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 2.フィレンツェの日常の中から


  このページは普通の日にフィレンツェを散歩して見つけたものを紹介します。









  (1)アルノ川の洪水水位の表示
  これはフィレンツェ観光のガイドブックにも
  出ていて、見つけた人も多いと思いますが、
  アルノ川は結構洪水を起こす川で、近年にも
  起こっています。街のあちこちにそのときの
  水位を示すプレートが掲げてあり、この写真
  2枚を見比べるとその高さが分かります。
  この写真はフィレンツェの中心、ドゥオーモ
  (サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会)
  とミケランジェロのダヴィデ像のあるアカデ
  ミア美術館の間にある劇場のある通り、via 
  della Pergola で撮影したもので、まさに中
  心街がこの高さまで沈んだことになります。
  川沿いにある国立中央図書館では貴重な蔵書
  が水につかり、まだその修復は終わっていな
  いと聞きました。


  (2)天然ガス使用のバス
  フィレンツェのバスはオレンジ色の
  従来のバスのほかに、90年代に環境
  対策のため導入された天然ガス使用
  の新しいバスが増えていますが、車
  体自体が新しくきれいなものになっ
  ています。老人・子供などに配慮し
  てステップを使わない低い床面にな
  っていて、乗りやすい構造にも工夫
  してあります。しかし、ガス使用と
  低車高のため、車輪部分、燃料部分
  などの上にくる座席が高くなるなど
  内部の凹凸が増え、込み合うときに
  は従来のバスより立つスペースが窮
  屈な感じもします。車体の上部には
  「天然ガス使用」の表示はもちろん、
  「ヨーロッパの中のフィレンツェ」
  という街の標語がEU旗(青地に12
  星)とともに掲げられています。








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