カメ目 バタグールガメ科 大きさ 約17cm 分布 西表島、石垣島、別亜種は台湾に分布 絶滅危惧種(IUCN)、絶滅危惧U類(環境庁)、天然記念物、U類(CITES) |
日本の固有亜種で、天然記念物。腹にちょうつがいがあって、危険が迫ると、手足をひっこめ、フタを閉じて身を守るカメ。単独で生活、昼間に活動。木の実やミミズなど雑食。背中の甲羅がきれいに丸く盛り上がっている。 |
ウォッチングのコツ・・・西表島では、ある程度の数が生息していると思われるが、石垣島では環境の変化から、激減しているそうだ。西表島でも、飼育目的の密猟があるらしい。けしからん!!水辺の近くを好むが、畑、人家の近くにも現れるそうだ。 |
平成4年4月 沖縄県 西表島(現石垣市竹富町、当時は八重山郡竹富町)
← イリオモテヤマネコの剥製
民俗資料館にはたくさんのイリオモテヤマネコの剥製が所狭しと並んでいた。
西表島のど真ん中、マリユドゥの滝へと歩く道すがらで、運がよければ会えるという。期待して数時間かけ歩いたのが懐かしい。
昔話になるが、私がまだ、ぴちぴちの女子大生だった頃、同じく、隊員らくろばともう一人の友だちさゆりと3人、八重山諸島をテントを背負って、旅をした。当時は高価なカメラなど持っているはずもなく、撮りっきりコニカだ。
当時から生き物が好きだったので、ヤマネコはともかく、天然記念物セマルハコガメがいないかな、と思っていて、出会ったのがこの子。そのときの胸のときめきは今でも忘れない。
西表島は島の半周を弧を描いたような道路しかない。バスは日中に片道6本。ちなみに信号機は1つ。島のほとんどは国有林で、その貴重な自然がそのままに残っている。
手帳には、「13:00(石垣島から)西表へ、レンタサイクルで南風見田浜へ、民族資料館、レンタカー」とある。
レンタサイクルで浜まで行って見たのはよいが、浜は案外狭くて、適当にテントを張る場所がなかったことと、蚊がすごかったこと、自転車ではどうにもならぬと感じたためではなかったか・・・
そうそう、夕方にレンタカーをかり、車で寝たのだが、東洋のガラパゴスとも言われる西表島は、4月といえども初夏。熱いだけでなく、湿気が強い。まるで、蒸し風呂のようだった。
そのせいか、翌朝「6:30起床、ハコガメロードをひたすら走る。」とあるので、よく眠れないまま、まだ暗いうちに発ったのだろう。暑かった・・・・。
話が脱線してしまったが、南風見田浜の近くで夕暮れ時に発見したのが、このセマルハコガメ。歩いていたのをみて、かけよって、撮った写真だ。
しかし、つかまえたとたん、自慢のフタを閉めて、かたまってしまった。ほほお、これこそ、「危険がセマルと、閉じるハコ!のカメ」だな。(まちがってたらごめんなさい)
3人は、固唾をのんで、見守った、なかなかでてこない・・・
1時間ほど、動かずに見守ったが、とうとう、顔をだしてはくれなかった。
これが、彼とのひと夏?の思い出の一部始終・・・・
by ぽんぽこ
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いりおもてじま
暑いし、不便だし、虫には刺されるし、雨はよく降るしで、大変なこの島にわれわれは3泊した。 最後の日は、浜にテントをはってねていたら、背中に水が入って、飛び起きた。
どうやら満潮だったらしい・・・・
でも、思い出したら、笑いがとまらない。カメも、「こいつら、こんなとこまできて何してんだ」と甲羅の中で笑っていたのかもしれない。