拡張版・瓦版-Vol 2-
2001年9月21日
〜ヒロパークにて・・・〜取材レポート
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■2001年9月21日、これまで沢山のジェルボアを入荷されいるヒロパーク様へお話を伺いに行ってきた。今年になって入荷されまだ未知の部分が多いジェルボアを扱ってきての苦労話や、最近になってわかってきたことを色々話し意見を交換した。そこでの事を記事にまとめてみる・・・・

ヒロパーク
★車で向かい、迷いに迷い(本当に分かりやすい所なのに^^;何せ初めての土地だったもので・・・)予定より大幅に遅れて到着した。ヒロパークの山沢様とお会いするのはこれが2度目である、電話では何度か連絡を取り合っているのだが・・・・
店内は
爬虫類をメインに、プレリードッグやピグミースローロリスなども見られる。例のごとく、取材そっちのけで無類の動物好きを発揮し(笑)ついつい他へ目移りがしてしまう・・・イカンイカン・・・・。
その一角に専用のラックが組まれ、ジェルボア用に環境が整えられるようにしてあるのが目に映る・・・。なるほど・・・・
やはり湿度がネック・・・
おお!なるほど除湿器ですね〜。最近台風が多く軒並み70%を上回る湿度になるときがありますが、やはりジェルビー達には悪影響が?・・・・ズバリ一番知りたいことを単刀直入に聞く。
そうですね・・・
やはり湿度高いと駄目です。台風の時に亡くなった個体がかなりいます。
・・・・やはり・・・思った通りの答えが返って来た。会話を総て書いてしまうと途方もない量なのでまとめて行く。
除湿器を導入してから、ジェルビー達の調子は良いのは確かなようだ・・・毛並みも全然違って来るらしい。やはり夏場の湿度は不衛生にもなりがちで、現状の砂を敷いて飼うやり方はジェルビー達には有効だが、長く飼っているといくらふるいにかけているとはいえ糞尿が貯まって雑菌等が繁殖しやすくなるのも事実だろう・・・これに湿度が加われば不衛生きまわりない。これからの湿度管理は必須事項となってくるに違いない。
ヒロパーク様のジェルボア専用ラック内湿度は
大体30%〜50%程だそうだ。友の会会員情報としてもお伝えしてあるように、湿度は50%〜60%ぐらいまでは大丈夫だろう。70%からイエローフラッグで80%越えは危険値と見ておいた方が無難だろう。
温度に関して・・・
★温度に対しては現時点ではそんなに神経質になる必要はないが、少し高めの方が元気にしている。これから寒い冬を迎えるがヒーターの導入等は必要となってくるはずだ。温度的には25度以上が現時点では良いだろう、厳密に言うと27度ぐらいが一番調子が良いと思われる。25度〜30度を目安と考えると良い、がこれから冬を迎えるに当たって常に水槽の温度を一定に保つのかと言うのはそう神経質にならなくても良いだろう。動きは鈍くなると思われるが市販で売られているような保温器具で十分対応できると思われる。また、照明だが普通の蛍光灯などではなく太陽光に近づけた光を発する爬虫類飼育時に見られる様なものを用意するのも有効だ。この、温度や照明などに関してはこれから本格的に冬に入って行くので近い内にどういったものが良いか特集を組んでお知らせしようと思う、これに対しては結構有効だと思われる方法が確立しそうな気配なのでその時にお伝えしたい。
輸送に対しての意見・・・
★これは度々言われていることなのだが、個体を飼う際にはやはり自分の目で確かめて、連れ帰ってもらうのが一番だとヒロパーク様もおっしゃられている。ジェルビーは現在の所、輸送に弱い・急激な環境の変化にも弱いと言わざるを得ないので、購入する際はそのショップの環境を把握し(特に温度や湿度)、出来るだけそれに近づけた感じを目指した方が無難だろう・・・。輸送も揺れを出来るだけ減らし、敏速に持ち帰るのが安全策だと思われる。それでもトラブルが出る場合だって考えられるわけで、その辺は各自自覚して頂きたい。個体は小さいものはやはり弱く、体の大きい子の方が強い・・・。最近入荷してくる個体は小さい子が多いらしいので、購入したさいは焦ってペア飼い等せず、個々の体力増強を心掛けたい。

■やはり湿度調整はこれからの課題になって来るに違いない、しかしこれからは乾燥した季節に入ってくるので本当の意味での湿度調整は来年の夏場にかけてになってくるでしょう・・・・。また、敷き砂はやはり不衛生になりがちなので、定期的に交換(全交換ではなく、半分ほどとか・・・ようは観賞魚飼育時の水交換のイメージ)は必要になってくるのではないでしょうか?天日干しして砂のローテーションを考えるとか、新しい砂に半分ほど変えるなどの措置がいるでしょう。このメンテナンスに関する事も今後ちゃんとしたページに仕上げます。


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