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ドイス「K]・けん玉普及を目指して日本一周ヒッチハイクの旅

 


 

9月7日(土)・・・・旅、30日目

 寝たのは3時過ぎで、朝は5時くらいに寒さで目が覚めた。どこの公園で寝ても、朝は掃除をしている人か、犬の散歩をしている人がいる。

「寒くないか?」
「寒いです」

という会話もしばしば。

 6:30にはラジオ体操の音が聞こえてきた、ウトウトしながら周りを見るといつの間にかおっちゃん、おばちゃんがすごい集まっている。50人以上が集団で体操している横でおれは寝袋に包まっていた。寒くてあんまり寝れなかった一夜でしたが、昨日の潜水艦を見送りに行かなくちゃ。7時には起きて体を少し動かす。疲れはとれてないし足は痛い。右足には大きな血マメができていた。埠頭のほうに歩き出した。

 昨日は「中を見学させてやるよー」といっていたけど、あまり期待はしていない。着いたら皆さん白い服を着てラッパの演奏をしていた。それにしてもかなりの人数が乗っていたんだなあ。30人以上はいた。慌ただしく、船上の整理をしたり、ロープをしまったりしているため、話しかけにくかったけど、「昨日はごめんね〜」と声をかけてきてくれて嬉しかった。一しきり作業が終わると一列に並ぶものの、皆さん暇そうに隣の人と話をしていた。

 艦の上にはえらい人っぽい人が上がって監視しているが何か面白い。途中、かなりのお偉いさんみたいな人が家族を連れてやってきて、中に入っていった。「見学か、いいなあ」と思いながら、腹が減って座り込んでいた。おれがいる場所にはおれの他にも、カメラを片手に珍しい潜水艦を見に来ている見物客が結構いる。1時間ほどして、発艦の時間となった。二台の船に引っ張られて少し沖までいき、そこから自分のスクリューで進む。手を振ってお別れだ。そこからおれは函館の朝市に行こうと駅のほうに歩き出した。何回この通りを歩くんだろう。

 荷物をかかえたまま、函館駅の横にある朝市に行く。カニがかなり多い。試食させてくれる店がほとんどで、美味い。ウニやイクラも試食する、これもやっぱり美味い。やっぱり函館、いくら丼とかが食べたいね。どこの店で朝飯を食べようかと迷っていたらイクラの試食をさせてくれたおばちゃんが、「きくや食堂」を紹介してくれた。ここは有名店でTVなんかでもよく出るそうだ。朝市全体で見ると、いくら丼1200円、うに・いくら丼2000円、うに丼は時価、というのが多いかな。この店も同じくらい。そのほかにも3色丼、5色丼、7色丼・・・おれは3色丼(うに・いくら・サーモン)を注文した。美味かったけど、もっとボリュームがあるものだと期待をしていたからちょっと残念。サーモンは刺身じゃなくて焼くほぐしだった。紹介で行ったから粗品でペンをもらった。

 朝市を一通り周って出た。体がかなりダルイから泊まった公園に行って昼寝した。1時間くらいの予定が3時間も寝てしまった。昼間というのに風は冷たく寝袋に入って寝た。半袖にハーフパンツなんていう奴はおれの他にはいない。で、またまた腹が減ってきたから頂き物のクオカードでコンビニ弁当を買って食べた。
  ヒッチハイクしようと歩いていたけど、18切符がまだ3つ残っていて、期限は後4日。駅に行って電車を見てみたけど、目指したい留萌(るもい)に行く電車が全然ない。1時間半待って3つ先の駅まで行く電車、3時間待って長万部(おしゃまんべ)に行く電車がある。長万部まではここから約100km。

 歩きなれた通りに戻ってヒッチハイク開始。普段は街を抜けてからするけど、もうしんどいから駅の近くでやった。旅行者とかレンタカーで周ってる人なら止まってくれるかもしれない、結構レンタカー(“わ”ナンバー)が走っている。通り過ぎる車のドライバーの表情を見ていると、止まってくれそうな雰囲気だった。15分ほどしてO野寺さんカップルが止まってくれた。今は14:30だ。札幌までは車で5時間くらいらしい。

 釧路ナンバーの車に乗っている2人とは、「道東はいいよ〜」っていう話が中心。道北を目指しているおれは、かなり道東に行ってみたくなった。自然が豊富で、無料の温泉とかもたくさんあるらしい。O野寺さんは柔道をやっていたそうで、おれの先輩に雰囲気とか似ている。好きなラジオが土曜日にあるらしく、毎週ドライブをするそうだ。長万部まで送ってくれることになって、車は進んでいく。函館の街を過ぎれば山の中、大沼国定公園はすごくきれいだ。最後は少し寝てしまい、1時間ほどで着いた長万部のカニ市場でお別れとなった。トイレに行って、またヒッチハイク。

 5分もしないうちにN田さんという方が止まってくれた。ヒッチハイカーを拾うのに慣れていて、20〜30人目だって。おれは今年の第一号。
 海上保安庁で勤めているらしく、昨日潜水艦に入った話しをすると

 「よく入れてくれたねー、あれは特別な許可が要るのに」

 と驚いていた。おれはラッキーだったのか。国の機密船で、見る人がみれば内部からいろんな情報がわかるらしい。何mまでもぐれるとか。話しやすい人で、道東の生まれらしい。「あそこは寒いよ」って言われた。いろんな話をしていたら、家で食事を頂くことになってしまった。真っ赤な夕陽となって日が沈んでいく。この旅できれいな夕陽をよく見る。道はすいているけど「今日は車が多いね〜」という。速度は大体90〜100km/hくらい。

 途中で60km/hくらいでしか進まない渋滞(?)があって「こんな混むのは年1回くらいや」と言っている。道東は道がもっと広くてまっすぐ&車は少ないそうだ。ずっと山の中を走っていく、北海道の自然の豊かさの一端が見えたような気がした。札幌南区に家があり、お邪魔して食事を頂いた。おれの呼び名は、「けん玉の先生」だ。子どもは2人、みんなでけん玉をしていたけど、兄ちゃんはけっこう上手いしがんばって何回も練習をしていた。おれがご飯を頂いているときにも黙々ととめけんをやっていた。ご飯は骨付きソーセージにネギトロ丼、ハムを焼いたもの、等など。おかわりしてご飯を3杯頂き、ビールも遠慮なしにもらいました。最後には昆布や明太子まで出してもらってもう最高の食事でした。本当にご馳走様でした。HPの宣伝なんかもしておきました。

 それにしてもヒッチハイクで函館〜札幌間280kmが4時間半か。朝だと3時間ちょいで着くらしい。今までのペースだと平均したら1時間に20kmくらいしか進めなかったのに。待ち時間とかが多くて。
 ご飯が終わったら、寝るために近くの公園まで奥さんが送ってくれた。おっちゃんは「北の国から」を見るらしい。こっちではもうすごい人気らしい(視聴率が40%とか)。公園でテントを張ってすぐに寝た、酔っていたし。けど夜には暴走族のやつらみたいなのが集まってきて「おもろいもんあるで〜」とテントを発見された。まあかなり目立つ場所やったしね。結構な人数が集まってきた様子で「集団する?」とか言っている。アホか、こいつらは。とりあえず目は開けたけど、どっかに去っていった。おやすみ。それにしてこっちの人は温かいね。東北でかなりヘコんだおれの心を癒してもらいました。内心、北海道の人もヒッチハイク止まってくれなかったらイヤやなあとか思っての上陸だったから。


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