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8月22日(木)・・・・旅、14日目
久しぶりに温かい布団で寝た気がする。ぐっすり寝たけど体はだるい。高知駅まで送ってもらって地図を見てみるといくつも小学校や中学校があったから、勘で江陽小学校にいった。だいたい1kmくらいかな。朝一はまだまだ体力があるから余裕。
着くと小学生がいっぱい集まっているのが見えた。放課後児童クラブに来ていたようだ。「けん玉協会の窪田というんですが・・・」と言うと「あ、知ってますよ」と言われてびっくりした。別におれのことを知っているわけではないようだ。今けん玉を教えてくれる人を探しているそうで、いろんなところに電話とかしていたらしい。けん玉を教えてくれる人が存在するのを知っているというわけだ、多分。
それにしてもなんという偶然、入ったときは勉強の時間だったけど先生が、
「勉強はいつでもできる」
「けん玉は今しかできないよ」と、時間を取ってくれた。
「勉強やめて〜」という合図からけん玉開始だ。なんちゅうバイタリティーのあるおばちゃんだ。これはけん玉指導のときにも思った。おれが説明していてもおばちゃん(先生)がさらにでかい声で指示を出す。でもここの子ども達はほんとにまとまりがあって、いい子だと思った。先生がいいのだろう。45人くらいいたけど、児童クラブにあったけん玉も使って何とか足りた。みんなけん玉ははぼ初めて。1時間くらいでとめけんまでやりました。充実したけん玉やったし、室戸のほうに向かっていこうかな、と思っていたら先生が近くの児童クラブに電話して、そこに行くことになった。タクシー呼んでくれてさようなら。タクシー代は出してくれました。この旅初のタクシーだ。何の会話も無く、寂しい乗り物だなあ。もう乗りたくないね。
小学校に着くとちょうど児童クラブの先生と出会った。40人くらいいて、ここにはけん玉が無くて足りなかったから、交代制でした。プレゼント用のけん玉はあるものの、貸し出し用けん玉とは別物。新品のままでプレゼントしたほうがもらう側にも気持ちいいものかなと思って開けてない。交代制でのけん玉は初めて。ここの子どもはうるさい&根性が無い…できん〜とか言って泣き出す子までいた。泣きながらがんばるならわかるけど、先生に泣きつくなよ。昨日の十川の子ども達とはえらい違いだと思った。別にけん玉できなくてもいいんだけど、なんていうか1つのことに集中できない子が多い。まあそんな子ばかりじゃないけど。みんながけん玉を持てるわけでもないし、40分くらいで、とりあえず大皿だけやって終了。
終わって先生に住所書いてもらってる間に横になったとたんに寝てしまった。昼食まで頂いてしまうし、おれは何にもしてないのにスミマセン。さらに破れていた日記帳を修理してくださった。ありがとうございます。
いよいよ出発。タクシーで動いたからここがどこかもわからない。歩いてFujiの中の本屋で地図を見てヒッチハイク開始。正直もっと飯が食いたいけど、室戸岬から徳島に行くなら早く行かないといけない。高知には国道32号線が走っている。ヒッチハイクできる場所なんてないなあ。
1時間以上歩いた。
I原さんが野市まで送ってくれて、そこからまた歩き続けた。足にできたマメが相当痛い。足元がビーチサンダル、これが足にかかる負担を大きくしているようだ。両足にでっかいマメができている。九州にいたときにはもう少しマメが小さかったような気がするのに。Y崎さんに乗せてもらって、安芸駅まで送ってもらった。別に電車に乗るわけじゃないけど、駅というのは乗せる側にとっても行きやすいし、降ろしやすい(場所的にも精神的にも)から結構駅に行くことは多い。Y崎さんはヒッチするなら駅がいいよ、と知った風に言っていたけどおれはそうは思わないな…まあいいけど。
歩いて、ラーメン屋に入った。かなりおいしいチャーシューメンだった。そこから室戸まで、あんまり喋らないおっちゃんに乗せてもらった。でも途中からこの辺には23士の墓があるとか、歴史のことをかなり語りだした。おれの出身地である五條(奈良県)も知っていた。高知は明治維新にゆかりのある人がかなり多い土地だ、竜馬もいるし。お遍路さん(四国88箇所のお寺というか札所を周る人)の通る道の話とか聞きながら室戸市内に着いた。いや、それにしても高地は広い!東の人は四万十川に行ったこと無い人が結構多いらしい。
「四万十きれいらしいね」という声を何回も聞いた記憶がある。
少し歩いていたら左足のマメが潰れてかなり痛い。
足は裸足、サンダル、ばい菌入ったらどうしようなんて思いつつ、足を変な風にかばいながら歩いた。バス停があったからそこでヒッチ。すぐにK越さんが乗せてくれて岬まで送ってくれた。家が途中にあったのにわざわざ通り過ぎて、おれの目的地まで。ありがとうございました。この辺はイセエビとかアワビとか捕れて最高に美味いらしい。それも普通に友達と海に潜ると必ず一日に何匹か捕れるんだって。食べたいな〜。
もう夕方だ。室戸岬を軽く見て(足が痛すぎるから歩き回りたくない)、そこから弘法大師が修行したという洞窟とか像を見た。前にはホテルがあって、自販機の前でその明かりを頼りに日記を書いた。どこで寝ようか・・・けん玉の練習してない&明石に間に合う自信がない。まだ高地の南部だ。今日中に徳島まで行きたかった。車はまったくといっていい程に通らない。さらに歩いていたら「何とか漁港」と「何とか公園」っていう看板発見。公園野宿に決定!
しかし歩けど歩けど公園なんてないよ。やっと着いたと思ったらあるのはきれいなトイレのみ。まあいいや。ベンチの上でおやすみ・・・・
・・・・しかしだんだんと蚊が寄ってくる・・
・・・プ〜ン、プ〜ン・・・・
うざい。徐々にその数は増え(どこからやってきたんだというくらい)プ〜ン、プ〜ンと耳の横に絶え間なくやってくる。寝袋に包まっている部分はいいけど手とか顔とか耳とか、信じられない蚊の量だ。最初は何もいなかったのに、蚊の生命力はすごいなあ。
と思うわけもなくただ腹が立ってイライラした。疲れすぎて動く気にもなれない。1晩で何匹(何十匹)の蚊を叩き潰したのかわからない。大げさとか冗談とか抜きで100箇所以上は刺された。12時には左手とおでこが腫れて熱を持っているし、全然眠れなかった。2:30くらいにかばんからタオルを出して顔に巻き、何とかマシにはなった。
思い出すだけでもキモイ体験、まさに地獄絵図、蚊バージョンだ。
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