鹿児島-東京バスの旅(2003年3月21〜23日)



鹿児島-東京の移動といえば飛行機がほとんどですが私は旅好きということもあり鹿児島-東京という長い道のりを飛行機で短時間に移動するのは面白くないと思い今回高速バスで旅をすることにしました。確かに飛行機では2時間弱ほどで移動でき、バスでは18時間ほどかかるわけですが。バスは飛行機よりも安いし、また移動時間が長い分、何か旅を楽しめるものがあるのではと思いバスでの旅を計画しました。
目次
鹿児島→福岡「桜島号」
福岡→東京「はかた号」
東京観光(新宿・新宿御苑・山手線・上野公園・丸ビル)
東京→福岡「はかた号」
福岡→鹿児島「桜島号」


関連リンク

鹿児島-福岡「桜島号」の路線紹介
東京-福岡「はかた号」の路線紹介

九州-東京 高速バス接続ダイヤ
鹿児島-福岡の高速バス「桜島号」 福岡-東京の高速バス「はかた号」


鹿児島→福岡「桜島号」(西鉄高速バス)

鹿児島を出発

ここは鹿児島天文館にあるいづろ高速バスセンターです。12時40分頃、熊本行き宮崎行きの高速バスと共に福岡行きの高速バス「桜島号」も入線してきました。この便の「桜島号」は西鉄高速バスが運行です。バスの中から乗務員が出てバスセンター窓口から乗客名簿を受け取り出発の準備をし12時50分頃乗車改札が開始されました。放送でも「出発便のご案内です。福岡行き高速バス『桜島号』にご乗車予定のお客様はバスのほうにご乗車ください。 」とのアナウンスです。

 私は早速荷物をトランクルームに預けて乗務員に乗車券を渡しバスに乗り込みます。私の席は1のAつまり一番前の左側です。バスのシートは3列シートでゆったりとして快適です。時間は13時になり熊本行き・宮崎行きと共に福岡行きの「桜島号」は出発しました。いづろ高速バスセンターを出たバスは早速天文館タカプラ前でも乗客を乗せます。そして甲突川を越えて西鹿児島駅前(現在の鹿児島中央駅前)のバスセンターに入線しました。ここでも乗客を乗せました。そして再びバスは発車し都通り・中洲通りと走行し武岡トンネルを抜けて13時20分過ぎに鹿児島インターチェンジから九州自動車道に入ります。

 鹿児島インターチェンジは九州自動車道の南の端で福岡でいったん高速道を降りて乗り換えるとはいえ九州自動車道を全区間走破し中国道・山陽道・名神道・中央道・首都高速を経て東京へ向かうわけです。乗務員による自己紹介・設備の説明なども行い、ビデオ放映も開始されました。私は西鹿児島駅前で買った駅弁を空けてバスの中食べました。バスから車窓を見ながら弁当を食べるのもなかなかです。「桜島号」はしばらく九州道を北にひた走ると13時40分頃、桜島SA付近で右側に桜島が勇ましく見えます。今日は天気がいいので一層美しくも見えます。「桜島」号は鹿児島空港南で最後の乗客を乗せて福岡を目指します。途中宮原SAでの休憩を除いて福岡の天神バスセンターまではノンストップです。そのため定時運行すれば並行する特急電車は熊本などでも停車するためにそれよりも早く福岡にいけるわけです。


いよいよ「桜島号」に乗り込みます。 鹿児島ICから九州自動車道に入ります。
バスの中で幕の内弁当を食べます。 桜島が勇ましく見えます。
九州山地を快走

 「桜島号」はさらに走り続け右側に霧島国立公園を望みながら鹿児島県に別れを告げて宮崎県に入ります。すぐさま、えびのジャンクションも通過しいよいよ加久藤トンネルに入ります。この加久藤トンネルは九州ではこの後通る肥後トンネルに次いで2番目の長さです。通り抜けるには約4分強かかります。この加久藤トンネルの中で熊本県に突入します。トンネルの出口にも熊本県の看板があります。「桜島号」は八代までの約40分間九州山地の壮大な山並みを走行します。
宮崎県に入りえびのJCTを通過します。 いよいよ加久藤トンネルに突入です。
トンネルは対面通行です。
(現在は4車線になっています。)
熊本県に突入です。

