有鱗目ナミヘビ科(日本固有種) 大きさ 70cm〜100cm  分布 北海道から九州
 森、林、畑などにいる。半地中性で、土の中ですごすことが多い。単独行動。ネズミなど、小さな動物をつかまえて食べる。冬は冬眠。おだやかな性格で、人を攻撃することはほとんどない。幼少時は赤くてきれいな、かわいいヘビだ。
ウォッチングのコツ・・・たまに沢や崖で見ることもあるけど、たいていはハイキング道や林道、公道などで出会う。狙って会える生き物ではないので、偶然を期待しよう。  

←逃げる成体 

 直進するジムグリの前方に子どものサンダルを置くと、なんの抵抗もなくすんなりとくぐる。何回やってもすんなりくぐる。もちろん逃げているのだけど。
 おとなしいので、子どもには絶好のおもちゃにされてしまう。

撮影 : 北海道和寒町(平成16年2月)

現地施設

←若い個体(頭部)

 幼蛇は赤みが強くて黒い斑点が明瞭だ。いつも出会ってしまうと目が離せなくなる。

 とにかく幼蛇がきれいなので、僕は好きである。

 成体は首にくびれがなく、頭と胴体の太さが同じだ。きっと土にもぐりやすい体型になっているのだろう。

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(公開:平成17年4月27日)

 決して少ないヘビではないのだが、年に数回しか会わないヘビだ。
 写真のヘビは標高1000mくらいの山の中。よく会うヤマカガシやアオダイショウ、シマヘビなどは平地の人家周辺にいっぱいいるのに対し、ジムグリは多少山や森に入らなければ出会わない印象が強い。だから出会いにくいのだろう。

南丘森林公園 和寒町(HP)
問い合わせ
電話 016532-2421

森林と湖の緑豊かな公園。アウトドアスポーツの拠点としてカヌー、オートキャンプ、釣りや一周約4kmの遊歩道での森林浴などが楽しめる。
開園期間:5月上旬〜10月頃

道央自動車道和寒ICより約5分

現地施設

←路上で見つけた成体

 左写真の態勢でぴくりとも動かない。

 成体(おとなへび)は赤みは消え、地味な褐色。

 北海道では公道で昼寝(?)しているジムグリを時おり見かける。いつ見ても車にひかれて死んでいると思ってしまう。脇に車を止めても降りて近づいてもまったく動かないのだ。 関東ではそんなジムグリに会ったことはないので、寒い地方に生息しているジムグリは、日光浴をたくさんする習性があるのかもしれない。

撮影 : 栃木県塩原町・大沼周辺(平成16年5月30日)

塩原温泉ビジターセンター 〒329-2921
栃木県那須郡塩原町大字下塩原前山国有林内
電話
 0287-32-3050
那須塩原の豊かな自然を紹介。新緑ウォーク、森のコンサート、秋の紅葉ウォーク、自然観察会そして冬のカンジキウォッチング等のイベントを開催 
開館 午前9時〜午後4時30分 休館 毎週火曜日 年末年始 詳しくはビジターセンターHP
塩原の他の生き物・・・モリアオガエルハッチョウトンボイモリヒキガエル              


←若い個体

 このヘビは朝7:00過ぎ、ハイキング道を横切っているところを見つけた。撮影のため道をさえぎると、怒って鎌首を持ち上げ、威嚇する。毒はなくておとなしいけど、いじめると攻撃的・・・・・あたりまえか。

ジムグリ

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