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『月刊平凡』1967(昭和42)年1月号&2月号
1967(昭和42)年1月号
さて、この号の表紙とは、あまり直接的に関係のない話になってしまいましたが、新聞広告に目を転じて見ますと、一応、号の上では年が改まったにも関わらず、またしても、加山雄三なのであります。実際の発売は11月の末ということもありまして、加山雄三と吉永小百合様の仲よしクリスマスという対談企画が新聞広告の目玉となっております。すでに、ブルーコメッツは「青い瞳」の大ヒットに続き、「青い渚」、「何処へ」と連続ヒットを飛ばし、そろそろ紅白歌合戦の初出場も決まろうかというような時期に入っているはずですが、新聞広告には、ブルーコメッツもスパイダースもワイルドワンズも、その名前は見当たりません。ちなみに、タイガースが「僕のマリー」でレコード・デビューするのは、本当のカレンダーでいうと、この号の発売から3カ月後の昭和42年2月のことであります。昭和42年という年は、今から振り返れば、ブルーシャトーのレコード大賞受賞に象徴されるように、間違いなくGS(グループサウンズのことです)の最盛期というか黄金時代なのですが、少なくとも、平凡の昭和42年1月号の新聞広告を見る限り、GSブームの兆候はカケラも見られないのであります。
1967(昭和42)年2月号
新聞広告の方に目を移しますと、表紙が加山雄三だったこともありますが、珍しく表紙と連動した写真使いになっておりまして、加山雄三と吉永小百合様がフューチャーされております。ということで、要するに、表紙は、平凡出版としても、恐らく、対プロダクション、あるいは、対映画会社、あるいは、対レコード会社などとの営業政策上、ある程度ローテーションで転がさざるを得なかったものの、発行部数の確保というか、販売政策上は、確実に雑誌が売れる、最大の目玉であった加山雄三を常に大きく扱わざるを得なかったという辺りが、正しい見方なのかもしれません。したがって、表紙で加山雄三を使った場合には、必然的に、新聞広告の写真使いも連動する形になるということだけなのでしょう。
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