 「桜島号」は14時35分頃肥後トンネルに突入します。このトンネルは九州で一番長く全日本でも10位の中に入ります。この肥後トンネルも通過するのに約4分半ほどかかります。この肥後トンネルを通過してからしばらくトンネルの連続です。これからも九州山地の壮大さを実感できます。また一部の区間では対向斜線側(東側)が一部高くなっているところもあります。14時45分頃「桜島号」はあの有名は球磨川を越えます。この球磨川はとても綺麗です。
肥後トンネルに入ります。 対向斜線が一段高くなってます。
壮大な九州山地の山並みを走り抜けます。 宮原SAです。

 九州山地を抜けて14時55分頃宮原SAに停車して約10分間休憩します。15時05分「桜島号」は再び高速道に入ります。バスは緑川をこえて熊本の中心部に入ります。右側に飯田山左側に金峰山が見えます。地元の人には「山の背比べ」という民話で有名です。
飯田山が間近に見えます。 金峰山も見えます。
成田山久留米分院の慈母大観音 鉄橋を越えて筑後川を越えます。
福岡県へ
15時45分頃「桜島号」は熊本を後にして福岡県に入ります。バスは久留米インターチェンジを目前にして左側に「成田山久留米分院の慈母大観音」が見えます。久留米インターチェンジを通過して筑後川を越えますこの筑後川にかかる橋は珍しく鉄橋になっています。バスは鳥栖ジャンクションを越えて大宰府インターチェンジから福岡都市高速に入ります。そして天神北ランプから福岡都市高速を降りて渡辺通りを走行し16時50分頃に西鉄天神バスセンターに到着です。

 天神バスセンターに到着した私は次の東京行きのバスの出発まで2時間ありますので天神ソラリアを散策することにしました。天神バスセンターは天神ソラリアの中にあって同ビルには福岡三越や総合雑貨店「インキューブ」などがあります。そして地下には色々な美味しいものが売ってあったりし私もそこで夕食用の弁当を買いました。

大宰府ICから福岡都市高速道路に入ります。 天神バスセンターに到着です。


福岡→東京「はかた号」(西鉄)


東京へ向けて出発

 8時30分天神BCを鹿児島行き「桜島号」が5番乗り場を出発してから、出発案内のLED表示下の段には東京行き「はかた号」の表示がでてきました。同じ乗り場を利用する他の路線の乗客は「高速バスで東京までいけるの〜」と驚きの様子です。しばらくたつと放送でも「はかた号」のアナウンスがあります。そして職員らしき人がバスに積み込む軽食を乗車場まで運んでいます。発車直前になると案内係の人が口頭で「5番乗り場には先に鹿児島行き『桜島号』が到着します。なお東京新宿行き夜行高バス『はかた号』は鹿児島行きが出発しだい入線します。なお本日の東京行きはバス2台で運行いたします。お手持ちの乗車券の号車番号をご確認ください。」とのアナウンスがされます。「桜島号」が発車した後に「はかた号」1号車が5番乗り場に入線しました。なお2号車の乗り場は6番乗り場に変更され6番乗り場に2号車が入線してきました。

「はかた号」の出発案内です。 乗車改札をしてバスに乗車します。


東京への長旅の始まりです。
 バスは福岡ナンバーで「にしてつ」のロゴが入っていながら方向幕には「東京(新宿駅西口)」とちゃんと表示されています。東京へ行く移動手段の中で地元の会社の運行で行けるのはこの「はかた号」だけです。またこの「はかた号」の出発は19:00ですがこの時間は東京行き最終の新幹線はすでに出発しています。いよいよ乗車改札が開始されました。乗務員は2人います。一人はトランクルームに乗客の荷物を入れて、もう一人の乗務員は乗車改札を行っています。バスのシートは夜行用の独立3列シートでゆったりとして快適です。乗車準備が整ったところでいよいよ天神BCを出発します。バスはスロープを降りて渡辺通りを走行し那珂川を渡って博多へ、住吉通を通って右に博多駅の駅ビルを眺めながら博多駅交通センターに入り、残りの乗客を乗せてます。いよいよ東京へ向けての長旅の始まりです。

