「海腹川背」攻略手引 第1章

ルアー操作の基礎

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ルアー操作の基礎の読み方

 本手引きは、「海腹川背」初心者向けの解説です。

 ここでは、初心者にとっての壁、そして上級者にとっては「海腹川背」最大の魅力である ルアー及びロープ操作について解説します。
 項目としては、「振り子」とその応用である「振り上がり」をマスターするための方法、 さらに「天井渡り」技についてで、主に以下のような方を対象に書いてあります。

  1. 「海腹川背」を始めたばかりの人で、まだロープの挙動がよく飲み込めていない人。
  2. なにかするのに、いちいち「頭で考えて」操作してしまう。
  3. フィールド24の天井ゲタ渡りができない。
  4. 「なぜコンティニューがないんだ、リュック10個でクリアなんて無理ではないか?」と、思ってしまう。
 中級者および上級者以上の方は、特に読む必要はありません。(技の名称の紹介部分だけは読んだ方がいいかも)


基礎

 まずは、操作についておさらい。

 文中、「パッド」という語句が出てきますが、これは、コントローラーの十字キーのことです。 「上パッド」とあれば、十字キーを上に入れることを意味します。

 ここまでは、どなたでも知っているでしょう。
 以上は、覚える必要はありません(いずれ、指が覚えますから)。ただ、頭の片隅には置いておいて下さい。


用語の解説

 最初に、いくつか基本的な技を紹介しましょう。 これらは、「海腹川背」攻略にあたり、絶対に不可欠なものか、あるいは知っていれば便利な技です。 本攻略の手引きでたびたび言及されますので、ここにまとめておきます。
 なお、技の名称は、私が勝手につけたものです。正式名称ではありません。 一部、マニュアルや攻略本に書かれている技と名称が違うものについては、そちらも記述します。
  1. ○○ルアー

     ○○の方向に向けてルアーを撃つこと。
     例)上にルアーを投げるなら「上ルアー」。

  2. 上ルアー・ジャンプ

     攻略本では「延長掛け」と書かれている技。
     上ルアーして、一呼吸(0.6秒くらい)後にジャンプすること。 これで、ただの上ルアーでは届かない高い場所にもルアーが届くようになる。 ルアーが伸びきった時、ジャンプの高さが頂点に達しているようになっているのが理想。
     初心者がよくやってしまうのが「ジャンプ・上ルアー」。 これでは、上ルアーが伸びきる前にジャンプが終わってしまうので、届く距離が短い。 注意しましょう。

  3. ジャンプ下ルアー

     ジャンプし、すぐに下ルアーを撃つこと。
     やり方としては、ずっと下にパッドを入れておき、タイミングよくジャンプ、ルアーすればよい。 これは、イシダイなど壁を通過してくる敵が、床から攻めてきたときに使う。 知らなくてもいいが、知っていればちょっと便利。

    床下からの攻撃も、これで大丈夫!

  4. ピヨり方向制御

     タコやタツノオトシゴのスミに当たるとフラフラと目眩がしてしまうが、 このフラフラして歩いてしまう方向は、スミが当たった時、海腹川背さんが向いているのとは逆(つまり、背中の方)である。 したがって、スミを浴びてしまう瞬間、進みたい方向に背中を向けてやれば、 フラフラも制御できることになる。
     フィールド36の上のドアや、フィールド52攻略で知っていると便利。

    進みたい方向に背を向けてスミを浴びれば…
    後ろ向きにフラフラするので
    この通り!

  5. 引っ張りジャンプ

     攻略本では「無重力ジャンプ」。
     ロープによって、海腹川背さんがある程度上に引っ張られている状態でジャンプすると、 素晴らしい跳躍力が出る。 引っ張りぐあいによっては、通常ジャンプの数倍は軽い。

    この素晴らしい跳躍力!

     攻略本に載っている、「地面に足が着いた状態でロープを縮めていき、 浮き上がる直前でジャンプする」方法は、慣れないとタイミングがやや難しい。 もっと簡単な方法は、ルアーを引っ掛けた後、浮き上がらないくらいまでロープを縮め (それほどギリギリでなくても可)、それからルアーを引っ掛けた壁と反対方向に走るというもの。 走って引っ張ることでロープに張力をつけ、ジャンプする。 これならタイミングなどは関係なく、強力な引っ張りジャンプが簡単にできる。

