詩 人 ヨネ・ノグチ
深き闇より出で
謎に灯火を掲げ
完全な或る容(かたち)を照らし出す
或る日突如出現し
彼(か)の呼吸は不正を嗅ぎ
彼の両眼は星への道程を見出す
彼の面持は爽風の如く
天の永劫は彼の双肩に在り
彼の歩みは空を往くが如く
永遠の情熱を伝播す
彼の地位は朝の陽射に在り
且つ夜の歌をも語り得る
彼の視線に合ひては
人は墓場の塵より甦り
樹々の繁れる地へと昇華す
(拙 訳)