ユーロ導入の流れ:経済通貨同盟(Economic and Monetary Union: EMU)
1990 EMU第1段階(資本移動の自由化)開始
1993 マーストリヒト条約(1992調印、収斂基準を規定)発効
1994 EMU第2段階(欧州通貨機関EMI設立、経済収斂監視手続)開始
1997 安定・成長協定(財政赤字是正のための早期警戒システム、制裁措置)、
ERM-II(ユーロと非参加国通貨間の為替相場安定メカニズム)採択
1998 EU理事会、ユーロ第1陣参加国として11ヶ国を認定
フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、
アイルランド、スペイン、ポルトガル、オーストリア、フィンランド
欧州中央銀行(ECB)発足、ユーロと参加国通貨の交換レート固定
1999 EMU第3段階(単一通貨ユーロ誕生、欧州中央銀行稼働)開始
金融政策を欧州中央銀行に一元化、銀行・金融部門でユーロに移行
2001 ギリシャ参加(12ヶ国)
2002 ユーロ貨幣(紙幣、硬貨)流通開始
紙幣(共通図案)欧州共通の建築様式(窓、橋)を抽象的に描く
貨幣 片面=共通図案(金額とEUの地図)、片面=各国独自図案
2007 スロヴェニア参加(13ヶ国)
2008 キプロス、マルタ参加(15ヶ国)
2009 スロヴァキア参加(16ヶ国)
2011 エストニア参加(17ヶ国)
(非加盟国の位置づけ)
導入義務免除(opt-out):デンマーク、イギリス(事実上の「不参加権」)
ERM-II加盟国:ユーロと一定幅(基準レートの上下2.25%*か15%**以内)で管理
デンマーク(クローネ)*、リトアニア(リタス)**、
ラトヴィア(ラッツ)**
ERM-II未加盟:スウェーデン(クローナ)、ポーランド(ズロチ)、
チェコ(コルナ)、ハンガリー(フォリント)、ブルガリア(レフ)、
ルーマニア(レウ)
【実際にユーロを使用する国は17ヶ国より多い】
ヴァティカン市国(ローマ教皇庁)とサン・マリーノ共和国はイタリア・リラ、
モナコはフランス・フランを使用してきたが、フランス、イタリアと同時に
ユーロの使用を開始した。ただし、硬貨の図案は独自のものである。
仏大統領とスペインの司教が共同元首であるアンドーラ公国もユーロを使用し、
ユーゴ内戦後に独立し国情が不安定なモンテネグロ、コソヴォではユーロが
自国通貨より信頼できるものとして流通している。
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