  6. 垂直壁登り

     攻略本では「垂直のぼり」、特に左右の壁に交互にルアーを投げて登る場合は 「ジグザグのぼり」と書かれている。
     うまく登っていくコツは、引っ張りジャンプと同じ。 海腹川背さんが、上下に振れるようにして、下に振られた時(ロープが伸びきった時) にロープを縮める(パッドを下に入れる)と、上向きの強力な力が得られる。 海腹川背さんが上昇を開始したら素早くルアーを外し、上昇しきったら斜め上に再度ルアーを撃って引っ掛ける。 これを繰り返せば、垂直の壁を登っていくことができる。

  7. 振り上がり

     攻略本では「ふりこあがり」。
     伸ばしたロープを揺らし、それに加えて伸縮操作(パッド上下)する事で海腹川背さんを天井より上に飛ばす技。
     絶対に必要なテクニック! 後述します。

  8. 天井渡り

     攻略本では「ターザン渡り」。
     トゲや水面などのトラップを越えたいが、ジャンプでは向こう岸に届かないほどトラップが長い時、 天井にルアーを引っ掛けて渡る。 1回ルアーを引っかけて渡れなければ、空中でルアーを外し、海腹川背さんが落ちるより早く、 進行方向の天井にルアーを投げて引っかける。これを2回3回と繰り返して渡る。
     上級者まではよく使うテクニック。これも後述します。
     横方向に進まず、真上の天井にルアーを引っかけたり、外したりする場合は、「一瞬ルアー外し」という。 イソギンチャクの電撃を避ける場合などに有効。

 以上、8つばかり基本的な技を紹介しましたが、初心者の方にはよく分からない技もあるかも知れません。 そういう場合は、取り敢えず忘れていても結構です。 必要な局面になれば、自然と分かるでしょう。
 特に重要な「振り上がり」と「天井渡り」は、次からじっくりと解説します。


振り子

 初心者がつまってしまう振り子のやり方と、応用です。
 振り子とは、海腹川背さんが天井に引っ掛けたルアーにぶら下がっている時に、左右にフラフラ振れている状態のことです。
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 ここでは、ルアーの支点を中心とした海腹川背さんの位置を示すために、時計の針の方向で説明します。 ルアーの支点に対して、海腹川背さんが真下にぶら下がっていれば6時、 ちょっと右に振れていたら5時、真横まで振り上がっていれば3時(右の場合)、といった具合です。
  1. 振り子の基礎

     まず! 振り子には、「良い振り子」と「悪い振り子」があります。

    良い振り子

     良い振り子とは、ロープが伸び縮みせず、自然に左右に揺れている状態です。

     図を見ていただければ、きれいに円弧をえがいているのが分かるでしょう。 この振り子は扱いやすく、全ての操作はこの状態から始まります。

    悪い振り子

     悪い振り子とは、左右の揺れに加えてロープの伸び縮み動作もあり、フラフラ、ビヨンビヨンなっている状態です。

     この図のように、振り子運動とロープの伸び縮みが同時に起こってしまうと、 どうやって収拾をつければいいのか、初心者の方は途方に暮れてしまうと思います。

     悪い振り子には色々なバリエーションがありますが、図のように海腹川背さんが逆円弧型や直線型に動くものが主です。

     この振り子からの動作も不可能ではありませんが、上級者にとっても扱いが難しいものです。 さらに困ったことに、良い振り子はちょっとした操作で(または、全く操作しないことによって) しばしば悪い振り子に変化してしまうのです。 したがって、悪い振り子をいかに素早く良い振り子に戻せるか(または、良い振り子の状態を維持するか)が、 中級者への、そして上級者になるための最初のステップとなります。
     では、具体的にどうすれば「良い振り子」に出来るか解説しましょう。

  2. 振り子の応用

     良い振り子をマスターしたら、次は振り子を使いこなしてみましょう。
     振り子は、「海腹川背」のほとんどの上級テクニックの基礎となっています。


天井渡り

 天井渡りとは、天井にルアーを引っ掛けて、床に足を着けずに進む方法のことです。 これも、初心者にとっては難しいと思われます。

  1. 天井渡りの基礎「一瞬ルアー外し」

     天井渡りの前に、練習として、「一瞬ルアー外し」をやってみましょう。
     これは、海腹川背さんが天井にぶら下がった状態から一瞬ルアーを離し、 また天井に引っかける技で、主にイソギンチャクの電撃を避けるために使う技ですが、 実は天井渡りの基本型なのです。

     どこでもいいですが、敵が出てこなくて、ちょっと高い位置に天井がある場所を見つけて下さい。 F0のスタート地点のすぐ右、ガードレールがある辺りで試してみるのがよいでしょう。 (ただ、ここの天井は、普通の上ルアーだけではルアーが届きません。上ルアー・ジャンプを使ってください)
     天井にルアーを引っかけたら、海腹川背さんが上下に揺れている状態にします。 揺れていなければ、ちょっとロープを緩めたり、縮めたりすれば、揺れる状態になります。 (この時、左右にパッドが入ってしまうと、左右にも揺れだして初心者には収拾がつかなくなるので、 いったん床に降りてやり直しましょう) あまりロープが長すぎず、天井に近い位置でぶら下がるのがよいでしょう。
     さて、準備が出来たら、次のような操作をやってみて下さい。

