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 無尾目アカガエル科(日本固有種)  大きさ 3cm〜5cm  分布 沖縄、奄美大島、徳之島、喜界島等
 南西諸島に棲むカエル。森林の周辺や草地、田んぼなどに生息。人家周辺でも見られる。繁殖は春から秋にかけてで、おもに水田等に直接、卵を産むそうだ。本州〜九州のカジカガエルに似るが、外見は手足が長いなどの違いがあり、また、産卵の形態や地上棲の生態なども違う。
ウォッチングのコツ・・・海岸近くから山の中まで、生息域がかなり広く、個体数も多いようだから、南西諸島では出会う可能性が高いだろう。渓流までいかなくても、民家近くの田んぼとか用水路など、ちょっとした水たまりにもいるらしい。僕は雨の夜の林道で見つけたが、雨もしくは夜がねらい目だ。本州のカジカガエルとくらべ、よく跳ねるらしい。

リュウキュウカジカガエル

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平成16年4月1日   鹿児島県奄美市(奄美大島)

 奄美大島カエル・パート3リュウキュウカジカガエル
 ハロウェルアマガエル、リュウキュウアカガエルに続いて、現れたリュウキュウカジカガエル。
  雨の夜のカエルウォッチングはまだまだ終わらない・・・。
 

  雨の路上を飛び跳ねていたので、車中からも見つけることができた。小柄のカエルで、日本固有種。学名はBuergeria japonica。japonicaは「日本の」という意味で、かつては 「ニホンカジカガエル」と表記されることも多かった。しかし、南西諸島に生息し、本州のカジカガエルと区別するために、最近は「リュウキュウカジカガエル」と表記されることが多いようだ。
   

 茶褐色だがアオガエル科のカエルだ。
 金作原(きんさくばる)の林道に入って、わりと登ってからあらわれたように記憶する。だが、本州のカジカガエルが「清流のカエル」というイメージが強いのに対し、リュウキュウアカガエルは地上棲が強くて、川から離れた人家周辺にも普通に生息しているという。
 生息域は海岸線近くまでとかなり広いよう。個体数も多いということだから、南西諸島ではもっとも出会いやいすいカエルのひとつだろう。

 この時の奄美ツアーでは写真の1個体しか会えなかったが、夜の森ではいろんなところでらリュウキュウカジカガエルの鳴き声が聞こえていた。沖縄のやんばるの森でも、このカエルの声が一晩中響いていた。

 奄美の森に雨がふれば、カエルたちのささやかなパーティがはじまる。リュウキュウカジカガエルの歌声が今夜も森から聞こえているはずだ。

↑ 金作原の森より

(平成19年4月14日 公開)

 ↑ リュウキュウカジカガエル!
リュウキュウアカガエル
ハロウエルアマガエル