DOUBLE DRAGON
双龍転身!! 驚愕のニュータイプ養成対戦格闘ゲーム
 

    テクノスジャパンのダブルドラゴンといえば、「ヒジ打ち,羽交い絞めにしてムチ
    で点数稼ぎ,壁奥から迫り出すトコロテンの棒がライバル」がキーワードの元祖ド
    ツキゲームが有名ですが、ここで紹介するのはNEOGEOで発売された同タイト
    ルの対戦格闘ゲームのほうです。思えば、最初のダブルドラゴンが出てから10年
    近くもシリーズが続いたのですから、ホントに息の長いシリーズです。
    (最終的にはテクノスの息もいっしょに止まってしまいましたけど・・・)

 ★ ステキなアクセント満載のシステム

    ダブルドラゴンは
1995年に発売されたNEOGEOの対戦格闘ゲームで、8方
    向+4ボタンの操作系を持っています。この4ボタンは一般的な格闘ゲームのよう
    にパンチ,キックに分かれているのではなく、Aボタン(弱)−>D(強)という
    4段階の強弱を持った攻撃ボタンになっています。移動系アクションも多彩で、前
    後ダッシュはもちろん、ジャンプに関しても全キャラに2段ジャンプが標準装備さ
    れており、ジャンプ攻撃を出した後にも2段ジャンプをすることができます。この
    ゲームでは空中ガードも可能なので、ジャンプ攻撃−>2段ジャンプ−>空中ガー
    ドといったコンビネーションも使用できます。
    特徴的なのが超必殺技のゲージシステムで、相手に技をHITorガードさせると
    体力ゲージの上を青いゲージが伸びていき、このゲージが体力ゲージと同じ長さに
    なると超必殺技を使用することができます。従って、体力ゲージが減れば減るほど
    超必殺技のゲージが早く溜まることになるので、ピンチになるほど逆転性の高い超
    必殺技を多用することができるようになっています。個人的意見ですが、このゲー
    ムの基本システムはそれなりにしっかりと作られていると思います。
    しかし、このダブルドラゴンには、これらの基本システム全てに「よくない味」を
    醸し出させせる強烈なアクセントが含まれているのです。それは・・・。

    ● カウンター攻撃の凄まじい威力

     このゲームでは、相手の攻撃モーション中に技を当てるとカウンター扱いになり、
     おまけにボーナス点までくれるのですが、このカウンター攻撃の威力が尋常では
     ありません。POWゲージが普通クラスのキャラならば、Dボタンのカウンター
     攻撃でゲージの1/3を持っていくときもあります。これは、通常時のD−>必
     殺技の連続攻撃の1.5倍の威力です。
     通常技3発でKOされたりした日には・・・悔しくて寝れません。

    ● 異常なまでの気絶しやすさ

     このゲームはホントに気絶しやすく、ちょっと技をくらっただけであっという間
     に気絶します。特にカウンターD攻撃の気絶値蓄積は凄まじく、カウンター飛び
     蹴り2回で気絶・・・というのも珍しくありません。
     数ある対戦格闘ゲームの中で、当て身投げされても気絶するのは、おそらくこの
     ダブルドラゴンだけだと思います。

    ● 限界を超えて極悪なCOMのアルゴリズム

     このゲームのCOMは本当に極悪で、こちらがボタンを押したタイミングに反応
     して反撃してきます。飛び道具必殺技などは起き上がりに重ねるか、キャンセル
     か、画面の端どうしぐらいの間合いがある場合にしか危険すぎて使えず、中間距
     離でコマンドを入力しようものなら、
down.jpg (967 バイト)rd.jpg (816 バイト)right.jpg (1034 バイト)+攻の攻撃ボタンを押した瞬間=ま
     だ飛び道具が射出されていない状態で、先読み(?)してジャンプ攻撃をしてき
     ます。デューク(中ボス)やシューコー(ラスボス)にいたっては、飛び道具を
     撃とうとすると、必ず高速移動技からの反撃を受けます。起き上がりにピッタリ
     飛び道具を重ねておけばさすがに反撃は受けませんが、このタイミングが僅かに
     狂っただけでも、やっぱり高速移動技からの反撃を受けます。
     この他にも、ボタンを押した瞬間にスライディングしてきて技の出かかりを潰し
     たり、空中攻撃をしようとボタンを押した瞬間に対空技など、
「ズルくない?」
     とムカムカすることの連続です。
     相手の起き上がりに通常技を重ねると確実に投げか無敵必殺技で迎撃されるのに、
     こちらの起き上がりで投げようとすると確実にしゃがみDで転ばされるのはサギ
     だと思います。

