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ドイス「K]・けん玉普及を目指して日本一周ヒッチハイクの旅

 


 
はじめに

 私はけん玉が好きだ。まあ今けん玉をしているのは、腰を痛めすぎて柔道を断念したから…というわけなんですが。


  この2年近く、けん玉片手に突っ走ってきている。最初は「けん玉で日本一になってやる」、ただそれだけだった。しかし、今は少し違うというか、変化してきた。もちろん日本一になるという目標はあるけど、この小さな小さなけん玉界をBigにして、且つそこで勝ちたいという感じかな。けん玉普及活動に取り組んで、広島を中心に近辺に行くだけではなく海外(モンゴル)にまで行く事にもなり本当にたくさんの人とけん玉をしていると、けん玉の奥深さ・魅力を本当に感じる。当然けん玉をするのが楽しいわけだからやっているわけで、もっと多くの人にけん玉の楽しさを知ってもらいたい。そして日本中で、世界中で、自然にけん玉をしている人が増えて欲しいと願っている。
 
  大学3年生の夏休み…時間をたっぷり使うラストチャンスかもしれない。この春休みには学生9人でモンゴルにけん玉交流に行った。そのとき中国に渡る船で知り合った人と中国でけん玉を広めよう、という話をしていた。

 日本に帰ってからも電話で何回か相談した。詳しい部分はここでは書かないが、まあおれの力不足でその話はダメになりこの夏の中国行きはあきらめた。少々(かなり)ヘコンでたんだけど、夏には何かでかいことがやりたかった。DAMAけんの活動で、広島国際プラザでのけん玉交流の帰りサークルの友達と一緒にご飯を食べた時、Rちゃんに「中国行きあかんようになったから、日本一周でもしよかなぁ」といった。Rちゃんは「いいんちゃう?けん玉でも持って行ってきたら?」と言ってくれた。Rちゃんは何となく言っただけだろう、もうそんなこと忘れているだろう。

 しかしここから今回の旅の全てが始まったんです!この頃狂ったようにけん玉を広めることしか考えてなかったオレ。でも日本一周のことをそんなに考えていたわけじゃない。しかしこの日を境に本気でこの旅のことを考えまくった。きっかけを与えてくれたRちゃんには本当に勝手ながら感謝している。夏にはどうしても行かなくちゃならない実習(必修)と大会がある。そのことを考えつつ、切れるものはすべて切ってとりあえず予定(周るルート)を立てた、思いつきで。しかし実際行くかどうかの決心はなかなかつかない、、、

 何のアポも無しに全国周って本当にけん玉できるんか??ってことや、夏休みにけん玉を教えに来てくれという依頼を断りつづけるオレ。
 一ヶ月近く迷った。なんてったって二ヶ月に及ぶ旅、不安がいっぱいだよ。一人旅した事ないし・・・ヒッチハイクもしたこともない・・・お金もない。

 
  まあ迷いまくって何とかなるやろう、って感じで行く事に決心した。けん玉を広めるという事だから、広島テレビの方にも連絡して、取材してもらう事も決定。取材って結構疲れる(以前の経験)けど多くの人に伝えることができるからね。
 取材が決まったからにはもう止められない。当初の予定はこうだ・・実習(8月5日〜9日)前に山陰のほうを周って、実習後に九州〜四国へと再スタート。山陰の方には一ヶ所だけ行くところの予定ができたが頭の中では学校とかよりもストリートけん玉が中心になるかなあという感じだった。

 国際プラザの後からは体力勝負の旅のために毎日走りこみをしていた。しかし7月の半ば、持病の腰痛がきた。正直ヤバイくらい痛くて、学校も休んだりした。H君に針とか整形外科に送ってもらって、治療に必死。2週間くらいでだいぶ回復したけど山陰は中止、8月10日のスタートが決定した。とりあえず治ったものの不安は増えた。痛み止めやコルセットをリュックにつめての出発になった。
 

 正直、全行程を周りきる自信というものはなかった。取材は大会(8月25日)までだし、さっぱりダメだったら最悪そこで終了にするかも…なんてことも頭にあった。結局、多くの人たちに支えられて全て完了する事はできたけど、今思えば気負わずに行けたからできたのかもしれない。
 
  最初はけん玉の事しか頭になかった旅。視野の狭いオレは旅での“出会い”というものがいまいち想像できてなかった。実際旅にでてみると、そこにはまさに「未知」の毎日が待っていて、偶然としかいいようのない「出会い」があった。実際に行動しないと見えないもの、つながらない人々。

 無事に帰って来たからこうやって書けるんだけど。「けん玉」しか見えてなかったオレの視界にたくさんの「人」が入ってきた。周りの誰しもが思ってただろう…そんな上手い事いくわけない、と。実際おれもそんなに上手くいかないだろうと思ってた、けん玉にしてもヒッチにしても。でもスタートしてから50日間、もちろんキツイことはたくさんあったけど、夢のような貴重な体験ができた。出会った人々、支えてくれた人々に感謝しながらこの50日間を綴ります。
 


これを読んで、少しでも旅の良さやけん玉の魅力を知ってもらえれば幸せいっぱいです。
             
 窪田 保
 




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