ジョージア州 ワーナーロビンズ (Warner Robins, GA, USA) — 2003 年 9 月
ワーナーロビンズは基地の町といった感じで、基地と隣接した飛行機博物館以外、大したものはなさそうでした。基地では、ほとんどの機体のまわりに柵がなかったです。ただし雲が低く、アメリカ空軍の 曲技飛行隊 サンダーバーズ (Thunderbirds) の飛行も低空に限定されていました。
Fairchild Republic A-10 サンダーボルト II (Thunderbolt II)
湾岸戦争前は危うく退役しかけた機体ですが、戦車などの地上目標への有効性が再評価され、現在も使われ続けています。公式な名前はサンダーボルト II ですが、その一風変わった外見からイボイノシシ (Warthog) と呼ばれることが多いようです。
機首に見える 30 mm ガトリングガン (Gatling Gun) を搭載するために、前脚はかなり中心線からずれて取り付けられています。
Canadair CF-104 スターファイター (Starfighter)
カナダで製造されて、カナダ空軍・ノルウェー空軍で使われた後、アメリカにエアショー用に輸入されたようです。実際に使われていた軍用機を民間のエアショーチームが持っているとは、アメリカらしいです。
スターファイターが実際に飛んでいるのをはじめてみましたが、地上でのエンジン音が悲しげな咆哮に聞こえるときがありました。雲が低かったため、あまり派手な飛行はなかったです。小回りが利くように作られていないので、普段もそれほどではないのかもしれません。
プラウラーは妨害電波を出すことにより敵方のレーダーや通信を無効にする電子戦機として知られています。元になった機体 A-6 の機首部分を延長し、4人乗りとしてあります。
コックピットの先に付きだしているのは、空中給油用のプローブです。海軍機だとこのようなプローブが装備されています。
Boeing B-52H ストラトフォートレス (Stratofortress)
原型機は 1955 年に就役した長生きの戦略爆撃機です。空飛ぶ要砦 (Stratofortress) とはすごい名前ですが、胴体下の爆弾倉の中まで普通に見られて面白かったです。
Boeing E-8C ジョイントスターズ (Joint STARS)
陸・空軍共同の統合監視目標攻撃レーダーシステム Joint STARS (Joint Surveillance Target Attack Radar System) の略がそのまま名前として使われています。地上目標を監視し、攻撃するための目標指示を行う事を任務としています。胴体下に長細いレーダーが搭載されているのが分かります。
機体は旅客機 Boeing 707-300 を元にしています。機内は見学でき、写真まで撮れてしまいました。
Boeing RC-135 リベットジョイント (Rivet Joint)
電波傍受が主な任務の信号情報収集機です。鼻デカで見た目は面白いです。この機体も Boeing 707 を元にしています。
McDonnell Douglas/Boeing KC-10 エクステンダー (Extender)
旅客機 DC-10 と同じ機体を利用した空中給油機です。右に見えるタラップで機内を見学できました。機首の下のアンテナらしきものが口に見えてかわいいです。
アメリカ空軍の空中給油機には、KC-135 もあります。
機体の尻部分にあるこの部屋でブーム(燃料供給管)を操作して他の飛行機に空中給油を行います。白く見える部分が窓で、そこからブームも見えました。ブームにはちゃんと翼が付いていて、空力的な力で操作できるようになっているようです。
アメリカ空軍ではこのように最終的にブームを操作して飛行機に給油します。一方海軍では、空中給油機はただバスケットが付いた給油管を降ろすだけで、最終調整は給油される側の仕事になります。燃料給油口自体も、空軍機(目立たない給油口)と海軍機(プローブ)で違うので面白いです。ただし、ブームには海軍機用に予めバスケットを付けることはできるようです。
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