九州道を快走


デパ地下で購入した弁当です バスから見た関門橋
 バスは大博通りを進み呉服町ランプより福岡都市高速に入線します。ここから東京新宿まで信号は一つもありません。ここから東京の高井戸ICまでの間はひたすら高速道路を走るのです。車内では設備案内のビデオが放映され、続いて乗務員の紹介と休憩地および到着予定時刻の案内が行われました。そして都市高速を走り終わりダイレクトに福岡ICから九州自動車道に入ります消灯まで時間がるということで映画のビデオが放映されます。しばらく落ち着いてきたところでさっきデパ地下で購入した弁当を広げて夜の車窓を楽しみながら食べます。バスに乗りながらの弁当もなかなか良いものです。九州道を難なく走り、対向車線を走る西鉄高速バスに見送られるようです。しばらく経つと左側に北九州の夜景が見えます。そして新門司港を眺めつつ短いトンネルが何個か出てきたところでもうすぐ本州です。そしていよいよ関門橋です。この時間、関門橋はイルミネーションされてとてもきれいです。また門司港や下関港も眺められます。20時20分頃、関門橋を渡りきると山口県に突入です。
中国山地を快走
 
 
宮島SAです。
看板にしゃもじがあります。
いよいよ九州に別れを告げ本州に突入した「はかた号」は中国道を快走しています。東京までは本州の約半分の動脈を走ることになります。中国道ではカーブと勾配が連続しており、中国山地の壮大さを実感させます。20時50分頃いったん美東SAに停車しここで車両点検をします。そして再び高速道を走ります。21時過ぎに山口JCTを通過し山陽自動車道に入線します。この山陽道は中国道よりも新しく開設されましたのでカーブや勾配が少なくなっています。そのかわり短いトンネルが頻繁に出るようになり、これからも中国山地の山並みを堪能できます。
 
 22時05分頃「はかた号」は山口県に別れを告げて広島県 に突入です。バスは大竹JCTから広島岩国道路の入ります。ここから廿日市JCTまでは高速道路ではなく一般有料道路でありながら山陽自動車道の中に含まれているという珍しい有料道路です。バスは廿日市JCTから再び山陽道に入線し広島県をひたすら東へ走り続けます。

しばらくして交代乗務員がマイクを取り出し、「まもなく宮島SA到着です。翌朝の双葉SAまで夜行運行となります」との案内です。22時25分頃宮島SAに到着。ここで約15分の休憩です。トイレに行く人・電話をかける人・お土産や夜食を購入する人様々です。またこの休憩時間にカーテンが閉められます。しかもこのバスには仕切りカーテンと呼ばれるカーテンがあり各座席ごとに仕切られるようになってプライバシーも確保されます。そして乗務員も交代し再び出発。ここで乗客は眠りにつき双葉SAまでの約9時間は夜行運行となります。
目覚め
 
 7時前頃「おはようございます。カーテンを開けさせていただきます。」と朝のアナウンスがあります。そのあと山梨県の双葉PA到着の案内をし予定通り双葉PAに到着。とすぐに二人の乗務員が軽食と紙パックのお茶を乗客乗客一人一人に配っていきます。ここで約15分の休憩です

朝日を浴びながら双葉SAで休憩する
「はかた号」
双葉SAです。
このSAで販売している「すずらん牛乳」
はおいしいです。
広大な甲府盆地を走行します。

甲府盆地を快走
再び入線した中央道は東名道とは違い高原を走行し広大な日本アルプスの山並みを堪能できます。
中央道を走る高速バスともすれ違うようになりました。天気がよければ富士山が見えるのですが今日は天気が悪く富士山が見えませんでした。「はかた号」は広大な甲府盆地を走行します。前方に「新宿まで100km」という看板が見えました。ついに目的地新宿まであと少しなのです。しばらくすると昼行運行区間では最長となる笹子トンネルを通過します。乗客の中には後部サロン席に座り喫煙を一服する人の姿も。バスは神奈川県に入り右側には相模湖が見えます。

