青年海外協力隊 (モザンビーク 理数科教師)
短期隊員との活動記録 『びりびり日記』 その14
けん玉終了後はまた校庭にてサッカーをはじめる。
ボールは、パックリと割れたゴミ・・・・じゃなくてゴムゴール。跳ねないだろ、それは。まぁ転がるものがあれば、それでサッカーはできるか。もちろん皆裸足。
校庭なんていう書き方をすればさぞかしきれいなものに聞こえるけど、石だらけでボコボコで、日本人の足では裸足では歩けない。そこをダッシュで走りまわって、そのボールを蹴って、追いかけて・・・・クラッシュして、ズシャっという音が聞こえるくらい派手に転ぶ。痛そう。でも、痛い顔なんて別にしないし、血の一滴もでていない。足の裏だけじゃなくて、ヒザの皮も分厚くなっているのかな。
落ちていたタイヤに棒をさして、それに全体重をかけて走る。雑巾がけのようにタイヤを転がして遊ぶ子ども。意味のわからない遊び方だけど、とにかく楽しそうなのだ。
ものが無くたって、そのへんのゴミみたいなもので、一日中ひたすらに遊んで楽しめる彼らの目は、素直にきれいだ。
とは書いたものの、一日中遊んでいるわけではない。小学校に入ったら、いや入る前から誰だって家の手伝いをする。水汲みが大きな仕事。30キロもなさそうな子どもが、20リットルのポリタンクを頭に乗せて水を運ぶ。小さな女の子だって、ちょっと小さめのポリタンクを頭に乗せて。そういう風に子どもの頃から訓練しないと頭の上に物を乗せて運ぶのは無理なんだろうなぁ。
犬が来た。みんな石を投げまくる。あの推定2歳の子どもだって、石を投げる。
腹立つことがあれば、子ども同士でも石を投げあう。危ないけど、そんなこと注意する人なんていないくらい、ここでは普通の光景。とにかく皆、逞しいのだ。
いつも帰り間際にけん玉をくれくれ、とうるさいのはちょっとイヤだけど、やっぱりこの空間は、好きだ。元気で逞しい子どもに刺激も受ける。
夕食はまた、ニワトリ。
今度はスワジランドとの国境近くにある有名レストラン、通称「赤坂」にて、マプト州で一番美味しいと評判(を隊員で作っている)の店。
メーヨフランゴ(半分のニワトリ)が基本的には一人前だけど、お腹が空いたのか、2人は一匹分丸々食べていた。昼も食べたのに・・・・
真っ暗の中、外を1時間歩いて帰るのもめんどくさいし、シャパを掴まえる。
こんな時間に町中移動のシャパは無いけど、生徒の兄ちゃんらしき人がやっているシャパに乗っけてもらう。
お台場について、シャワーを浴びる。お湯だ。
なんて気持ちいいんだろうか。一日の最後にお湯たっぷり浴びるのは。
もぐりこんで、一緒に泊まる。
2つのベッドをくっつけて、3人で寝ても、自分の家の布団より大きい。
21日(日)。この日は仲のよい生徒に日本食を紹介、振舞う日。
短期メンバーにせっかく持ってきてもらった日本食材を放出するのは痛いけど、約束してたし。日本食をモザンビーク人が、生徒が作るモザンビーク料理を日本人が食べるという食の交流会。
日本食はうどん、お好み焼き、かき揚、から揚げ、味噌汁。
モザンビーク料理は、ニワトリ入りのピーナッツカレー。
カレーやから揚げに使う肉は、市場で生きたままのニワトリを購入してきて、生徒がさばくのをみんなで見る。内臓だって、脳みそだって、全部食べるのだ。殺したての内臓の入った料理は正直ちょっとクサイけどね。
ピーナッツカレーは、ピーナツをすり潰した粉をひたすら煮込んで煮込んで、あの油が浮いてくるまで煮込むのがコツらしく、予想以上に時間のかかった会になった。
以外にもワサビを入れためんつゆも、味噌汁も好評だった。
箸を使ってうどんをすするモザンビーク人。生徒のニコニコする顔が見れて良かった。
夜は日本人だけでフライド・キャッサバ芋を作ってビールを飲む。
狭い我が家だけど、ギューギューに詰めて飲むビールは美味い。
