マイナー級ゲーム普及委員会

世の中には名作(迷作)でありながら必ずしも世間に認知されておらず、人口に膾炙するほど普及するに至っていないゲームが山のようにあります。
そんなゲーム達の運命を少しでも改善すべく、発掘・紹介を行っていこうというのがこのページの主旨で、管理人の独断と偏見・趣向が濃密に含まれていますが暇つぶし程度に覗いていっていただけると幸いです。

第二回:ルドラの秘宝(スクウェア・SFC)

タイトルロゴ

「ルドラの秘宝」はスーパーファミコン最後期の1996年にスクウェアから発売されたRPGです。
知る人ぞ知る名作RPGなんですが、その発売時期のせいか、ほとんど名が世に知られないままにプレステ時代に移行し、歴史の闇に埋没してしまった悲劇のソフトこそがこの「ルドラ」なのです。
例の如く、簡単にストーリーを述べるとすると、「ルドラ」の世界は400年周期でその星に繁栄した種族が滅亡し、新しい種族が勃興する「滅亡と再生の永久機関」に支配されており、これまでダナン神族・水棲族・爬虫類族・巨人族の順に興亡を繰り返し、現在は人間族が地上で繁栄を極めていました。しかし人間族が勃興してから間もなく400年、星は環境汚染でその姿を大きく変えており、末法の世を象徴するかの如く、謎の宗教団体が横行する中、ついに人間族滅亡へのカウントダウンが開始されます。それを阻止し、母なる星の再生の運命を託されたのが「ジェイド」という宝石(?)を宿した4人で、人間族滅亡までの16日間にドラマティックな物語が展開される、といった感じです。
うーん、相変わらず伝わりにくい・・・。
まあとにかくプレイしていただければそのストーリーの壮大さがお分かりいただけると思います。
そしてこのゲームは、そのストーリーを三人の主人公の視点から辿っていくわけです。
といっても聖剣伝説3みたいに自分で任意に主人公を選んでその視点からのみで見ていくわけではなく、三人同時並行的に全員分のストーリーを追い、それぞれが課せられた使命を果たした後最終章で全ての謎が明らかになるので一粒で三度美味しかったり。
で、この三本のストーリーが様々なところで交錯するので楽しさがいや増すわけで。
このストーリーの秀逸さに加えてこのゲームを格段に面白いものにしている要素、それは「言霊システム」です。
何だそりゃって感じですが、言わば魔法を自分で作るシステムで、50音・濁音・半濁音に「ァ」などの小文字・「ー」を組み合わせて六文字の任意の言葉(意味なくてもいい)を作ったらそれが魔法として何らかの効果を発揮するというもので、とんでもなく膨大な組み合わせがあるのでより強い言霊を作ろうとついつい没頭してしまいます。
言霊作りのヒントとなるようなものは劇中に散らばっていますし、敵が使ってくる言霊を参考に作るのもいいのですが、真に強い言霊を作りたいならばやはり自分で考えるのが一番でしょう。
その試行錯誤の過程がまた楽しく、群を抜いて優れた魔法のシステムであると思います。
音楽は時に激しく、時に切なく物語を盛り上げてくれますし(各主人公毎にフィールドとボス戦の音楽が違うのも良く、管理人は思わずサントラ買ってしまいました)、グラフィックはスーパーファミコンの機能を最大限に活用したもので、フィールドから戦闘まで最高クラス。
特に戦闘は敵・味方問わずキャラが動きまくり、もはやスーファミのゲームとは思えないほどで、下手なプレステのゲームより優れていると言っても褒め過ぎではありません。
うーん、これほど非の打ち所のないゲームも珍しい「ルドラ」、発売時期さえ誤らなければ千古の名作としてゲーム史上にその名を轟かせたはずなのですが・・・。
FFやロマサガも目じゃないほど面白い優秀作・「ルドラの秘宝」、あまり売っているところも目にしない今日この頃ですが、見かけたらお手にとってみてはいかがでしょうか。
ここで攻略ワンポイント。
一本のシナリオ毎にクリアしていくのであれば関係ないのですが、三本を同時並行的に進めていくのであれば、各シナリオで次に何をすればいいのか、どこへ行けばいいのかをしっかり把握しておきましょう。
舞台が同じ世界なので混同するとどう進めればいいか分からなくなって泣きをみることになります。
冥界と地上との間のワープポイントのつながりはしっかり覚えておきましょう。
サーレントの章の最後の方でシオンと取引をしなかった場合にはエンディングに変化が出ます。
ストーリーには影響がないので試してみてはいかがでしょうか。
あ、そうそう、FFなどの呪文を言霊にすると同様の効果が得られますが、馬鹿にMP消費量が大きい上に弱いです。
なるべく自分オリジナルの言霊を作るようにしましょう。


ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★
グラフィック:★★★★★
音楽:★★★★★
操作性:★★★★
総合:★★★★★


こんな安直な名前の言霊は概して弱い。
言霊使用の図。威力が違ってきていることが一目瞭然。


空気の浄化。最初空気が赤かった時は驚いた。
上の戦闘の画面は画質が荒いですが、実際はこんなに綺麗です。


リザ、イメージイラストがちょっと怖いんです・・・。
主人公の一人・リザの戦闘中。コマンド待機状態でここまで動きます。

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