新宿まで100キロを切りました。 ついに日本の中心地東京に突入です。
いよいよ新宿へ

 そのあと「はかた号」は小仏トンネル通過します。8時40分頃トンネルを出ますと前方に「東京都」という看板が「はかた号」を出迎えます。つまりついに東京に突入です。福岡から実にのべ15都府県目です。山だらけだった車窓もだんだん都会になって9時過ぎに高井戸ICから首都高速に入線します。福岡ナンバーをつけた九州のバスが首都高速を快走する姿はなんとも勇ましいものです。ここまでくると終点新宿はあともう少しです。「はかた号」はビルの谷間を走るようになりビルに写る「はかた号」の勇姿を再確認できたりもします。まもなく前方に新宿庁舎が見えてきました。ここまでくると終点新宿はもうすぐです。しばらくしバスは首都高を降り甲州街道を走ります。まもなく交代乗務員がマイクを取り「皆さん長らくのご乗車ありがとうございました、まもなく終点東京新宿駅西口です。」とのアナウンス。バスはまもなく交差点を左に曲がり新宿駅西口にある京王新宿高速BTに到着です。
料金所を出てラストスパートする「はかた号」 新宿庁舎が見えてくれば新宿はもうすぐです。
 バスターミナルの職員の笛の合図に誘導されバスターミナルのホームに横付けします。同バスセンターに停車しているほかの高速バスに迎えられて約14時間半の長旅は終わりを告げます。二人の乗務員は預けた手荷物を乗客に渡します。降車する乗客のほとんどは自然と乗務員に礼を言ってバスを降りているようです。
ビルの谷間を快走しています。
(写真は別のバスから撮影)
14時間半の長旅は終わりを告げます。
乗務員の2人は本当にお疲れ様です。




東京に到着そして東京観光

 東京に到着した私は東京を散策することにしました。まず高速バスを降りた新宿は東京を象徴する場所のひとつといえると思います。バスターミナルのある新宿駅西口には京王デパート・小田急百貨店などの大型デパートをはじめヨドバシカメラなどの家電販売店もあります。地方の人にとっては圧倒されるかもしれません。私は某テレビ番組で有名な新宿アルタに行きました。っと言っても外から見るだけなのですが…。地方都市の繁華街にも大型画面はありますがこの新宿アルタの大画面はかなりでかいです。
小田急百貨店(左)と京王デパート(右)です。 新宿アルタです。
 私は次に新宿駅の近くにある新宿御苑に行きました。この新宿御苑は東京ドーム12個分の広さがあり、広大な敷地には様々な木々があり巨大な公園といった感じです。あたりを見て廻るとなんと桜が咲いていました。私はなんだか得した気分になりました。私はしばらくの間新宿御苑を散策したら北側に温室となるものを見つけました。中に入ってみるとなかには様々な熱帯植物がありました。これでもなんだか得した気分になりました。
新宿御苑には様々な木々があります。 桜もありました。
桜の花がきれいに咲いています。 温室には熱帯植物もあります。
 新宿御苑を散策した私は丁度昼時になったので昼食をとることにしました。九州人の私は博多ラーメンがたべたくなり東京にいるにもかかわらず博多ラーメンの店に行きラーメンを食べることにしました。博多ラーメンで腹ごしらえをしたあとはJRで上野まで行きました。乗ったのはあの有名な山手線でした。地方の人にとって鉄道がぐるりと回り続けるっというのはなんだか珍しく思います。上野駅に着いた私はさっそく上野公園に行きました。そしてあの有名な西郷隆盛の像を見ました。鹿児島にも西郷隆盛像があるのですが鹿児島の銅像は軍服姿であるのに対して、ここ上野公園の場合着流し姿でどこか庶民的な感じがしてきます。上野公園をさらに歩いてまわるとなんと野口英世像もありました。上野公園というと西郷像というイメージが強いのですが英世像もあるとは知りませんでした。
博多ラーメンです。 あの有名な山手線です。
上野公園の西郷隆盛像です。 こちらは野口英世像です。

上野公園をあとにした私は東京駅丸の内口にある丸ビルに行きました。この丸ビルは去年オープンした複合商業施設でレストランや様々なショップがあります。ビルの内装も近代的な感じがしています。
丸ビルです。 内装もきれいです。




東京→福岡「はかた号」(西鉄)

