キャラクターについて音無 響子(profile)旧姓は千草 響子。 高校時代に講師としてやって来た、音無 惣一郎と結婚するものの半年で死別。 その後、惣一郎の実家である音無家の所有する一刻館の管理人が引退したことから、 それを引き継ぐ形で一刻館の新たな管理人になる。 当初は亡き夫である惣一郎の影を引きずっていたが、一刻館のメンバーに囲まれて新たな生活を送るうちに、 少しずつ心を開いて行くようになる。 原作では優柔不断で嫉妬深い性格だが、アニメでは、そういった彼女らしさが削られ、 かなり作り込まれた欠点の無いキャラクターになっている。 (一般的な彼女のイメージとしては、アニメのキャラクターの方が定着しているようである) その他、家事全般を得意とし、テニス等のスポーツもそつなくこなしているようである。 クレッチマーの性格分析当サイトでは、完璧なアニメのキャラクターよりも、 欠点のある原作のキャラクターの方に焦点を合わせて分析してみようと思う。 連載当初の『めぞん一刻』は、笑いの要素が強く、個々のキャラクター自体の演出に欠ける部分が多かったが、 連載が進むにつれキャラクターのイメージの描き分けと性格の定着が顕著になってくる。 そういったことを踏まえ、クレッチマーの性格分析に当てはめて考えると、 粘着質タイプが当てはまる。
このタイプに分類される理由として、整理整頓を徹底していること、
一度、自分が正しいと感じてしまうと、自分の主張を頑に押し通そうとすること、
礼儀正しく几帳面で、物事を堅苦しく捉えてしまうこと等があげられる。
ユングの性格分析ユングの性格分析では内向的感情タイプか、 内向的感覚タイプ。 総評
最後に響子が何故、三鷹ではなく五代を選んだのかについて推測しておく。
一見、三鷹と五代を両天秤にかけていたような感もある響子だが、
実際にはかなり早くから五代を選んでいたようである。そのことは原作の『契り』の最後で、
響子自身「本当は、ずっと前から好きだった」と告白していること等からも明らかである。
大人として自立していた三鷹が、家事全般を含めた社会生活や、 精神面においてすら響子の管理を必要としておらず、(響子を)対等な恋愛対象としていたのに対し、 一人立ちできない五代は、全てにおいて響子の支え(保護下にある恋愛対象)を必要としていたことが、 最終的に二人を分けた要因だと推測される。 つまり、彼女にとって対等な立場での恋愛感が存在しない為に、 最初から三鷹は恋愛対象にならなかったということ。
彼女が相手を保護下におく恋愛を好んでいたことは、惣一郎と結婚したことや、 一刻館に来て以来、常に五代を保護下に置いていたこと、 『閉じられた扉』で、五代に対して「あたしがいなくても、大丈夫なんですね…?」と尋ね、 肯定されると泣き出したことからも容易に推測される。
『弱虫』の回での八神と上荻先生の会話内に「(響子は)生真面目であるがゆえに、
本当のことが一つしかないと思い込んでしまう」と言う上荻先生のセリフがある。
このセリフはめぞん一刻のヒロインである彼女の美点でありストーリーの核となっている要素でもある。
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