アメリカでパン屋が独立して存在していることは珍しく、普通はスーパーなどで売っているまずい食パンで我慢することになります。アメリカの食パンは日本のものと比べて 1 枚の面積がすごく小さいですが、袋に何枚も入っています。ただし、店内にパン焼き器を備えているスーパーでは、割とおいしいパンも手に入ります。
手軽においしいパンを手に入れるために、パン焼き器 (Amazon.com) があればかなり便利だと思います。強力粉 (bread flour) やイースト菌などの材料は安価で手に入ります。レシピ通りだと季節・天候によっては水分が足りなかったり、使うイースト菌の粒子の大きさによっては多めに入れた方がよかったりしますが、結果を見ながら調節すればいいパンが普通に焼けるようになります。
個人的にはパナソニックのパン焼き器がお勧めです。安いものも多々ありますが、ふっくらおいしく焼けないものもあるようです。パナソニックのパン焼き器はアメリカではしばらくモデルチェンジがなく、普通に手にはいるのは長い間 SD-YD250 だけで、値段だけが上がっていました。2010 年末になってやっとドライフルーツを自動投入できる SD-RD250 も買えるようになりました。大きなパンが焼けますが、一度に食べきれない分は切ってから冷凍しておけば後でもおいしく食べられます。
ついでに、アメリカでも日本と同じように小麦粉は 3 種類あります。日本では既に行われていない小麦粉の漂白がアメリカではまだ行われており、店に並んでいる内の半数ほどは漂白したものです。漂白 (bleached)・無漂白 (unbleached) は普通分かりやすい位置に書かれています。
アメリカで普通に売っている卵は生食できないものと考えた方がいいです。古い卵が混じっていることもあるようです。よく火を通してください。普通に売っている卵を生や半熟で食べる場合にはよく吟味した上で、サルモネラ菌への感染も覚悟してください。卵の生食を法律で禁止している州もあるようです。
アメリカでは生食用の袋詰めほうれん草が売られています。葉は日本の普通のものと比べると短くて丸く、味は苦くなくておいしいです。ただ、2006 年 9 月に O-157 による食中毒が発生し、死者が出ました。FDA(食品医薬品局)からは食べないように警告が出ました。それ以降もたまに事故があり、買う場合には生ではなく火を通して使うようにした方がいいと思います。また本当かどうか、生きた蛙が袋の中に入っていることがまれにあるようです。
お勧めはカリフォルニア産です。今まで何度も買っていて、たまに皮が硬いものはありますが、味はどれも甘くておいしいです。対してフロリダ産は数回買った事があるだけですが、どれも甘みが少なくはずれでした。フロリダで食べる分にはおいしいので、当たりはずれの差が激しいのでしょう。
普通にスーパーで安く買えます。白くて新鮮そうな物が手に入ったら、薄く切ってサラダとして食べるとおいしいです。知り合いの先生のアメリカに来る楽しみの 1 つが、生のマッシュルームをたくさん食べられることのようです。
ついでに、キノコ類は日本と比べると少ないですが、乾燥椎茸は中国・韓国系のお店や Wal-Mart などでも手に入ります。また秋にはアメリカ・カナダ産の松茸がアジア系の店で売っていることがあります。日本産と比べて香りが非常に薄いですが、値段は手頃です。
アメリカで現地生産しているようで、Wal-Mart などで日本よりもかなり安く手に入ります。インスタントラーメンでもお湯でよく洗って油を落としてから食べれば、ラーメンが食べたくなったときにいいと思います。焼きそばタイプのものもありますが、日本と違いお湯を注いで麺を戻してから余分なお湯を捨てるのではなく、容器に水を入れて電子レンジで作るのが基本のようです。
日本でメキシコ料理店はほとんどありませんが、タコスは日本人の口に合います。自分の家で手軽に食べるには、tacos dinner kits を仕入れるといいです。キットは数種類ありますが、肉とからめるソースやサルサソース、トルティーヤ(ハード、ソフトの 2 種類があります)などが入っています。好みの刻み野菜やチーズ、サワークリームなどと合わせて食べます。ただし、メキシコ料理によく使われる香辛料のクミンが脇の匂いに似ていると評する人もいます。
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全乳は脂肪分の多さが嫌われているようで、脂肪分を減らした牛乳も数種類一緒に並んでいます。豆乳もスーパーで普通に買えますが、飲みやすいようにバニラやチョコレート味が付いており、混ぜ物がない豆乳はアジア系の店でしか見たことがありません。
普通の牛乳はハーフガロンまたは 1 ガロンのプラスチック容器入りで売られています。乳の出をよくするために、日本・ヨーロッパ・カナダでは認可されていない成長ホルモンを牛に使用して作られています。ただ Publix など、店によっては普通の牛乳でも成長ホルモン不使用のものしか提供していない場合も少数ながらあります。成長ホルモン製造元の企業は否定していますが、人間に影響があり、特に子供の成長や乳ガンに影響を及ぼすという話があります。
オーガニック牛乳はハーフガロンで紙パックまたは 1 ガロンのプラスチック容器に入っています。成長ホルモンを使用した普通の牛乳と比べ値段は倍ほどになりますが、味は日本の牛乳にかなり近いです。普通のスーパーでも簡単に見つかります。
アメリカでは炭酸飲料好きの若者が好むように仕上げられたビールが多いので、選ばないと好みのビールには巡り会えないかもしれません。World Market は品揃えが豊富で、アメリカ産ビールの詰め合わせなども売っています。カリフォルニア州で現地生産している日本のメーカーもあります。Costco で売っている自社ブランド Kirkland のビールもお勧めです。
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