 時間は午後8時45分過ぎです。新宿駅西口にある京王新宿高速バスターミナルで待っていると、福岡という行き先表示を付けた福岡ナンバーのスーパーハイデッカーのバス2台がバスターミナル係員の笛の合図で入線してきます。車両には福岡ではおなじみの「にしてつ」のロゴがあります。「到着しましたバスは博多駅経由福岡天神行き夜行高速バス『はかた号』です。本日の福岡行きは2台にて運行いたします」というアナウンスが流れるといよいよ九州への帰路につくんだな、と実感します。この「はかた号」の発車時刻は21:00で当然博多行きの新幹線は勿論飛行機も最終便はすでに出発しています。つまり福岡行きの移動手段の中で一番遅くまで東京で居られることになります。
「はかた号」2台が入線してきました。 乗車改札をしてバスに乗車します。
大きい荷物はトランクルームに預けます。  いよいよ東京から九州福岡への長旅が
始まります。

 


 そして乗務員が博多弁まじりの言葉で乗車改札を行います。さっそくバスに乗り込みます。バスのシートは夜行用の独立3列シートでゆったりとして快適です。
いよいよこれから九州福岡へ向けての約14時間半の長旅が始まります。
出発してすぐに新宿庁舎をはじめとする高層ビルが無数の窓から照明を輝かせて出発を見送ってくれるようです。

快走する「はかた号」

 首都高速に入るとここから福岡都市高速の博多駅東ランプまでは信号は一つもありません。高速道路で福岡までいけるのです。車内では博多弁混じりの乗務員が挨拶を兼ねて車内を案内します。しばらくしてビデオで映画が放送されます。消灯まで時間もあるので映画を楽しむ人も多いです。
 しばらくすると首都高速から中央道へ入り並行するJR中央線を電車が走ってる光景を目にする場合もあります。東京から神奈川県に入り相模湖の光輝く湖面を左に眺めながら山梨県に入ります。しばらく快走すると甲府盆地の美しい夜景も見えます。そして長野県に入り11:20ご
諏訪湖SAで休憩中の「はかた号」
ろに諏訪湖SAで休憩、ここで長野県のお土産を買うこともできます。ここで消灯の案内です。「カーテンを閉めさせていただきます」とアナウンスが入ります。じつはこのバスには仕切りカーテンが装備され座席ごとに個室のように仕切られるのです。通路から見ると寝台車のようです。これならプライバシーも守られすし、消灯後でも読書灯をつけても隣の人の安眠の妨げにならないです。自分だけの空間で夜景を見ながら眠りにつきます。そしてここから佐波川SAまで夜行運行、しかも夜行運行時間だけでも約9時間。十分に眠りにつけます。



目覚め


 8時過ぎバスは広島県内を走行中です。普通の夜行バスでは到着している時間です。しばらくすると山口県に入り「おはようございます。カーテンを開けさせていただきます。」と朝のアナウンスがあります。そして交代乗務員が乗客一人一人に軽食とお茶を配っていきます。飛行機の機内食とまではいきませんが、空腹の人にとってはとてもありがたいサービスです。8時40分ごろ佐波川SAに到着。ここで約15分休憩。洗顔をしたり、歯磨きをしたり、電話をしたりと思い思いに下車して過ごせます。
バスは佐波川SAを出発しあと約3時間走行します。バスのたびがまだ楽しめるのもうれしいものです。
 バスは中国山地の山並みを望みながら山陽自動車道を快走します。
そしてたまに並行する山陽新幹線が快走するのを見かけたり。
山陽本線を寝台特急が快走するのを見かける場合もあります。そして、中国道へ合流します。
横には秋吉台が見えたりもします。

高速道を走り九州を目指す「はかた号」の勇姿 関門橋


いよいよ九州へ
 しばらくすると9時50分頃、バスはいよいよ関門橋を渡ります。
下りは上りと違い昼間なので関門海峡は勿論下関港や門司港周辺も眺められます。
そして関門橋を渡った直後のトンネルの入口の「ようこそ九州へ」という看板を見ると、いよいよ九州へ帰ったんだなと実感します。

いよいよ関門橋をわたります。(写真は別の
バスから撮影)
「ようこそ九州へ」の看板が見えます。
九州の高速バスが「はかた号」を出迎えます。 スロープを上り天神BCへ凱旋する「はかた号」


