でかいコップ一杯5コント(25円)。皆、それを昼から飲んで酔っ払っている。年始だからか、年中かはわからない。

チビッ子が寄ってきて、現地語で「白」「白」と叫んで寄ってくる。

振り向くと、「ワァ〜」「キャァ〜」と叫びながら、テコテコと走り去る。

 

マラウイ湖に注ぐ、茶色い川を見る。一緒にいる彼は、

「お前はこの川では、一瞬も泳げないだろう。流されるよ。おれも無理だ。」

言われなくても、泳がない。


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