ここでは、初心者にとっての壁、そして上級者にとっては「海腹川背」最大の魅力である
ルアー及びロープ操作について解説します。
項目としては、「振り子」とその応用である「振り上がり」をマスターするための方法、
さらに「天井渡り」技についてで、主に以下のような方を対象に書いてあります。
文中、「パッド」という語句が出てきますが、これは、コントローラーの十字キーのことです。
「上パッド」とあれば、十字キーを上に入れることを意味します。
ピンとこない人は、以下の操作を、フィールド0で試してみるべし。
海腹川背さんがロープにぶら下がって、びよんびよん上下に揺れている時は、次の2つの方法で、揺れを大きくすることが出来る。
同じ長さのロープなら、より上下の揺れが大きい方が、引っ張り力が強い。
○○の方向に向けてルアーを撃つこと。
例)上にルアーを投げるなら「上ルアー」。
攻略本では「延長掛け」と書かれている技。
上ルアーして、一呼吸(0.6秒くらい)後にジャンプすること。
これで、ただの上ルアーでは届かない高い場所にもルアーが届くようになる。
ルアーが伸びきった時、ジャンプの高さが頂点に達しているようになっているのが理想。
初心者がよくやってしまうのが「ジャンプ・上ルアー」。
これでは、上ルアーが伸びきる前にジャンプが終わってしまうので、届く距離が短い。
注意しましょう。
ジャンプし、すぐに下ルアーを撃つこと。
やり方としては、ずっと下にパッドを入れておき、タイミングよくジャンプ、ルアーすればよい。
これは、イシダイなど壁を通過してくる敵が、床から攻めてきたときに使う。
知らなくてもいいが、知っていればちょっと便利。

床下からの攻撃も、これで大丈夫!
タコやタツノオトシゴのスミに当たるとフラフラと目眩がしてしまうが、
このフラフラして歩いてしまう方向は、スミが当たった時、海腹川背さんが向いているのとは逆(つまり、背中の方)である。
したがって、スミを浴びてしまう瞬間、進みたい方向に背中を向けてやれば、
フラフラも制御できることになる。
フィールド36の上のドアや、フィールド52攻略で知っていると便利。
進みたい方向に背を向けてスミを浴びれば…
後ろ向きにフラフラするので
この通り!
攻略本では「無重力ジャンプ」。
ロープによって、海腹川背さんがある程度上に引っ張られている状態でジャンプすると、
素晴らしい跳躍力が出る。
引っ張りぐあいによっては、通常ジャンプの数倍は軽い。


この素晴らしい跳躍力!
攻略本に載っている、「地面に足が着いた状態でロープを縮めていき、
浮き上がる直前でジャンプする」方法は、慣れないとタイミングがやや難しい。
もっと簡単な方法は、ルアーを引っ掛けた後、浮き上がらないくらいまでロープを縮め
(それほどギリギリでなくても可)、それからルアーを引っ掛けた壁と反対方向に走るというもの。
走って引っ張ることでロープに張力をつけ、ジャンプする。
これならタイミングなどは関係なく、強力な引っ張りジャンプが簡単にできる。
攻略本では「垂直のぼり」、特に左右の壁に交互にルアーを投げて登る場合は
「ジグザグのぼり」と書かれている。
うまく登っていくコツは、引っ張りジャンプと同じ。
海腹川背さんが、上下に振れるようにして、下に振られた時(ロープが伸びきった時)
にロープを縮める(パッドを下に入れる)と、上向きの強力な力が得られる。
海腹川背さんが上昇を開始したら素早くルアーを外し、上昇しきったら斜め上に再度ルアーを撃って引っ掛ける。
これを繰り返せば、垂直の壁を登っていくことができる。
攻略本では「ふりこあがり」。
伸ばしたロープを揺らし、それに加えて伸縮操作(パッド上下)する事で海腹川背さんを天井より上に飛ばす技。
絶対に必要なテクニック! 後述します。
攻略本では「ターザン渡り」。
トゲや水面などのトラップを越えたいが、ジャンプでは向こう岸に届かないほどトラップが長い時、
天井にルアーを引っ掛けて渡る。
1回ルアーを引っかけて渡れなければ、空中でルアーを外し、海腹川背さんが落ちるより早く、
進行方向の天井にルアーを投げて引っかける。これを2回3回と繰り返して渡る。
上級者まではよく使うテクニック。これも後述します。
横方向に進まず、真上の天井にルアーを引っかけたり、外したりする場合は、「一瞬ルアー外し」という。
イソギンチャクの電撃を避ける場合などに有効。
12 ● \|/ 9●−〇−●3 /|\ ● 6 | ここでは、ルアーの支点を中心とした海腹川背さんの位置を示すために、時計の針の方向で説明します。 ルアーの支点に対して、海腹川背さんが真下にぶら下がっていれば6時、 ちょっと右に振れていたら5時、真横まで振り上がっていれば3時(右の場合)、といった具合です。 |
まず! 振り子には、「良い振り子」と「悪い振り子」があります。
図を見ていただければ、きれいに円弧をえがいているのが分かるでしょう。
この振り子は扱いやすく、全ての操作はこの状態から始まります。
この図のように、振り子運動とロープの伸び縮みが同時に起こってしまうと、
どうやって収拾をつければいいのか、初心者の方は途方に暮れてしまうと思います。
悪い振り子には色々なバリエーションがありますが、図のように海腹川背さんが逆円弧型や直線型に動くものが主です。

