青年海外協力隊 (モザンビーク 理数科教師)
短期隊員との活動記録 『びりびり日記』 その16
昼からは短期隊員のみんなは、今週末に行う日本文化紹介イベント「GAKU」のポスター張りを兼ねた散歩に行く。250枚のポスターを、小さな町中に、張りまくる予定。
かくいう私は、実験室にて掃除をして、そのあと机に横たわって、寝る。
23日(火)。昨日もお台場にて寝た。一度味を覚えると、抜けれない。シャワーがあって、朝ごはんまで付いている。
朝6時10分に起きて学校へ行く。今日の実験の準備を確認する。窓からは、出てきたばかりの太陽が、うす雲の向こうに輪郭をくっきり映して見える。最近少しずつ日の出が早くなってきた。
本当は昨日の内に完璧に準備しとくべきだったんだけど、ダルくて。
実験の内容は、電気分解。
今授業ではアンモニアの話をしている。工業的にアンモニアは空気中の窒素と、水の電気分解から得る水素から合成する「ハーバーボッシュ法」と呼ばれるハーバーさんとボッシュさんが開発した製造過程を使う。
でも、どうやって水から水素を取り出すのか・・・・さっぱり解らない。というのが生徒の意見。
これは実験して、実際に見ないとわからないだろう、やっぱ。自分も中学校の時に水の電気分解をやった気がするな。でも、器具の揃っているナマーシャ中学といえど、電気分解用の電極つきのH型ガラス器具は無い。
ペットボトルの上を切って、下から釘を打ち込んでボンドで止める。
乾電池を電源に使って、釘を電極にすれば、なんと電気分解が可能なのです。
その他にも、乾電池と釘を手で持ってそれを塩水につけるだけで、分解が始まるなど簡単な方法はあるもので、その授業を3回行う。
短期隊員がグループごとに付いて指導をする。
昼ご飯は、学校の側のレストラン「ペドリッド」、通称「定食屋」にて。
今日はもう肉を食べたくなかったので、予約をして野菜カレー(ピーナツの粉で煮込んだもの)を作ってもらう。一人250円。
明日からはいよいよ、今回の活動の本番とも言える学校巡りが始まる。
自分の学校でも、通訳を兼ねた毎日の生活と仕事で疲れるのに、一体どれだけ疲れるんだろうという考えと、初めて行く場所への好奇心と期待が混ざる。
しかし、不安要素が未だに一つある。移動手段の車の件。
2ヶ月前からの約束で、州の教育局が車を出してくれるということになっていたが、そんな約束は未だに信用できないというわけだ。
校長には会う度、再三再四最後まで確認をしてきたが、
「全く問題ない」
という答え。まぁ上司を信じるしかないわけで、ここまで来た。
そしたら、あいつ・・・・じゃなくて校長先生様は休暇をとって消えた。
