1998年新春特別企画

レコードジャケットに見る60年代の女性アイドル


その2〜タレント・ダンサー編〜


恵ともこ
 60年代前半におけるハーフ・タレントの先駈けとも呼ばれるべき人として、忘れてはならないのが、この恵ともこでありました。すでに、「60年代の雑誌」の「月刊平凡」1966年11月号&12月号などで詳しく紹介させていただいておりますので、そちらもご覧ください。この人とワンセットで思い出されるのが、ハーフ・タレントの高見エミリーですが、こちらは、レコード・ジャケットがありませんので、ご覧になりたい方は、「ジャッキー吉川とブルーコメッツのすべて」のコーナーの「ブルコメなんでも大百科」の「あの『少女フレンド』の表紙に高見エミリーと登場」のページへ行ってみて下さい。

小山ルミ
 やはり、60年代前半に登場したハーフ・タレントの代表格と言えましょう。後年、ドリフターズの加藤茶との噂などもあったので、若い世代でも、ご存知の方はいらっしゃるかもしれません。






金井克子/由美かおる/原田糸子/奈美悦子
 ご存知、西野バレエ団の精鋭ダンサーの皆さんです。といっても、若い世代の皆さんは、「レ・ガールズ」などというグループ名で4人揃って踊っていたことなどご存知ないでしょうか。むしろ、かろうじて、バラバラに1人か2人知っているだけというようなことかもしれませんが…。
 何れにしても、1960年代前半に、歌って踊れる本格的なグループとして颯爽と登場した彼女たちは、当時の少年少女には非常にまばゆくカッコいい存在でありました。この頃の活躍ぶりは、「60年代の雑誌」の「月刊平凡」1967年7月号&8月号のページの8月号広告をご覧下さい。

 私の記憶によれば、昭和40年前後に、NHKで日曜日の夜7時15分くらいから、「歌のグランドショー」とかいう公開歌謡バラエティ番組があり、その司会のアシスタント役として、金井克子が起用され、レ・ガールズも準レギュラーのような扱いで登場していた記憶があります。
 その後、70年代に入ってからも、金井克子は「他人の関係」をヒットさせていますし、由美かおるも映画「同棲時代」で当たりをとりましたので、比較的印象に残っているかと思います。また、奈美悦子も、最近、週刊誌にネタを提供しているので、電車の車内吊や新聞広告で名前を見たことがあるかもしれませんが、原田糸子については、私も、全然、情報を持っていません。どなたか、ご存知の方がいらっしゃったら、ご教示願えないでしょうか。












(C)1997 Kiyomi Suzuki

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