    カウンターの威力&気絶のしやすさのせいで、一瞬のミスで負けになる可能性のあ
    るゲームなのに、COMのアルゴリズムが反則的。まさに、
絶対にそろえてはいけ
    ない3種の神器を全て兼ね備えた
という感じがします。これではせっかくの練られ
    た基本システムも、COMが有効利用するだけで、人にとっては足枷でしかありま
    せん。
テクノス・・・やっちゃったね。初プレイ時の感想は只それだけでした。

    このゲーム、プレイ中は心臓バクバク、1COINクリア成功率1%以下という凄
    まじい代物なのですが、なんとなくカイザーナックルに通じるものを感じるので、
    私はそれなりに気に入っています。全キャラに登場デモがある演出。やたら大爆発
    する背景。そういった細かいところまでカイザーテイストです。あまりいないとは
    思いますが、私のようにカイザーナックルが気に入ってる人ならば、それなりに楽
    しめる格闘ゲームだと思います。

 

レベッカ使用 1COINクリアパターン

    
    1COINクリアパターンなどと書いてはありますが、このパターンを使用しての
    私のクリア成功率は1%以下=カイザーナックルなみです。参考程度にしかならな
    いと思いますので、興味のある方は各自研究してみてください。
    このゲームでのクリアのポイントは相手の技に対する超反応です。僅かな技の出か
    かりモーションやVOICEに反応して飛蝶斬を出せるようにならないと、中ボス
    ラスボスを倒すことはおろか、先のステージにもなかなか進めないでしょう。1C
    OINクリアは絶対不可能というわけではないので、ニュータイプに覚醒したうえ
    でビップエレキバンでマグネットコーティングするぐらいの気合を入れて、頑張っ
    てみてください。



    
基本性能

      紅刃拳         :
down.jpg (967 バイト)rd.jpg (816 バイト)right.jpg (1034 バイト)+攻
      紅刃拳(空中)     :ジャンプ中
left.jpg (814 バイト)ld.jpg (831 バイト)down.jpg (967 バイト)+攻
      飛蝶斬         :right.jpg (1034 バイト)down.jpg (967 バイト)rd.jpg (816 バイト)+攻
     ★胡蝶烈風殺       down.jpg (967 バイト)rd.jpg (816 バイト)right.jpg (1034 バイト)攻ボタン2つ同時押し
     ★胡蝶烈風殺(空中)   ジャンプ中left.jpg (814 バイト)ld.jpg (831 バイト)down.jpg (967 バイト)+攻ボタン2つ同時押し
     ★奥義・飛蝶の舞     right.jpg (1034 バイト)down.jpg (967 バイト)rd.jpg (816 バイト)攻ボタン2つ同時押し

