大型の神殿


イン・アンティス式の外周を一列の円柱で囲んだものはペリプテロス(PERIPTEROS)と呼ばれ、ナオスの中にも屋根を支える円柱が二段に建てられることが多いようです。アイギナのアファイア神殿もその一つといえます。

ペリプテロスの外周にさらにもう一列円柱を配したのがディプテロス(DIPTEROS)で、ディデュマのアポロン神殿やエフェソスのアルテミス神殿などはこのプランを採用しています。

またディプテロスと似たプランを持ちながら、内側の列柱を取り除いたものは擬ディプテロス(PSEUDO−DIPTEROS)と呼ばれ、サルディスのアルテミス神殿などがこれにあたります。