オイノコエのうち、頚部と胴部とが区別され、口縁部がクローバー状になり、把手が短いものは2型と呼ばれ、用途は液体を注ぐためのものである。その最初の例は530年前後の黒像式で、赤像式においても制作され続けた。五世紀の前半まではそれほど数は多くなかったが、後半になると大量に生産されるようになり、雑な描写による劣った作品が量産された。
Cf. Harverd
1959.189 (Perseus
Project).
黒像式の場合、装飾は1型とほとんど変化はなく、胴部に画面が配置されるほかは装飾はほとんどない。赤像式の場合も同様であるが、白地の例も僅かに見られる。
大きさ:20cm前後。
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