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青年海外協力隊 (モザンビーク 理数科教師)
短期隊員との活動記録 『びりびり日記』 その10


ダルイんだもん


20日(土)。けん玉教室の日。

 この1年間、続けてきた毎週土曜日のナマーシャけん玉教室。教室とはいっても、運動場の横のスペースで行う青空教室だけど。

 けん玉をモザンビーク中に広めて、いつかモザンビークでも作り始めればおもしろいだろうなぁ。いつかモザンビークの全国大会を開催して、チャンピオンが日本に来たりなんかして・・・・・そのためにはまず地元ナマーシャで思い切り「ウケル」ことが必要なのです。


 けん玉教室を開催し始めたのが昨年の9月。100人集まるけん玉教室を目指して、四苦八苦。あ、ちなみにけん玉は大量に持ってきている。さらに今年の6月にはJICAの「世界の笑顔のために」プログラムを利用して日本の知人から送ってもらったものもある。さ〜らには、今回の短期隊員の中のけん玉サークルメンバー5名に100本持ってきてもらったので、今ナマーシャ中学は間違いなく日本以外の国で世界一けん玉保有数の多い学校なのであります(推定)。


  今年の3月とか4月には毎週50人以上が集まるなかなか良い感じだった。

 その50人、60人と集まっていた時期には、新たな試みとして、けん玉カードなるものを作っていました。色画用紙を切って作ったカードに一回来るたびにシールを一枚貼る。日本のラジオ体操カードのようなイメージかな。

上達具合によって、シールを貼る。こうすればやる気も出るし、目標も持てるってなもんで、作るのはかなりめんどくさかったけど、作っていたわけです・・・・・。

すごいよモザンビーク人。毎回来る50人の半分以上が、違うメンバー。

誰だよ、お前らは。完璧にその色の付いた紙をもらうことのみが目的。そして

二度とやってこない。それでもそれをきっかけにやってくる子どももいるにはいるので続けたけど・・・・・途中で堪忍袋の緒がプチンと切れた。この国で、物事を整理整頓、管理しながらすることは、不可能だという結論に達する。

 けん玉カードを止めてから、最近参加者は減る一方。


 いやいや、けん玉が「面白くない」とか「受けない」と書きたいわけでは、ない。

 すんごい受けていたし、カードなんていう「物」がなかった時期にも20人、30人、40人という参加者だってあったんだから。

 ただ何かを続けるという持久力が、ない。

 運動会の練習だって、ない。運動会がないんだもん。

 部活で試合に向けがんばって練習することだって、ない。部活がないんだもん。

 つまりここの学校環境や自然環境が、そういう国民性を作っている。

 日本とは根本的に感覚が違うのだ・・・・・残念だが。数回来て、飽きればポイ。


 でもけん玉は欲しい。借りてパクル。教室の際に、パクル。実験室から、パクル。

 一定のレベルを設定して、それを達成できればプレゼントするようにしてるんだけど、それには努力しなければならない。努力する人は、いる。けど、しないで盗むほうが早いからな、確かに・・・・・。けん玉を手に入れるまで練習しても、手に入れれば、さようなら。なんで?そっからが本番やんけ、と言いたくなるのは自分だけ。自分のけん玉を持てば、家に飾れるし、いざとなれば売れる?

 まぁ詳しくは判らないが、とにかく最近ナマーシャのけん玉熱は冷めている。


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