究極のダイエット法2

「運動もいらない、食事制限もいらない、冬太り回避マニュアル」
とサブタイトルが付いた今回。
前回放送を上回る方法なのでしょうか?

「低インシュリンダイエット」
8/5放送「究極のダイエット」(ブラウザの「戻る」で戻ってください)の続編となる今回は「忘年会や、クリスマス、お正月に太らない方法」を紹介するということですが、導入では前回放送を振り返っていました。ご存知「低インスリンダイエット」の説明です。これは「スーパーフライデー」の「史上最強ダイエット」(ブラウザで戻ってください)でも登場したダイエット法です。


再度番組内容を説明しますと、「インスリンは血糖値が上がると分泌される→インスリンが糖を肝臓や筋肉に届ける→血糖値の急激な上昇は肝臓や筋肉の消費スピードを上回り糖があふれる→余分な糖分は脂肪細胞に送られる→脂肪細胞で脂肪となり蓄えられる→よって太る」というものです。これを逆手にとって、「血糖値を低く保てば糖分が体内で全て消費され太らない」というのが「低インスリンダイエット」というわけです。


ここで注目したいのが「筋肉や肝臓で全て消費される」ということです。エネルギーとして必要な糖質は過剰に摂ると番組の言うように脂肪となって蓄えられますが、消費に関しては基礎代謝、活動代謝でしかなしえないのです(その他消化吸収を行うための「特異動的作用」というのが最近注目を集めています)。ですから血糖値の上昇が早かろうが遅かろうが食べ過ぎれば同じこと、消化吸収が早いか遅いかの違いでしかないのです。


<番組による100g当りの各食品のGI値>
食 品 GI値 カロリー 食 品 GI値 カロリー
食パン 95 260 じゃがいも 95 77
フランスパン 95 294 うどん 85 105
にんじん 85 37 白米 82 148
コーン 75 99 ベーグル 75 302
パスタ 65 149 ライ麦パン 55 265
日本そば 55 132 玄米 55 148
中華そば 50 149 トマト 38 19
さやいんげん 30 26 大豆 15 180
ピーナツ 15 585 ほうれん草 25
これを見るとGI値(血糖上昇指数)の表にあえて入れる必要のない必要栄養素の第3群(身体の調子を整えるもの)である、にんじん、コーン、さやいんげん、トマト、ほうれん草が入っています。これらは糖分を含むものもあるのですが、実際に糖質=エネルギー源とは分類されていません。


番組では「カロリーとGI値は全く関係ない」として白米(GI値82、148Kcal)とパスタ(同65、149Kcal)の比較をして「パスタのほうが血糖値が上がりにくく、よって脂肪になりにくい」としていましたが、これも血糖値の上昇が遅い=脂肪になりにくいというこじつけでしかありません。以前にも書きましたが、血糖値の上昇が早い=下降も早いので、おなかが早くすいてしまい、つい間食してしまう人は参考にしてもいいかもしれません。


ナレーション
「これはGI値が低いものを食べて太りにくくするダイエット法である」





やせるんじゃないのかよ



<ポイント1>穀類、ジャガイモ、にんじんは避ける
ここは居酒屋メニューの中から消化が良くGI値が高いものを何に変えればいいかを説明していました。それによると、


チャーハン、焼きそば、焼きビーフン、ジャーマンポテト、フライドポテト、コロッケ

⇒⇒⇒枝豆、冷奴、ほうれん草のゴマあえ、ふろふき大根、揚げ出し豆腐、なすの田楽



だそうですが、これを見るとあら不思議、
低カロリーのヘルシーメニューに早変わり。やれやれ。


<ポイント2>脂質は避ける
ここも居酒屋メニューから例を出していました。説明では「GI値は炭水化物の数値で、脂質、タンパク質はほとんど算出されない」んだそうです。脂質は摂りすぎれば当然脂肪になるのですが(1g=9Kcal)、番組でも「脂質はそのまま脂肪細胞に蓄積される」と説明していました。つまり脂質は食べ過ぎないほうが良いという、ダイエットの基本に戻るわけです。


鶏のカラアゲ、魚のフライ、カルビ

⇒⇒⇒焼き鳥、ササミ、ロース、ズロース、刺身



これもGI値がどうこう言うより、変更後は低カロリーのタンパク質です。


<ポイント3>繊維質は必ず摂る
これが今回究極のテクニックの一つだそうです。前回放送時には当たり前なので省略しましたが、今回は詳しく説明しましょう。番組によると、ごぼう(GI値45)、きのこ(27)、海藻(17)などの繊維質は一緒に食べた炭水化物のGI値を下げるということです。これは当たり前のことで、普段から食物繊維を多く含む食品を食べることは必要です。しかも同時に食べることで満腹感を早く感じ、食べすぎも防ぐことができますので、ダイエットには必ず取り入れたいものです。


