青年海外協力隊 (モザンビーク 理数科教師)
短期隊員との活動記録 『びりびり日記』 その20
赤い屋根に白い壁。校庭には緑が豊富で、ゴミもほとんど落ちていない。平屋の校舎が立ち並ぶきれいな学校。見ただけでこの学校で働きたくなった。モザンビークにもこんなキレイな学校があるんだ。
「MOZAL」というアルミニウム工業会社の地元還元金(?)というか出資で昨年に開校されたばかりのネルソンマンデラ中学校。出資は企業だが、管理は国のもので公立中学ということになっている。
1時間以上も前に到着している先発隊と合流して、まずは校長先生とこれからの3日間の活動について相談する。
先に送った計画書の通り、午前中は生徒を相手にした実験授業を、昼からは教員を対象にしたセミナーを、とこちらが提案すると、校長先生は生徒への講義はいいので、今回は全ての時間を教員のトレーニングのために当ててくれないかと強くおっしゃる。落ち着いた感じの、人当たりの良い校長先生。
教員が実験方法を覚えないと、今後のためにならない。学校の求めるものを優先させるのが当然なので、もちろん受け入れる。最後の日にその成果としてちょっと1クラスで実験を紹介してくれという校長先生。
「ポルトガル語が、非常に上手い」 と褒めてくれる。
まぁ一年も住んでいれば最近は、「ヘタクソ」と言われるよりは褒められることのほうが遥かに多い。
ま、遅れまくったものの理科教員9名とまずは顔合わせして(私はほとんどの人にあっているけど、短期メンバーの紹介も兼ねて)、活動が始まる。
それにしても、トイレはきれいだし、なんと水まで流れるし、ありえない学校だよ。自分的にはトイレは水の流れないものだという認識になっている・・・・・
まずは、3つ(生物、物理、化学)あるという理科の実験室を見せてもらう。
う〜ん。どこで今日からの活動をしようか・・・・・
物理と化学の部屋は、余った机やイスが山積みにされて――モザンビークで机が余っている学校は珍しいだろうな。普通は不足に悩んでいる。さすがは企業出資だ――、倉庫になっている。誰も入ることは無いのだろうか、薄暗い部屋の中はホコリだらけだ。
生物の部屋に関しては、普通の教室として使われている。
準備室にも入って、実験道具を見る。う〜ん、開封さえしていない状態のまま、箱にはホコリが積もっている。まぁ中身がきれいなだけ、マシかな。
仕方がないので、実験道具を職員室に運び込んで行う。実験開始は12時だ。
