タイトーの名作「バブルボブル」シリーズの1つである。「バブルシンフォニー」。 今回はこの作品を取り上げたいと思います。
かつて「バブルン」と「ボブルン」に退治された「ドランク」。時が流れ、ドランクは復讐すべく、
彼らの子供達「バビー」「ボビー」「クルン」「コロン」をバブルドラゴンの姿に変え、
絵本の世界に閉じ込めてしまいました。
バビー達は元の世界に戻る為、不思議な世界を冒険します。
「バブルボブル」をご存知の方なら説明不要かもしれませんが、固定画面で敵全滅系のアクションゲームです。
泡を吐くバブルドラゴン(バブルン・ボブルン・クルルン・コロロン)を操作し、敵を泡に包み、その泡を割ると
敵を倒すことができます。各ステージの敵を全滅させると次のステージへ進む事が出来ます。
7〜11ステージほどが1つのコースとなっており、各コースの最終面にはボスがいます。ボスを倒すと次のコースへ 進む事が出来ます。次のコースは複数から1つを選ぶ形式(同社のダライアスみたいな感じです)で、 最後のコースをクリアするとエンディングです。
操作系は、前作「バブルボブル」同様に「4方向レバー+2ボタン」。
左のボタンが「泡を吐く」。吐いた泡が敵に当たると敵を泡に包むことが出来ます。泡に包んだ状態でその泡を割ると
敵を倒せます。まとめて倒すとそれだけ高得点になります。
また、ボタン押しっぱなしで溜め撃ちが可能です。一度に3つの泡を同時に吐きます。泡を吐く方向はゲームスタート時に
選んだキャラクター(バブルン・ボブルン・クルルン・コロロン)によって変わりますが、基本的には使いません。
右のボタンが「ジャンプ」。普通に上へジャンプするだけです。床から下へ降りることは出来ません。ただ、
ジャンプボタンを押しっぱなしにした場合に限り、泡の上でジャンプする事が出来ます。通常のジャンプでは
届かない場所へ移動するときには必須のテクニックです。
「バブルボブル」の続編だけあって、アイテムの種類も豊富です。
各面1個ずつ、決まった場所に得点アイテムと特殊アイテムが出現します。特殊アイテムの種類は多種多様で、
プレイヤーのスピードアップ等のパワーアップアイテム、色々な方法で敵を攻撃するアイテム、プレイヤーのサポートアイテム、
更には、タイトーのゲームキャラクターがオプションキャラとして登場するアイテムもあります。
アイテムの種類だけでなくのアイテムの演出も個性的なので見ているだけでも楽しいです。
特殊アイテムの種類は沢山ありながら全て出現条件が異なるあたり、中々巧妙に作られています。
また、前作を踏襲したEXTENDバブルもあります。敵を3匹以上纏めて倒すと後の面で「E」「X」「T」「R」「A」のいずれかのバブルが
登場します、6種類全部割ると1UPします。点数では残機は増えないので貴重だったりします。
また、各ステージに1個ずつ「音符パネル」が隠されています。「音符パネル」の場所に触れるとパネルが出てきます。
同じコース内のパネルを3つ集めると鍵になります。鍵を4種類集めないとラストコースへ進む事ができない為、重要なアイテムです。
他に各コースに特定1面だけハリーアップになると、「R」「O」「D」のいずれかのバブルが登場します。
3種類集めるとバブルン達が元の人間の姿に戻れます。人間に戻っても性能的には変わりませんが、エンディングに影響します。
前作「バブルボブル」は余りプレイしなかったのですが、「バブルシンフォニー」は熱中しました。
「バブルシンフォニー」は、「バブルボブル」と比べると比較的難易度が低く、特に『複数のコースから1つを選んで
進む』形式なので、難易度の低いコースを選んで行けば、ある程度は遊べるゲームになっています。
また、同社のゲームキャラが数多く登場しています。奇々怪界の「小夜」、スペースインベーダーの砲台、ミズバク大冒険の
「ヒポポ」、ドンドコドンの「ボブ」、フェアリーランドストーリーの「トレミー」…。タイトーのゲームが好きな
私にとっては見ているだけでも楽しい作品でした。
「バブルボブル」の続編だけあって、前作を踏襲したシステムが沢山ありました。その1つが隠しコマンドです。
タイトル画面で以下のコマンドを入力すると特殊な効果が起こります。
コマンド | 効果 |
↑・スタート・→・ジャンプ・泡・←・スタート・↓ | (成功時、舞台の幕の色が変わる) スーパー版がプレイできます。敵とエンディングがちょっと変わります。 |
←・↓・↑・ジャンプ・→・スタート・泡・→ | (成功時、音がなる) スタート時から人間の姿になります。 |
↓・泡・ジャンプ・スタート・←・→・←・スタート | (成功時、音がなる) ゲームオーバーまでパワーアップした状態でスタートします。 |
ジャンプ・泡・ジャンプ・泡・ジャンプ・泡・←・スタート | (成功時、音がなる) ミスをしてもDOOR面でドアが出現します。 (DOOR面については後述。) |
スタート・ジャンプ・泡・←・→・ジャンプ・スタート・→ | (成功時、音がなる) 背景が黒くなり、VGMが前作「バブルボブル」のアレンジになります。 |
「タイトル画面」と言っても、「劇場の舞台っぽいシーン」のみコマンドを受け付けています。 もう1つのタイトル画面(ドランクが登場する方)では効果はありません。