これは、「海腹川背・旬」で特に必要とされるテクニック、ロケットジャンプの解説です。主に、初級編で解説しているような基本をおさえた方を対象にしています。
ロケットジャンプは、元々SFC版「海腹川背」の攻略本で解説されていたテクニックです。普通にフィールドクリアするぶんには特に必要がなく、高速クリアにおいてのみ重要な、やや難易度の高い(といっても慣れればなんということはないレベルの)テクニックに分類されており、当初の予定では上級編の最初で紹介する予定でした。
ところが、「海腹川背・旬」では、ロケットジャンプが必須というようなケースが中盤のフィールドあたりから出現します。また、海腹川背さんMLやパソコン通信等でも、「ロケットジャンプのやり方が分からない」といった声がよく聞かれました。
そこで、「旬」の初級編という形で、ロケットジャンプのやり方、その効果などをまとめてみました。
ロケット系のテクニックは、慣れれば簡単(むしろ、振り子などに比べればずっと習熟しやすい)なのですが、ボタン操作を言葉で解説するのはなかなか大変です。そこで、各段階でのボタンの状態をグラフィカルに表してみました。
下の図は、コントローラのボタンの押下状態を示します。薄い色が「押していない」、濃い色が「押している」状態です。
解説のベースが「旬」であるため、ボタンイメージがPSのものですが、SFC版でも同様の操作です。
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□ △ □ □ ○LURE ○ □ ○JUMP■ 方向キー(パッド)を押す。 □ 方向キー(パッド)を押さない。
□ △ □ □ ○LURE ○ □ ○JUMP
ロケットジャンプの前に、まず前提テクニックとして「ロケットダッシュ」という技を練習しましょう。これは、ロープにためた張力を一気に開放し、海腹川背さんに猛烈なダッシュをさせる技です。
とりあえず、練習の場所を確保しましょう。「旬」の場合、F0の最初の場所にいる金魚を捕まえれば、練習には充分なスペースが得られます。
SFC版の場合、F0のスタート地点はちょっと狭いので、敵が湧いてこないようなフィールドで、平坦な場所が広いスペースを探してみてください。
まず、海腹川背さんが立っている場所の床に、ルアーを刺します。
□ □ □ ●LURE ■ ○JUMP
次に、ダッシュしたい方向(この場合は右)とは反対の方向に走り、ロープを引っ張ります。
□ ■ □ ●LURE □ ○JUMP
充分引っ張れたら、ジャンプ! たまった張力を一気に開放します。
□ ■ □ ●LURE □ ●JUMP
ジャンプした直後には、パッドをニュートラルに戻し、ルアーボタンも離します。
□ □ □ ○LURE □ ○JUMP
ロープの張力の勢いで、海腹川背さんが猛烈なダッシュをします。
□ □ □ ○LURE □ ○JUMP
ジャンプ後の、ルアーボタンを離すタイミングが重要です。離すのが早すぎれば、ロープの張力を十分に活かせず、ダッシュになりません。逆に遅すぎれば、反対方向(この場合は左)に引き戻されてしまいます。
何度か試してみて、タイミングをつかんでください。
ロケットダッシュができるようになったら、いよいよロケットジャンプに挑戦してみましょう。ロケットジャンプも、特に難しい操作が要求されるわけではありません。ロケットダッシュの操作に加え、タイミングよくジャンプボタンを押す。これだけです。
途中まではロケットダッシュと同じ。ロープを左に引っ張ってジャンプ、直後にルアーを外します。
違うのはここからです。床に足が着いたら即!ジャンプします。すると、次の連続写真のように、通常ジャンプとは比較にならないほどの強力な長距離ジャンプができます。
なんと、木の根元まで一気に!