    トンファーを武器に闘う女戦士レベッカ。スピードこそやや劣るものの、コマンド
    飛び道具、無敵コマンド必殺技を兼ね備えたスタンダードなキャラクターです。な
    によりも、勝ちVOICEは普通の日本語の発音なのに、必殺技のVOICEだけ
    は
教育TVに出てくる外人のお姉さんが使う怪しい日本語の発音になっているとい
    う点だけでも、私的にはかなりポイントが高いです。あの巻き舌の味わいは、闘姫
    伝承のミスPに匹敵すると思います。
    レベッカの飛び道具である紅刃拳は出るまで、出た後のスキがやや大きめな飛び道
    具です。基本的に、このゲームでは迂闊に飛び道具を使用することはできませんが、
    通常技キャンセル飛び道具という連携や画面端どうしぐらいの間合いでの牽制など
    にはそれなりに使用できます。また、レベッカは空中でも飛び道具を放つことがで
    きるので、他のキャラよりは比較的飛び道具の依存度の高いキャラです。無敵技で
    ある飛蝶斬は地上でガードされると絶望的にスキの大きな技ですが、当たり判定は
    めっぽう強く、ダウン性能もあります。レベッカのCOM戦の要となる重要な技で
    す。超必殺技ですが、胡蝶烈風殺は紅刃拳の強化版で多段HIT判定があります。
    射出のスキこそ紅刃拳なみですが弾速はかなり速く、COMの起き上がりに重ねる
    と、紅刃拳と同じ反応をしたCOMにかなりの確立でHITしてくれます。COM
    に飛び込まれてしまったとしても、ジャンプ攻撃をガードで凌いでいるうちに戻っ
    てきた胡蝶烈風殺に相手が当たってくれたりもします。空中の胡蝶烈風殺は空中か
    ら斜め下に射出される胡蝶烈風殺で、後半で多用する空中ガード戦法からの攻撃に
    大きな威力を発揮します。奥義・飛蝶の舞は突進からの乱舞技で威力はレベッカの
    技の中で最大級ですが、最初の一発がガードされるとそこで終わってしまうので削
    りも期待できず、そのまま出したのではまずCOMには決まりません。この技の真
    価はしゃがみDをHITさせた後のキャンセルにあって、ふっとび中の相手を強引
    に吸い込むんで連続技にすることができます。この連続技は体力ゲージの半分近く
    を持っていく威力があるので、一発逆転性を秘めたレベッカの最終兵器となります。    



    
対COM戦基本戦法

    対COM戦のレベッカの基本戦法は、

     1) 立ちDからのキャンセル必殺技
     2) 画面端でバックジャンプしての待ち

    の2つです。消極的な戦法なので爽快感にはやや欠けますが、反則的な強さのCO
    Mを相手にするのですから、これも仕方のないことでしょう。
    1)の立ちDからのキャンセル必殺技による攻めですが、レベッカの立ちDは大き
    く前に移動しながら多段HIT判定のある回転蹴りを出すので、これでCOMを固
    めてしまうというものです。この立ちDがHITした場合はそのまま飛蝶斬につな
    いで大ダメージ+相手をダウンさせることができ、ガードされた場合もキャンセル
    紅刃拳を出せば、特定のキャラ以外にはまず反撃を受けません。この連携の利点は
    比較的ゲージが多くたまることです。胡蝶烈風殺や奥義・飛蝶の舞といった切り札
    を早く使える状態になれば、それだけで心の支えになります。3〜4人目までは、
    立ちDがHITするまで、立ちD−>紅刃拳−>立ちD−>紅刃拳・・・といった
    ゴリ押しで相手を固め続ける戦法でもそれなりに勝ち抜けます。
    2)の画面端でのバックジャンプしての待ちは後半戦の要で、2段ジャンプで空中
    ガードをし続けながら相手が近づいてくるのを待ち、地上をうろついてきたら空中
    紅刃拳や空中D、スキの大きい対空技をガードすることができたら着地で反撃とい
    うパターンです。このパターンは後半COMが立ちDに反応して反撃してくるよう
    になってきたら使用し、基本的には時間切れ勝ちを狙っていきます。このゲームの
    タイムは見かけ上99カウントありますが数値はかなり早く減少するので、気が付
    いたときには時間切れになっているということがよくあります。
    この2つのパターンを駆使すれば、なんとか中ボスまではたどりつけることができ
    るでしょう。


    
キャラ別ワンポイント攻略

VS 

ビリー・リー 

    1〜3人目までに出てきた場合は立ちDからのゴリ押し戦法でOK。後半にでてき
    た場合は画面端バックジャンプで裂空波か龍尾旋の空中ガードすかりを待って、着
    地に飛蝶斬か立ちDからの連続技です。また、やや近距離でしゃがみAを連打する
    と、ビリーはときどき龍尾旋を出してくるので超反応で飛蝶斬という戦法もありま
    す。龍尾旋は後ろにも当たり判定があるので、失敗すると後頭部をゴツゴツ蹴られ
    て、かなりムカつきます。
    