    1. まず、海腹川背さんが上下に揺れている様を、じっと眺める!
    2. 海腹川背さんが上昇中、「上下に揺れる幅の中間点」くらいまで来たら、ルアーを離す。(この時点を0秒とする)
    3. ルアーを離しても、海腹川背さんは惰性で上に上昇し続ける。(0.2秒)
    4. 海腹川背さんが、最高点に達するか、少し落ち始めた時点で、上ルアーする。(0.5秒)
    5. 下に落ちる勢いでロープに張力がつき、反動でまた上に上昇し始める。

     この、2〜5を繰り返してみて下さい。 この操作中、ルアーボタンはほとんど押しっぱなしです。 離すのは、2〜4までの0.5秒くらい。 また、パッドは、3〜4で上ルアーする時に一瞬だけ上に入れますが、その他は入れません。 天井にぶら下がっている時に上パッドしていると、ロープがひょろひょろと伸びてしまい、 一瞬ルアー外しを連続して行うことが出来なくなります。
     一瞬ルアー外しをやって、ルアーの効果音が「かっつん、かっつん」という具合に、 時計の秒針よりも少し早いペースで鳴るようになったら、極めたも同然です。 なお、ロープは短めにすることだけは忘れないで下さい。 あまり長い状態で揺れているとうまくいきません。

     では、実際にイソギンチャクの電撃を、一瞬ルアー外しで避けてみましょう。

    海腹川背さんが上下に揺れている状態。左右から電撃が迫る
    上昇を開始したら…
    ルアーを離し…(惰性で上昇を続ける)
    落ち始める頃に上ルアーする
    電撃避けに成功!
    束の間の邂逅のあと、離れていく電撃

  2. 天井渡りのやり方

     一瞬ルアー外しを極めたら、あとは簡単です。 横に移動しながらこれをやるだけですから。 横移動といっても、振り子の勢いで横に進んでいくので、特に横方向にパッドを入れる必要はありません。 振り子が右に振り切ったら、ルアーの支点をさらに右に移して、また右方向に振り子させる。 こうして、どんどん右に進んでいく。 これが、天井渡りの仕組みです。 その意味では、「常に一方方向にだけ揺れる振り子」と呼んでもいいかも知れません。

    1. このあたりでルアーを離します。
    2. ここで再度ルアーを斜め上に投げれば、継続して天井渡りができます。
    3. ここまで落ちたら手後れ。


     一瞬ルアー外しと操作が違う部分が一つだけあります。 それは、上ルアーする代わりに、進行方向斜め上ルアーをしなければならないということです(当たり前ですが)。 ただし、一瞬ルアー外しのように、「ルアーを投げる一瞬だけパッドを斜め上に入れなければならない」というようなことはありません。 天井渡り開始後は、パッドはずっと斜め上に入れておいて構いません。 一瞬ルアー外しでパッドをずっと上に入れっぱなしにしていると、ロープが伸びてしまい動作が続きませんが、 天井渡りのようにパッドが斜めに入っている場合、ロープの長さに影響しないので、入れっぱなしでもよいのです。

     天井渡りのやり方は以上ですが、始め方も書いておきましょう。 主に、次の2つの始め方があります。

    1. 一瞬ルアー外しをやっている状態から、上ルアーする代わりに斜め上ルアーする。 あるいは、天井にぶら下がった状態から直接斜め上ルアーでもよい。
    2. いきなり地上から、天井に向かって斜め上ルアーして、天井渡りに入る。

     最初は、(1) が一番簡単でしょう。 (2) は、慣れていない人にはちょっと無理だと思います。 横方向に勢いがついて、飛びすぎる危険があるからです。 たとえ成功しても、斜め上ルアーを投げた時に、振り上がりの項で説明したような「悪い振り子」になる可能性が大です。 (2) の操作は、中級者以上でないと難しいでしょう。

