青春歌謡/西郷輝彦の部「君だけを」(水島哲・作詞 北原じゅん・作曲)
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1966(昭和41)年7月に発売された「星のフラメンコ」は、前年の10月にリリースされた「星娘」に続く“星シリーズ”の第2弾。
第1弾と同様、歌作りの天才職人だった浜口庫之助大先生の作品であり、ハマクラ先生はこの曲で第8回日本レコード大賞作曲賞を受賞されています。
また、西郷輝彦自身にとっても、最大のヒット曲であり、歌手・西郷輝彦の代表作と言える曲でしょう。同名タイトルで映画化され、西郷自身や松原千恵子が出演し、確か台湾でロケーションを行った映画だったと記憶しています。
星シリーズ作品は、ハマクラ先生の作品だけあって、当時の歌謡曲としてはとってもオシャレでした。「星娘」では、エイトビートを刻むドラムパートから入るイントロ部分で「ほっしむっすめぇ、イェイェイー」が2回繰り返された後、「ほっしむっすめっ」で一旦ブレーク、「イェイ、イェイ、イェイ、ホホホホー、ホホホホー」とカッコヨク決めて歌に入り、エンディングではメジャーナインスなどというコードも使われています。「星のフラメンコ」は、そのタイトル通り、フラメンコ・テイストをベースにした曲で、イントロ部分でのトランペットの泣きと、1小節目と3小節目の後半に重なるオーケストラの三連符が印象的です。決めは、エンディングの「ほ〜し〜の〜フ〜ラ〜メ〜〜〜ンコ」でありました。愚かな少年だった私は、このエンディングの「ほしのフランメンコ」の部分を息が続く限り目いっぱい引っ張り、「フ〜ラ〜メ〜〜〜〜〜」で一度切り、「ウンコッ」と短く締めて歌うのが大好きで、周囲のひんしゅくを買っておりました。
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