曇天の夜に満月俄に現はるるを驚きの心もて詠ず(三首)
月光の雲の切れ間に現はるる時を待ちつつ時は来にけり
虫の声あはれに響く夜はあれど月の光ぞ絶へて久しき
この胸に迫るを何にたとふらむ鋭(と)く光りぬる満月のいろ
(拙 作)