  3. 天井ゲタと天井渡り

     フィールド24あたりから出現する「天井ゲタ」。 ぽくぽくと天井から生えたり、引っ込んだり。 引っ込んでいる時には、下地の滑る床(天井)が現れるので、ルアーが引っかかりません。
     この厄介な仕掛けを天井渡りで越えるには、今までのやり方に加えて、もう一つ覚えなければならないことがあります。 天井渡りのスピード調節です。 天井ゲタの進行スピードに合わせて、海腹川背さんが天井を渡っていくようにしなければならないのです。
     ここで、もう一度画像を見て下さい。

    aとbの記号がついた海腹川背さんに注目しましょう。 aとbの時点それぞれで斜め上ルアーした場合の違いは何でしょうか。 もちろん、ロープの長さですね。 aの方が短く、bの方が長いロープで天井に引っかかります。 この画像の例では、長さが倍くらいは変わってくるでしょう。
     長さが倍ということは、一度の揺れで進める距離が倍になるということを意味します。 aの長さで天井渡りを続ける場合、bの天井渡りと同じ距離を進むには、2回ルアーを引っかけ直さなければなりません。 同じ距離を進むにしても、aの方がbより時間がかかるわけです。
     つまり、ルアーを離した後、すぐに斜め上ルアーすれば「遅いスピードでの天井渡り」となり、 逆に空中を惰性で飛んでいる時間をやや長くしてやれば「速いスピードでの天井渡り」となるのです。
     以上のようなスピード調節を心得ていれば、天井ゲタを渡るのも簡単です。 天井ゲタの引っ込みに追い付かれそうならロープを長めに、ゲタの出現を追い越しそうならロープを短めにして天井渡りする。 これでOK。 もっとも、こんなことを「頭で考えながら」操作してはいけません。 充分に慣れて、半ば無意識の内に調節出来るようになるのがよいでしょう。

      
        振り子で進んで
          ここでルアーを離します。
            すぐにまた投げて…
              引っかける。
                また振り子で進んで
                  離す。これの繰り返しです。

    この例ではあまり参考にならないかも知れませんが。 なお、マスタークラスの人は、こんな悠長なプレイはやりません

     ところで、「一瞬ルアー外し」の項でも説明したように、ロープが長くなると天井渡りの難易度は上がります。 斜め上ルアーした時に、天井までルアーが届かなくなる恐れがあるからです。 これを回避するには、天井渡り中にロープを縮める等のテクニックが必要になりますが、 初心者・中級者にはお勧め出来ません。 上級者になれば、特に教えられなくても、指が勝手にうまく動くようになりますから、 それまでは「長くしすぎないように」慎重に操作して下さい。
     もし、斜め上ルアーが届きそうにないくらい落下してしまったら、上ルアーを試みましょう。 上ルアーの方が斜め上ルアーよりも高いところまで届きますから、うまくいけば落下を免れます。 その後は、また斜め上ルアーして天井渡りに戻ることが出来ます。


卒業試験

 オタマジャクシとカエルが初心者を苦しめるフィールド8。 ここには、右下にある岸に秘密の1UPアイテム(リュック)があります。
 ただし、これを取るには、床の下の水面上を天井渡りして右に進み、リュックを取り、再度天井渡りして戻ってこなければなりません。 おまけに、天井がデコボコしているため、天井渡りの難易度も上がっています。 ロープが短すぎたりすると、デコボコの角に頭をぶつけて川に落とされてしまうことでしょう。
 さらに、最後は振り上がりで上に登れないと生還したことになりません。
 オタマジャクシが、最初のカエルを産む前に以上を成功させる。 これができたら、初心者は卒業です。 中級者としても、かなり実力をつけたことになります。 頑張ってみて下さい。


卒業試験が、どうも上手く行かないという方へ

 失敗が多くても、挫けないで下さい。私も時々ミスしますから(笑)。 たとえこれが出来なくても、「海腹川背」はクリア可能です。 (というよりも、マスタークラスの人は、実際のプレイにおいて天井渡りはほとんど使いません。 もっと華麗で、素早く、そして安全な方法があるからです)
 コツは、とにかく「自分はこのゲームには不向きだ」とか、「アクションゲームは苦手だから」という思い込みをなくすことです。
 「海腹川背」は、最初の敷居がやや高いだけで、アクションゲームとしてはかなり簡単な部類に入ります。 理不尽な罠はないし、シビアな弾避け等は必要ありません。 必要なものは「反射神経」や「アクションゲームのセンス」ではなく、「慣れ」と「柔軟な発想」です。
 しかも、「慣れ」は、大きな問題ではありません。 ルアー操作の面白さに気付けば、その他の事はゲームをやっている内に自然に覚えていくことでしょう。 そして、一番重要なのが「柔軟な発想」。 常に、もっと簡単な方法があるのではないかと考えながらプレイする。それが大切です。
 自力でのクリアが望ましいですが、なかなか上手くいかないという方は、 本手引きの「中級編」をご覧になれば、フィールドを攻略していく上での参考になるかも知れません。



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