この振り子からの動作も不可能ではありませんが、上級者にとっても扱いが難しいものです。
さらに困ったことに、良い振り子はちょっとした操作で(または、全く操作しないことによって)
しばしば悪い振り子に変化してしまうのです。
したがって、悪い振り子をいかに素早く良い振り子に戻せるか(または、良い振り子の状態を維持するか)が、
中級者への、そして上級者になるための最初のステップとなります。
では、具体的にどうすれば「良い振り子」に出来るか解説しましょう。
悪い振り子の、左側のパターン図で説明します。 「何時」という表示に注目してください。
以上の操作を繰り返すことで、時間はかかりますが、確実に良い振り子になります。 これは、初心者向けの簡単なやり方ですが、この基本さえおさえれば、他の悪い振り子でも通用します。
ロープの挙動が頭に叩き込まれている上級者は、ちょいちょいとパッドを操作して振り子を制御します。 また、いったんルアーを外し、また引っかけることで、悪い振り子を瞬時に良い振り子にする技もあります。 このやり方を、言葉で表現するのはなかなか大変です。 しばらく遊んでいると、自然にロープに慣れてくるでしょうから、それまで取り敢えずは簡単なやり方でプレイしてみて下さい。
振り子には、左右に大きく揺れている状態と小さく揺れている状態があります。 大きく揺れている方が、当然「振り子」としての性能も大きくなります。 小さい揺れを大きくする方法を説明しましょう。
まず、思い付くのが「パッドを左右に入れてみる」ことでしょうか。
しかし、この方法では、ほんの少ししか揺らすことが出来ません。
タイミングよくやったとしても、時計の針でいえば、8時から4時くらいの幅になる程度です。
さらに大きく揺らす、つまり、9時から3時くらい(ほとんど180度)の幅にするためには、ロープの伸縮操作が必要になってきます。
やり方は簡単。
7時から6時に移動する間に、ロープをちょっと引っ張ってやる(パッド下)だけです。
ただし、大きく左右に振れる状態は不安定で、すぐに振り子が崩れ始めますから、
大きい振り子が必要な技(振り上がりなど)を使う直前に行うようにして下さい。
つまり、ロープ縮めによる振り子加速は、他の技への繋ぎとしてのみ使うわけです。
連続技といってもいいかも知れません。
良い振り子をマスターしたら、次は振り子を使いこなしてみましょう。
振り子は、「海腹川背」のほとんどの上級テクニックの基礎となっています。
最も簡単な振り子の応用は、「振り子の勢いで谷を渡る」でしょう。 ジャンプでは飛び越えられないような幅の孔を、振り子の勢いで越えようというものです。 これは、フィールド3のオープニングデモにもありますが、適当な点まで振れた時点でルアーを離せばOK。 ルアーを離す直前までの速度そのままで、海腹川背さんが飛んでいきます。 ルアーを離すタイミングだけ気をつければ、特になにも悩むようなことはないでしょう。
もっとも、最初のうちは、ルアーを離すタイミングも難しいかもしれません。 初心者の方のプレイを見ていると、「振り子が戻り始めてから」あるいは「戻り始める直前」に ルアーを離してしまうことが多いようです。 これは、非常によくありません。振り子の勢いが死なないうちにルアーを離さないと、飛距離が伸びないのです。
画像を元に、右から振り上がるものとして説明します。
まず、大きく左右に揺れる振り子が作れることが前提条件です。
8時から4時くらいの幅で振れていれば、充分です。
振り子が出来たら、操作としては、タイミングよくロープを縮めるだけです。
8時から7時まで(図の1)振れる間に、ロープを縮め始めて下さい。
すると、ぐんぐん振り子が加速して、巻き込むように5時、4時、3時の位置(図の2)に移動していきます。
3時を越えてうまく床まで届いたら(図の3)、床の方向にパッドを入れてやれば、よじ登り状態になります。
これが振り上がりです。
ロープを縮めるだけで、どうしてくるりと回転して上に上がれるのか?
ここで、一番最初の「基礎」で解説した、パッド下で縮めた時のロープの性質を思い出してみて下さい。
上記のような過程で、8時から3時は(ロープで上に引っ張られ)上向き、
6時から3時では(左の方に引っ張られ)左向きの加速がつくことが分かるでしょう。
上向き加速で振り上がり、左向き加速で床にしがみつく。
これが振り上がりの原理。おしまい。簡単でしょ?
なお、理想では、3時でルアーを離すべきです。
3時を過ぎて2時の位置では、ロープは上向きではなく、下向きに海腹川背さんを引っ張ってしまうからです。
ですが、振り上がりが失敗に終わるほどの悪影響はありませんから、慣れない内は離さなくても構いません。
飛距離が伸びなくなり、床に届かなくなるおそれもでてきますが、これはすぐ下で述べる多段階振り上がりを使えば解決します。
振り上がろうとする天井(と床の間)が厚くて、一回の振り上がりでは床まで届かない(よじ登りにならない)時に使う技です。
振り上がった後、3時くらいの位置で、斜め上にルアーを投げ、床のすぐ下に引っかけます。
うまくいったら、少しロープを伸ばし、再度振り子を作って振り上がりを行います。
それでも届かなければ、同じ手順を繰り返します。
「届かないな」と思ったら、落ち始めるより早く斜め上ルアーを撃つ。
これを習慣付けましょう。
勿論、一度の振り上がりで上がれる方が、余計な手間はいらないし、見た目もかっこいいのですが。
画像では、こんな感じになります。

