アオカナヘビ

 有鱗目カナヘビ科(日本固有種)  大きさ 20cm〜28cm  分布 南西諸島
 平地や山、草むらにすんでいる。本州にすむニホンカナヘビと比べて背中が緑色で、しっぽがとても長い。虫をとって食べる。天敵に尻尾を押さえられると、自分で尻尾の先を切って逃げる。オスは環境によって体の色を茶色に変えられるそうだ。
 ウォッチングのコツ・・・・草むらを探すとよいそうだ。いろんなところで話を聞いて、いろんなところに見に行ったが、けっきょく自力で探した1ヶ所でしか見つけられなかった。奄美では普通に見られる種だそうだ。4月上旬はまだ活発に動いていないのかもしれない。孵化した個体が増える夏のほうがたくさん見られるだろう。                                            

撮影 : (奄美大島)鹿児島県住用村 (平成16年4月)

←同じ個体の全体写真

 しっぽが長い。体色は違うけど、思っていた以上にニホンカナヘビに似ている。

 ここでは4〜5匹のアオカナヘビがいたが、写真のは一番大きいやつ。
もっと暖かくなればたくさん出てくるのだろう。

 金作原の林道を下ってきて、ちょうど森を抜ける手前の、日当たりの良い草むらに大きな塩ビ管が山積みにされていた。そっと近づくと小さい生き物がすばやく隠れた。日光浴中のアオカナヘビだった。

 つかまえたアオカナヘビ。すばやく動くので、つかまえないと写真を撮れなかった。
 きれいな緑色の体色で、オスは胴体の側面にも褐色の帯が入るそうだ。地面にいることが多いニホンカナヘビに対して、アオカナヘビは草や葉の上にいることが多いのだろうか。


もどる

撮影 : 沖縄県国頭村・比地大滝 (平成17年4月

 比地大滝へと続く渓流沿いの小道の途中、大きなつり橋の上でアオカナヘビが日向ぼっこをしていた。記念撮影をして放すと勢いよく橋から飛び降りた。すぐ脇に大きな木があり、枝に飛び移ったのだ。橋には木から飛び移ったのだろうか? アオカナヘビも木に登るのだろうか・・・・?

現地施設

やんばる野生生物保護センター 沖縄県国頭村 比地 263-1
電話 
0980-50-1025

沖縄本島北部に生息する希少な野生生物の調査研究・保護・繁殖のための国の施設。やんばるの森の動物の下調べにおすすめ。
月曜、祝祭日 開館時間:10:00〜16:30 入館料:無料
奥間ビーチ入口バス停から徒歩で約15 分 
 ※ 詳しくは、やんばる野生生物保護センターHPへ

 やんばる野生生物保護センターから少し奥に向かうと、比地大滝キャンプ場が出てくる。大滝へはそこから徒歩で50分前後だ。上り下りの道がちょっときついかもしれないが、生き物天国なので、ぜひ寄って欲しい。


ぶんぶく ぶんぶく探検隊トップページへ
リンクフリーです