地上(普通の床)を歩く限り、海腹川背さんは猛烈なスピードがついていてもすぐに減速してしまいますが、空中では摩擦がないので、スピードを殺すことなく遠いところまで到達できます。ロケットジャンプではこの法則を利用しているので、床に足がついたらすぐにジャンプすることが肝心です。ジャンプが遅ければ遅いほど、海腹川背さんのスピードは落ちてしまい、ロケットの効果は薄まります。
なお、ロケットジャンプの着地点でもう一度ジャンプすることにより、再度長距離ジャンプすることが可能です。中継ジャンプのタイミングがよければ、ロケットのスピードをほとんど落すことなく再ジャンプできます。これは、ジャンプの先に(中継ジャンプできるような) 足場がある限り続けられます。
上で説明したのは、ロケットジャンプの中でももっとも基本的な「1段ロケット」です。さて、さらなる拡張テクニックとして、「多段ロケット」という技が存在します。これは、ロケット自身の勢いを利用して強力にロープを引っ張り、より飛距離を伸ばそうというものです。
初級編扱いするのもどうだろうというところではありますが、「多段ロケット」の中で一番簡単な「2段ロケット」を紹介しましょう。
SFC版では重要なテクニックでしたが、「旬」では1段ロケットでもかなりの飛距離が出ますから、使う局面はそれほど多くありません。ロケット発射までに時間がかかる、助走のための広いスペースが必要であるなどの欠点もあります。しかし、F31の高速クリアや、F41の上のドア攻略などでは必要になってきます。1段に比べるとやや難しくなっていますが、全ドアマスターを目指すならぜひ習得したいテクニックです。
またF0で練習しましょう。
1段ロケットとは逆に、進みたい方向(この場合は右)に向かってロープを引っ張ります。
□ □ ■ ●LURE □ ○JUMP
引っ張れたらジャンプ。1段と異なり、ここでルアーは外しません!
□ □ ■ ●LURE □ ●JUMP
すぐにパッドを反対方向にいれ、左に引っ張ります。
□ ■ □ ●LURE □ ○JUMP
普通に歩くより、ロープを強く引っ張れているのが分かりますか?
歩いてロープを引っ張るのには限界がありますが、引っ張りパワーをロープの張力を使って「溜める」ところがミソです。1段目で右に歩いて引っ張ったパワー(ロープの張力として溜められている)に、2段目で左に歩いて引っ張るパワーを加えるところが、2段ロケットの原理というわけです。
間髪を入れずにジャンプ! ここでのろのろしていると失敗します。
□ ■ □ ●LURE □ ●JUMP
あとは1段ロケットと同様。ここでルアーを外します。感覚的にはジャンプ直後。
□ □ □ ○LURE □ ○JUMP
床に足がついたらジャンプします。
□ □ □ ○LURE □ ×
1段ロケットよりもはるかに飛距離が伸びます。
□ □ □ ○LURE □ ○JUMP
これらの操作は、流れるような一連の動きで行ってください。ここが、1段ロケットと比べて難しいところです。
とくに、2段目の左に引っ張るところでもたもたしていると、(普通に歩いて引っ張る場合より強い張力がたまっているので)ルアー支点の方に引っ張り戻されてしまいます。
頭で考えながら操作していると失敗します。タイミングを指で覚えましょう。
2段ロケットをさらに拡張した、「3段ロケット」ももちろん可能です。段数を増やせば増やすほど、ロープの伸びる限界ぎりぎりまで張力をためることができます。
しかし、飛距離は2段と比べてそれほど伸びるわけではありません。ロープの限界近くまで引っ張ろうとするほど、ロープが縮もうとする力は増します。これに抗してロケットの段数を増やしても、だんだん張力をためるのが難しくなってくるためです。
よって、3段ロケットは(4段以降はいうに及ばず)使いどころは特殊なケースに限られるでしょう。
注:SFC版での3段ロケットは、「旬」での2段くらいの飛距離しかありません。よって、SFC版では3段もしばしば使われます。
「旬」を攻略していく上で、必ずしも理想的ではない場所からロケットジャンプをしなければならないケースもあるかもしれません。例えば、平坦でない場所や、充分な広さの床がない場所からのロケットジャンプなどです。
そんななかでもかなり難しいのが、F13の中央にある島から、フィールド一番右の島へ飛ぶロケットジャンプでしょう。ここは、1段ロケットをやるにもスペースがぎりぎり、おまけに傾斜がついています。(傾斜面では、足が地面につくタイミングが微妙にずれるため、ジャンプを失敗しやすい)
ここからロケットジャンプを行い、一番右のサメのいる島に到達できれば、ロケットジャンプはほぼマスターしたと言ってよいでしょう。
では、よいロケットジャンプライフを。
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SFC版「海腹川背」