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モザンビーク鉄道の旅 その3

ガッタンゴットン、キキィギギキィー・・・

きしむ音をたてながら進む列車の最高時速は30kmかと思う程、遅い。
 15分走っては止まり、また15分走っては止まり、を繰り返す。
 8時間の移動と聞いていたけど、怪しいものだ。

天気は曇り。移動時に天気が悪いのはいつも通り。

 どこかのモザンビーク人曰く、それは私の「幸運」なのだそうだ。
 暑いアフリカでは、晴おとこより、雨おとこのほうが運がいいそうだ。

 座席は木がむき出し。
 座布団を持っているのは天才的なファインプレーだ。

 窓は全開。乗客は待たされ続けて疲れたのか、皆寝ている。

 ナンプラ特有のポコポコっとした山々が車窓を横切り、オンボロ列車は西へと進む。

列車の通る村。皆一様に手を振ってくれる。一日一度の村の動き。おそらく大きな楽しみになっているのだろう。
 昔、小学校に向かう坂道から毎日見た電車を思い出す。
 
 皆、すごい笑顔で手を振ってくれる。草の中を走りながら列車に手を振るデベソの子ども。走って列車を追いかけて、こけるおっちゃん。

子どもと目が合った。彼はギョッとした表情を一瞬見せ、目をそらした。

ジャッキーチェンの兄弟を見たのは初めてだったかな。


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