エイヤっとロープを縮め、振り子の勢いで上昇して…

昇り切れなければすぐに斜め上にルアーを投げる。

ロープを伸ばし、また振り子を作って

はい、おしまい。

このくらいの厚さの床になると、2段、3段の振り上がりが必要になります。 (後半は、垂直壁登りを使ってもよいでしょう)
特殊な例ですが、7時から5時くらいの小さな幅の振り上がりもあります。
この場合、左右の小さな揺れだけでは充分に上昇出来ませんから、
ロープの伸縮動作も加え、上下にも揺れるようにします。
このような振り上がりは、縦型の振り上がりと呼び、主に、左右に振り上がるためのスペースが少ない場合や、
天井の狭い孔を通るために使います。(左右に大きく揺れていると、うまく孔に入れないためです)
上級者向けですので、そういうものもある、とだけ覚えておいて下さい。
天井渡りの前に、練習として、「一瞬ルアー外し」をやってみましょう。
これは、海腹川背さんが天井にぶら下がった状態から一瞬ルアーを離し、
また天井に引っかける技で、主にイソギンチャクの電撃を避けるために使う技ですが、
実は天井渡りの基本型なのです。
どこでもいいですが、敵が出てこなくて、ちょっと高い位置に天井がある場所を見つけて下さい。
F0のスタート地点のすぐ右、ガードレールがある辺りで試してみるのがよいでしょう。
(ただ、ここの天井は、普通の上ルアーだけではルアーが届きません。上ルアー・ジャンプを使ってください)
天井にルアーを引っかけたら、海腹川背さんが上下に揺れている状態にします。
揺れていなければ、ちょっとロープを緩めたり、縮めたりすれば、揺れる状態になります。
(この時、左右にパッドが入ってしまうと、左右にも揺れだして初心者には収拾がつかなくなるので、
いったん床に降りてやり直しましょう) あまりロープが長すぎず、天井に近い位置でぶら下がるのがよいでしょう。
さて、準備が出来たら、次のような操作をやってみて下さい。
この、2〜5を繰り返してみて下さい。
この操作中、ルアーボタンはほとんど押しっぱなしです。
離すのは、2〜4までの0.5秒くらい。
また、パッドは、3〜4で上ルアーする時に一瞬だけ上に入れますが、その他は入れません。
天井にぶら下がっている時に上パッドしていると、ロープがひょろひょろと伸びてしまい、
一瞬ルアー外しを連続して行うことが出来なくなります。
一瞬ルアー外しをやって、ルアーの効果音が「かっつん、かっつん」という具合に、
時計の秒針よりも少し早いペースで鳴るようになったら、極めたも同然です。
なお、ロープは短めにすることだけは忘れないで下さい。
あまり長い状態で揺れているとうまくいきません。
では、実際にイソギンチャクの電撃を、一瞬ルアー外しで避けてみましょう。
海腹川背さんが上下に揺れている状態。左右から電撃が迫る
上昇を開始したら…
ルアーを離し…(惰性で上昇を続ける)
落ち始める頃に上ルアーする
電撃避けに成功!
束の間の邂逅のあと、離れていく電撃
一瞬ルアー外しを極めたら、あとは簡単です。 横に移動しながらこれをやるだけですから。 横移動といっても、振り子の勢いで横に進んでいくので、特に横方向にパッドを入れる必要はありません。 振り子が右に振り切ったら、ルアーの支点をさらに右に移して、また右方向に振り子させる。 こうして、どんどん右に進んでいく。 これが、天井渡りの仕組みです。 その意味では、「常に一方方向にだけ揺れる振り子」と呼んでもいいかも知れません。