VS 

ジミー・リー 

    ジミーはビリーよりガードが固く、1〜3人目までに出てきた場合でも立ちDから
    のゴリ押し戦法があまり決まりません。従って、必然的に紅刃拳を出す回数が増え
    ると思いますが、紅刃拳が暴発して飛蝶斬になってしまうと、双龍牙でカウンター
    大ダメージを受けてしまうので慎重にいきましょう。これは、ビリーの場合も同じ
    です。
    後半に出てきた場合はビリー同様のバックジャンプ戦法ですが、ジミーはまず龍尾
    旋を出してきてはくれないので、時間切れになる確立も高いです。なるべくミスを
    しないよう心がけてください。万が一負けそうになっていても、裂空波を空中ガー
    ドした後のスカりに、しゃがみD−>奥義・飛蝶の舞で一発逆転も狙えるので諦め
    ずにいきましょう。

VS 

マリアン 

    動きの素早いマリアンは意外に難敵。立ちDからの連携をジャブ連打で落としてき
    たり、ジャンプ攻撃−>メテオストライクなどというサギ技も使ってくるので油断
    がなりません。幸いにしてマリアンは攻撃力・防御力ともに低いので、ワンチャン
    スに大ダメージを与えて、一気に屠ってしまいましょう。
    対マリアン戦はしゃがみAを連打して待ち、マリアンがアクセルブレイカーで突っ
    込んできたら飛蝶斬で迎撃というパターンが有効。しゃがみA連打中にムーンドラ
    イブを出されると負けることが多いですが、これは必要経費。しゃがみAで止めら
    れたらラッキーぐらいに考えてください。
    バックジャンプ戦法もそれなりには有効ですが、マリアンの対空技アクセルブレイ
    カーは上昇中はおろか落下中にも攻撃判定が出っ放しというフザけたものなので、
    着地に反撃することが難しく、逆にメテオストライクで投げられたりすることもあ
    るので注意が必要です。空中紅刃拳もムーンドライブには負けてしまうので、多用
    はできません。
    忘れられがち(というか、普通は知らない)ですが、マリアンの超技ムーンブレイ
    カーSは飛び道具をすり抜けて突進してくるので、
胡蝶烈風殺を使用するときには
    気をつけてください。

 

VS 

ダルトン 

    離れると飛び道具を連発してくるので、画面端でのバックジャンプ戦法のやり難い
    相手です。よって、対ダルトン戦は立ちDからのゴリ押しをメインに使用します。
    開幕、スタージよりもやや間合いを離して待ち、ダルトンが飛び道具を撃ってきた
    ら前2段ジャンプで飛び込んで空中紅刃拳。これをガードさせた後に着地で立ちD
    からの連携に持っていきます。立ちDがHITした場合は基本どおり飛蝶斬ですが、
    ガードされてしまった場合はキャンセルで紅刃拳につなぎ、そのままバックして間
    合いを離します。ダルトンが飛び道具を撃ってきたら、再び前ジャンプ空中紅刃拳
    を出して立ちDです。
    これをしばらく繰り返してゲージが満タンになったらば歩いて間合いを離し、ダル
    トンが飛び道具を撃ってきたら
胡蝶烈風殺でカウンターをとります

 

VS 

レベッカ

    レベッカも、ダルトン同様にしゃがみAを連打や間合いを離すと飛び道具を連発し
    てきます。飛び道具のスキは比較的大きめなので、ダルトンと同じように2段ジャ
    ンプから空中紅刃拳にいきたくなるところですが、これをやると絶妙のタイミング
    の飛蝶斬で迎撃されるので、ここは歩いて近づきます。レベッカにうまく近づくこ
    とができたら立ちDからのゴリ押しに持っていき、キャンセルで紅刃拳をガードさ
    せたらしゃがみAを一回空振りします。このしゃがみAに反応して、レベッカが立
    ちDやジャンプ攻撃などを出してきたら、超反応で飛蝶斬。何もしてこなかったら
    再び立ちDです。ただし、相手の超技のゲージが満タンだった場合は、このしゃが
    みAに反応して奥義・飛蝶の舞を出してくる場合があるので、ゲージ満タンの場合
    は続けて立ちDにいくほうがいいでしょう。
    体力的に優位にたったら、画面端バックジャンプで時間切れ勝ちにしてしまうのも
    一つの手です。

