個人的名作レトロゲーム6

ボナンザブラザーズ(セガ・1990)

 何故かセガ2連発ですが、今回は「ボナンザブラザーズ」とさせて頂きます。 ややマイナーかもしれませんが、個人的には良く出来ている作品ではないかと思います。

 

1.「3分以内にお宝を頂戴するぜ!!」

 2人の怪盗「ロボ」と「モボ」が銀行やカジノに忍び入り、お宝を集めて脱出・・・・。 と書くと「泥棒ゲーム」っぽく聞こえますが、このゲームは違います。正義の怪盗が「悪徳銀行」や 「インチキカジノ」に忍び込み証拠物件を押さえてくるゲームなのです。
やはり単純な「泥棒」では、よろしくないのでしょうか・・・・?

 操作は「4方向レバー」+「2ボタン」(ショットとジャンプ)です。ステージには 「リアルバウト餓狼」ばりの「2ライン」構成でレバー上下で、ライン移動が出来ます。 「ショット」ボタンで銃を使うことが出来、当たった敵は一定時間気絶します。

 まずは、グラフィックがコミカルですね。「タントアール」シリーズをご存知の方なら、 話が「タントアール風です!!」で終わりますが・・・。そうですね、まるで「レ○ブロック」のキャラクター みたいですか・・・・・(余計わかりにくい)。

 そして、何よりも演出面が良く出来ています。侵入している場所には「ガードマン」がいるので、 気づかれない様に上手く進んで行くのがポイントですが、見つかってしまうと近くのガードマンを応援を 呼びつつ襲ってきます。こっちには銃があるので撃って気絶させ、その隙に進んで行きましょう。
 流石にガードマンも人間なのか、真面目に見張っている人もいれば、サボっていたり寝ていたり・・・。 そんな彼らを上手くかわして行き、アイテムを全て集めて出口へ行きます。
 敵だけでなくトラップもあります。落ちている空き缶やバナナの皮を踏むと転んで敵に気づかれます。

 

2.「敵を知り、己を知る?」

 ここでは、ボナンザブラザーズに登場する敵キャラクターを紹介します。 (名前は勝手につけたもので、実際の物と異なります。)

赤ガードマン(以下「赤」) 主人公を発見すると笛で応援を呼びます。
その後、主人公を追いかけて警棒で殴りかかってきます。
接近されなければやられる事は無いため、楽勝です。
青ガードマン(以下「青」) こちらは拳銃を持っており、拳銃の銃声で応援を呼びます。
遠距離からは銃の発砲、近距離では銃で殴りかかってきます。
比較的巡回をサボっている。
緑ガードマン(以下「緑」) 「青」とほぼ同性能です。
背が低いですが、攻撃があたりにくい事はない。
居眠りしていることが多い。
水色ガードマン(以下「水色」) 一定の地点を見張っています。
主人公を発見すると、奥のラインに隠れながら、
時々手前のラインに出てきて銃を撃ってきます。
まるで、刑事ドラマの撃ち合いみたいです…
犬も見張っています。性質は赤に近いですが、背が低いため
地形によっては攻撃が当たりにくい。
主人公が近いと周辺のにおいを嗅ぐ仕草をし、
主人公を発見すると吠え出して応援を呼び、遠距離から
飛び掛ってきます。(飛び掛りを喰らうとアウト)
武装灰色(以下「灰盾」) 盾を持っているため、正面からの攻撃が効きません。
主人公を見つけると主人公とラインを合わせながら、
銃を撃ってきます。(但し、段差は超えられない)
ただ、その間は左右に移動しないので、退避は楽。
武装青(以下「青盾」) 多分、かなり厄介。正面からの攻撃は効かない上、
しつこく追いかけてきます。
ただ、攻撃は警棒での殴りのみで、銃を持っていない。
黄色コック(以下「黄皿」) なぜか、積み重ねた皿を持ったまま建物をうろついています。
主人公を発見すると驚いて持っている皿を床に落とします。
攻撃判定は有りませんが、周辺の敵がその音に反応します。
赤コック(以下「赤皿」) 見た目は黄皿の色違いですが、主人公を発見すると、
持っている皿を投げつけてきます。
皿は当たるとミス、よけても割れて音が出ます。
大男 4発当てないと倒せない。
主人公を見つけると爆弾を投げてきます。
しかし、あまり左右には移動しないため、対策があれば平気。

 敵は基本的には「特定の場所を巡回する」だけですが、以下のように何かに反応した場合、 行動が変化します。

1.主人公を発見(以下「怒り状態」
 主人公を発見したガードマンは「!」マークの吹き出しがあらわれ、 主人公を攻撃してきます。(攻撃方法はガードマンによる)
 この時、「赤」「青」「緑」「犬」「青盾」「黄皿」は笛や銃声で応援を呼びます。 この音に気づいた周辺の敵は、「2.音に気付く」状態になります。
一般的にはスクロールアウトか他のフロア行くまで「怒り状態」が続きますが、 ガードマンや周りの状況によっては異なります。

2.音に気付く
 画面内のガードマンは、他のガードマンの笛や銃声、空缶やバナナの皮で転ぶ、爆弾の爆発音などの音に気付くと、 巡回を止め、その音の方に移動してきます。暫くその周辺を見まわった後、元の位置に戻ります。
 この時に主人公を発見したときも怒りながら追いかけてきますが、 普通に発見した場合と異なる点があります。
1つは、一切応援を呼ばない事、もう1つは「青」と「緑」と「灰盾」はその時にいきなり発砲してきますので、 まずは避ける様にしましょう。

3.「?」マーク
 「青盾」と「灰盾」限定(の筈・・・・)主人公は見当たらない(物陰に隠れている)が、盾に銃弾が当たった時 に起こります。一瞬、盾の方を見ます。

 

3.このゲームのポイント

 ・ドアを有効に使おう
「ドアの近くでアタックボタン」でドアを開ける事が出来ますが、敵を開けたドアで潰すことができます。 まるで一昔前のマンガの世界……。
盾もガード不能なので、有効に使いましょう……、しかし、逆に主人公が潰されると1ミスなので、 ドアを開ける敵と場所を覚えておきましょう。(ちなみに、同士討ちも可能)

 ・盾を持った敵の対処
 盾を持っている敵には正面からの攻撃が効かないので、「背中から攻撃」または、 「ガード不能のドアやプレス機を使う」 事が効果的ですが、何も無いところで普通に気づかれた場合は厄介です。
 こういった場合は、ラインを変えましょう。敵もつられてラインを変えてきますが、 ライン移動中は盾を前または後に構えるため左右からの攻撃が効きます。 この時に攻撃しましょう。このタイミングを覚えておくと、厄介な青盾の対処がかなり楽になります。

 

 

へタレなステージ攻略編

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