 しばらく九州道を快走すると、西鉄をはじめとする九州の高速バスとすれ違うようになり、
自分達を出迎えてくれているようにも見えます。さらにすれ違うバスの数が多くなると福岡市はもう少しです。遠賀川を越えるとまもなく福岡ICです。
いよいよ高速道路の長旅を終え東京から福岡までの高速料金を払い福岡ICからダイレクトに福岡都市高速に入ります。
 ここまで来ると福岡の人にとっては見慣れた風景が続きます。
そして博多駅東ランプから都市高速を降り博多駅交通センターで一部の客を降ろしそして終点の天神バスセンターへ向かいます。途中キャナルシティ−博多を横に眺めたりもし、那珂川を越えて天神へ向かいます。渡辺通に入ると天神BCはもうすぐです。バス専用のスロープを登りソラリアターミナルビルの3Fへ進み、11時20分、いよいよ西鉄天神バスセンターに到着です。同バスセンターに停車しているほかの高速バスに迎えられて約14時間半の長旅は終わりを告げます。降車する乗客のほとんどは自然と乗務員に礼を言ってバスを降りているようです。
 そして私は「桜島号」に乗り継ぎ鹿児島を目指します。私は鹿児島行きの「桜島号」を13時発の便で予約していたため12時発の便に変更できないかと窓口に問い合わせたところ満席で変更できないとのことです。そこで時間があるので天神近くの博多ラーメンの店でお昼にすることにしました。


福岡への長旅は終わりです。
乗務員の2人は本当にお疲れ様です。
乗客を降ろした「はかた号」は車両基地である
博多営業所へ帰ります。


福岡→鹿児島「桜島号」(西鉄高速バス)


 私は博多ラーメンを食べ終え再び天神バスセンターに戻ってきました。そして12時55分頃西鉄高速バスの「桜島号」が入線してきました。この時間の便は2台運行でした。私の乗るバスは1号車です。私は早速1号車に乗り出発の準備をしました。バスのシートは3列シートでゆったりとして快適です。そして13時になり「桜島号」は出発しました。バスは渡辺通りを駆け抜け天神北ランプから福岡都市高速に入り大宰府インターから九州自動車道に入ります。
「桜島号」は鳥栖ジャンクションそして筑後川を越えて福岡県から熊本県に入ります。熊本市内に入り右手に金峰山左手に飯田山が見えます。熊本が地元の人にとってはなんとも懐かしい車窓です。
「桜島号」の出発案内です。 鹿児島行き「桜島号」に乗り込みます。

 「桜島号」は緑川を越えさらに南下し続けます。そして14時半過ぎた頃「ご乗車の皆様大変お疲れ様です。まもなく宮原サービスエリアに到着します。ここで約10分休憩いたします。」とのアナウンスです。バスは14時40分頃宮原サービスエリアに到着しました。ここでトイレに行く人。飲食物を買う人・お土産を買う人様々です。14時50分になりバスは再び走り出します。
九州山地の山並みを走破します。 球磨川です

九州山地・再び鹿児島へ

 「桜島号」は八代平野を走破しいよいよ九州山地に突入です。この壮大な山並みを目にすると鹿児島はあともう少しです。肥後トンネル・加久藤トンネルを越えて九州山地を越えると前方には霧島屋久国立公園が壮大に見えます。そしてえびのジャンクションを通過すると実に約丸二日ぶりに鹿児島県に戻りました。「桜島号」はさらに九州道を南下し15時50分頃鹿児島空港南で一部の乗客を降ろします。そして「桜島号」は九州道をさらに南下し、16時過ぎたごろ左手に桜島が見えてきました。実に桜島を見るのも約丸二日ぶりです。これを見ると鹿児島に戻ったという実感が一層わいてきます。バスは鹿児島インターチェンジから高速道を降り武岡トンネルを経て西鹿児島駅前(現在の鹿児島中央駅前)・天文館で乗客を降ろします。そして16時40分過ぎ定刻より少し遅いですが大幅な遅れも無く無事にいづろ高速バスセンターに到着です。これで鹿児島-東京の壮大なバスの旅は幕を閉じました。

霧島国立公園です いづろ高速バスセンターに到着です。


鹿児島-福岡「桜島号」の路線紹介
東京-福岡「はかた号」の路線紹介






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