 

VS 

ブルノフ

    画面端でバックジャンプして待ち、ブルノフが歩いて近づいてきたらジャンプDを
    出すと、ほとんどの場合ブルノフは反応してニトロアイムを出してくるので、これ
    と相打ちでダメージを与えていきます。これをしばらく繰り返しているとブルノフ
    はキャノンボールで突進してくるので、ジャンプで避けた後に画面端で跳ね返った
    ブルノフに立ちDのカウンターを当てます。これで体力的には優位にたてるので、
    最終的には押し切れるはずです。ゲージが溜まっていれば、このジャンプDを空中
    胡蝶烈風殺に変えます。これがHITすれば勝負は決まったも同然です。
    運悪くブルノフがキャノンボールを出してこなかった場合も、相打ち狙いのジャン
    プDを空中胡蝶烈風殺に変えれば高確率でHITします。ガードされてしまったと
    しても、こちらの体力ゲージは減っているはずなので、すぐに次のゲージが満タン
    になってくれるはずです。

 

VS 

アモン

    アモンはかなりムカつくキャラです。立ちDを出そうとしてDボタンを押すと、D
    ボタンを押した瞬間に
車輪が付いているとしか思えないほど出の速いスライディン
    グ
を出してきて、ことごとく技の出かかりを潰してきます。飛蝶斬を空振りしてし
    まった後も、強刺風拳で
わざわざ擦り抜けて後ろからエルボーを当ててくるなど、
    あまりにも癇に障る攻撃ばかり出してきます。あまつさえ、このステージは飛行す
    るプロペラ機の羽の上で対戦するのですが、負けたほうは飛行機から落ちて後方に
    吹っ飛ばされるという屈辱的な演出があったりすので、こいつに負けるとマジで殺
    してやりたくなります。
    対アモン戦も対マリアン戦同様にしゃがみAを連打して待ち、反応したアモンが鷹
    爪拳やスライディング等を出してきたら飛蝶斬で迎撃という戦法が有効。とはいえ、
    アモンのスピードはかなり速いので、こちらもそれなりの超反応をする必要があり
    ます。
    超技のゲージが満タンであれば、転ばした後に胡蝶烈風殺を重ねるとよくHITし
    ますが、相手の超技のゲージが満タン時に、胡蝶烈風殺が誤って紅刃拳になってし
    まうと、陰陽爆炎殺でキッチリやられます。このときレバガチャをすると、頭の上
    に乗っているアモンの足の小指をトンファーで叩いて脱出・・・なんてことは絶対
    にないので、くれぐれもコマンドミスはしないようにしてください。

 

VS 

アボボ

    大男アボボ登場。初代ダブルドラゴンではBGMのタイトルにまでなっているキャ
    ラであるアボボは、ある意味ダブルドラゴンシリーズの顔とも言えるキャラかもし
    れません。いやな顔ですけど・・・。
    アボボはパツと見の印象でも判るように、長いリーチを誇るパワーファイターです。
    特に投げ技の威力は絶大で、不用意に近づくと、あっという間に屠られてしまいま
    す。
    立ちDからの連携は危険すぎて使えないので、対アボボ戦もブルノフ戦と同様に画
    面端でバックジャンプを繰り返し、近づいてきたアボボにジャンプDというものに
    なります。アボボはブルノフと違い、このジャンプDをほとんどガードしてしまい
    ますが、そのうちゲージが溜まって空中胡蝶烈風殺を出せるようになるので、これ
    をHITさせて時間切れで体力勝ちを狙います。

 