一瞬ルアー外しと操作が違う部分が一つだけあります。 それは、上ルアーする代わりに、進行方向斜め上ルアーをしなければならないということです(当たり前ですが)。 ただし、一瞬ルアー外しのように、「ルアーを投げる一瞬だけパッドを斜め上に入れなければならない」というようなことはありません。 天井渡り開始後は、パッドはずっと斜め上に入れておいて構いません。 一瞬ルアー外しでパッドをずっと上に入れっぱなしにしていると、ロープが伸びてしまい動作が続きませんが、 天井渡りのようにパッドが斜めに入っている場合、ロープの長さに影響しないので、入れっぱなしでもよいのです。
天井渡りのやり方は以上ですが、始め方も書いておきましょう。
主に、次の2つの始め方があります。
最初は、(1) が一番簡単でしょう。 (2) は、慣れていない人にはちょっと無理だと思います。 横方向に勢いがついて、飛びすぎる危険があるからです。 たとえ成功しても、斜め上ルアーを投げた時に、振り上がりの項で説明したような「悪い振り子」になる可能性が大です。 (2) の操作は、中級者以上でないと難しいでしょう。
フィールド24あたりから出現する「天井ゲタ」。
ぽくぽくと天井から生えたり、引っ込んだり。
引っ込んでいる時には、下地の滑る床(天井)が現れるので、ルアーが引っかかりません。
この厄介な仕掛けを天井渡りで越えるには、今までのやり方に加えて、もう一つ覚えなければならないことがあります。
天井渡りのスピード調節です。
天井ゲタの進行スピードに合わせて、海腹川背さんが天井を渡っていくようにしなければならないのです。
ここで、もう一度画像を見て下さい。
aとbの記号がついた海腹川背さんに注目しましょう。
aとbの時点それぞれで斜め上ルアーした場合の違いは何でしょうか。
もちろん、ロープの長さですね。
aの方が短く、bの方が長いロープで天井に引っかかります。
この画像の例では、長さが倍くらいは変わってくるでしょう。
長さが倍ということは、一度の揺れで進める距離が倍になるということを意味します。
aの長さで天井渡りを続ける場合、bの天井渡りと同じ距離を進むには、2回ルアーを引っかけ直さなければなりません。
同じ距離を進むにしても、aの方がbより時間がかかるわけです。
つまり、ルアーを離した後、すぐに斜め上ルアーすれば「遅いスピードでの天井渡り」となり、
逆に空中を惰性で飛んでいる時間をやや長くしてやれば「速いスピードでの天井渡り」となるのです。
以上のようなスピード調節を心得ていれば、天井ゲタを渡るのも簡単です。
天井ゲタの引っ込みに追い付かれそうならロープを長めに、ゲタの出現を追い越しそうならロープを短めにして天井渡りする。
これでOK。
もっとも、こんなことを「頭で考えながら」操作してはいけません。
充分に慣れて、半ば無意識の内に調節出来るようになるのがよいでしょう。

振り子で進んで
ここでルアーを離します。
すぐにまた投げて…
引っかける。
また振り子で進んで
離す。これの繰り返しです。
この例ではあまり参考にならないかも知れませんが。 なお、マスタークラスの人は、こんな悠長なプレイはやりません。
ところで、「一瞬ルアー外し」の項でも説明したように、ロープが長くなると天井渡りの難易度は上がります。
斜め上ルアーした時に、天井までルアーが届かなくなる恐れがあるからです。
これを回避するには、天井渡り中にロープを縮める等のテクニックが必要になりますが、
初心者・中級者にはお勧め出来ません。
上級者になれば、特に教えられなくても、指が勝手にうまく動くようになりますから、
それまでは「長くしすぎないように」慎重に操作して下さい。
もし、斜め上ルアーが届きそうにないくらい落下してしまったら、上ルアーを試みましょう。
上ルアーの方が斜め上ルアーよりも高いところまで届きますから、うまくいけば落下を免れます。
その後は、また斜め上ルアーして天井渡りに戻ることが出来ます。