食物繊維は簡単に言うと「ヒトの消化酵素では消化されない成分」のことで、消化されずに便として排泄されます。つまり食べてもウンコの材料以外にはどう考えても役に立たないものです。というのは古い考えで、いろいろな作用があるので今まで邪魔者扱いだったものが急に脚光を浴びてきたわけです。これには2種類あって、


●水溶性食物繊維
水に溶ける繊維で、ヌルヌル、ネバネバしているのが特徴です。こんにゃくや大麦、里芋、果物、海藻類、などに含まれます。

●不溶性食物繊維
反対に水に溶けない繊維です。野菜などに含まれる糸状に長い筋で、ザラザラしているのが特徴です。穀類、イモ類、野菜などに含まれ、ごぼう、大豆、キャベツ、かんぴょうなどに多く含まれています。


<参考までに食物繊維の効果>
○糖分の吸収を遅らせる
○コレステロールを体外に排出する
○有害物質を吸着し排泄する
○便のかさを増し排便を促す
○血糖値の上昇を抑える
○胃の中で水分を吸収して膨らむので満腹感が得られる



<ポイント4>お酒は割るものに注意する
ここでもGI値に注目していましたが、説明はカロリーにしか思えませんでした。それによると、日本酒(107)、ビール(98)、グレープフルーツサワー(94)、ワイン(40)だそうです。日本酒やビール、ワインは割ったりしませんが、ここでグレープフルーツサワーについて、「ジン、ウオッカは糖質はゼロだが、割るときに砂糖が多いと一気にGI値が上昇する」としていました。


ですが、これはGI値というより糖分のカロリーのことで、当然糖分が多ければカロリーは多くなるのです。また、日本酒はカロリーが高いのでたくさん飲めばカロリーオーバーですが、肝臓でのアルコール処理にも大量のエネルギーが必要ですので思ったほど脂肪に変わりません。番組ではその説明に飲酒後のラーメンを絡めて放送していましたが、実はアルコールではそんなに太らないのです。ただし、糖分の多いカクテルなどはやはり気をつけましょう。


<ポイント5>すっぱいものはすすんで摂る
これが究極のテクニックその2だそうです。番組によると「酸は炭水化物の分解に必要な唾液中のアミラーゼの作用を抑える」だそうです。確かに酢は身体によい食べ物です。これはTCAサイクルという回路の中で、糖、脂肪、アミノ酸の合成・分解を調節しているという大切な働きがありますので、不足が問題になることはありませんが積極的に摂りたい食品です。


ここではイタリアレストランでのクイズで示していました。
質問:「トマトベースのポモドーロ(46)、生クリームベースのカルボナーラ(61)、オイルベースのぺペロンチーノ(56)、の中でGI値の低いものは?」


答えはトマトベースですが、これは=ソースのカロリーになるわけです。よってGI値も低いのかもしれませんが、素材+ソースや調理法で大きく異なるという誠に当たり前な結果です。デザートには小麦粉を多く使ったショートケーキ、シフォンケーキ、ワッフルは避け、ティラミス、パンナコッタ、ヤナコッタにすればよいとの事ですが、できるだけ我慢したほうがいいでしょう。でもたまに食べるくらいならいいですよ。


ここからは「お正月編」と題しておもちの食べ方のクイズです。
「いそべ焼き(61)、雑煮(93)、おしるこ(89)、きな粉もち(66)、の中で一番GI値が低いものは?」


答えはいそべ焼きですが、これも繊維質を一緒にとることで吸収が遅くなるので太りにくいそうです。雑煮はGI値が高いので、食べるときには繊維質を含む野菜を一緒に入れれば良いということですが、ここも糖質以外の繊維を一緒に食べることでお腹が膨れ、糖質のみの食べすぎを防ぐ効果です。効果というよりは正しい食事といったほうがいいでしょうか。


<ポイントのおさらい>
ここで、年末、お正月を過ごすポイントをおさらいです。

(1)高GI値の食べ物は食物繊維や酢と一緒に摂る

(2)脂質はそのまま脂肪になるので摂り過ぎない

(3)お酒は糖分の低いものを選ぶ

(4)デザートは小麦粉の少ないものを選ぶ




冒頭のナレーション
「運動なし、好きなものを好きなだけ食べてもダイエットできる究極のダイエット法!!!」








結びのナレーション
「以上のことをきちんと守ればダイエット中も宴会を楽しめる」








「ただし、量を気にせず無限に食べていいというものではない












いい加減にせんかい特命リサーチ!!!