マクラギヤスデ
今日は越冬態勢に入った甲虫観察だ。かなり朽ちた杉の切り株をどける。その前に、朽ちた表皮を少しはがす。越冬スズメバチがいないことを確かめるためだ。するとなにやら見慣れぬやつが・・・・・・。
あんまり自慢できる獲物ではないかもしれないが、狙って会える生き物でもないので(というか、狙おうなんて思ったこともないが)、けっこううれしかった。名は体を現す、という見本のような生き物である。名は・・・・・・思い出せない。あれれ・・・? いや、体のとおりの名のはずだ。・・・・・・きゃたぴら? うん、きゃたぴらそっくりだ。なんて思っていたけど、帰って調べたらマクラギヤスデだった。
平成17年10月 栃木県大平町
ヤスデ綱オビヤスデ目シロハダヤスデ科 大きさ 15〜20mm 分布 関東・関西・九州・南西諸島 |
線路の枕木に似ていることから、この名が付いた。朽木などの下にいる。腐植土や菌類を食べて生きている。学名にはNiponiaということばが入っているので、たぶん日本固有種なのだろう。が、調べたくても情報が少ない。 |
ウォッチングのコツ・・・小学館の図鑑NEOなどによると、分布は本州(関東地方、関西地方)、九州、南西諸島となっている。本州では生息が比較的限定されているようだ。今回は朽ち木で観察できたが、なかなか会うことができない種類。関東の山ならばどこにでもいるような気もするが、よくわからない。 |
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