VS 

チェン・フー

    強敵です。チェン・フーは飛び道具こそないものの強力な連続技を持ち、無敵対空
    技と当て身投げまで装備しているのに動きまで速いという、まさに至れり尽せり。
    おまけに投げ技は、ダメージは与えられませんが相手を一発で気絶させ、直後の連
    続技で体力の半分を奪い去ることができるという恐ろしいものです。
    このように高性能なチェン・フーが相手では、地上戦は圧倒的にこちらが不利。立
    ちDからの固めやしゃがみA連打などを仕掛けてみても、一瞬のスキに投げられた
    ら終わりです。ここはおとなしく画面端でバックジャンプガードを繰り返し、チェ
    ン・フーが黄龍脚を空振りしたら着地で飛蝶斬という戦法が有効です。
    格闘ゲームのキャラ多しと言えども、連続技の中に
指圧が入っていたり、当て身投
    げで相手を気絶させることができるのは、おそらくこのチェン・フーだけでしょう。

VS 

エディ

    コイツも強敵です。エディは足技が強力でリーチがあり、こちらの立ちDを前蹴り
    で楽々潰してきます。不用意に近づこうものなら、何かボタンを押した瞬間に
タメ
    てないぞスカイレッグスラッシュ
で迎撃され、ガードしていれば小技から投げとい
    う鬼の連携が待っています。対エディ戦も地上戦は圧倒的にこちらが不利なので、
    チェン・フー戦と同様に画面端でバックジャンプガードを繰り返し、エディがスカ
    イレッグスラッシュを空振りしたら、着地で飛蝶斬という戦法が有効です。
    エディは動きがやや遅いほうなので、ダウンさせたら起き上がりに紅刃拳を重ねる
    と、反応してくらってくれる場合があります。起き上がり胡蝶烈風殺も、かなりの
    確立でHITしてくれます。

 

VS 

デューク

    中ボス扱いであるデュークは異常に動きが早く、攻撃力も高いというインチキくさ
    いキャラです。COMのアルゴリズムと反応速度はインチキに近く、スキの大きめ
    な技や飛び道具を出した瞬間に自キャラの近くにテレポートしてきて連続技や、空
    中でボタンを押した瞬間に前ダッシュして無敵対空必殺技などを使用してきます。
    おそらく、初めて到達したときは必ず瞬殺されることになるだろうと思います。
    超反応するCOMのデュークに勝つには、こちらも超反応をすることです。デュー
    ク戦の基本戦法は、開幕からしゃがみAを連打して、これに反応して攻撃してきた
    デュークに超反応で飛蝶斬を決めるというものです。デュークの攻撃はどれもかな
    り速く、特にマリアンのムーンドライブのような蹴り技に反応するのは至難の技で
    すが、これに反応して迎撃できないと勝つ手段がないので、気合でGOです。
    体力負けすると逆転は非常に難しいですが、唯一のチャンスとして立ちAに反応し
    てテレポートをしてきたときに、出現にしゃがみDをあわせられればキャンセルで
    奥義・飛蝶の舞がつながります。ゲージが無い場合はしゃがみAを連打していれば
    テレポートの出かかりにHITさせることができるので、キャンセル飛蝶斬です。

 

VS 

コガ・シューコー

    ラスボスです。初めて辿り着いたときは「ショーコー!?」と思ってビックリしま
    したが、よく見れシューコーでした。ふぅ〜(苦笑)。
    登場デモでは、いきなり降りてきたTVの画面に出演して字幕スーパーで能書きを
    たれるのですが、直後に直接本人が出現するのですから、何もわざわざTVに出な
    くてもいいんじゃないかと思います。意外にシャイなんでしょうか。
    対シューコー戦ですが、シューコーはこちらが1本目を取る前と取った後でアルゴ
    リズムが全く違うという特徴があります。
    こちらが1本目を取る前のシューコーはたいしたキャラではなく、シューコーの足
    払いがギリギリ届くくらいの位置まで歩いて近づいてAの飛蝶斬を出せば、シュー
    コーは反応して勝手にくらってくれます。もし、シューコーがバックしてしまい飛
    蝶斬がスカッてしまったとしても、なぜか反撃は受けません。シューコーに近づき
    すぎるとA攻撃や足払いをくらってしまいますが、デューク戦をクリアできたほど
    の人間ならば、ほとんど問題にぜす倒すことができるでしょう。問題は、こちらが
    1本取った後です。
    こちらが一本取った後のシューコーは、飛び道具を猛連射して大暴れします。この
    飛び道具には2種類あって、1つは忍者くんのトカゲの火の玉(といって、判るか
    なぁ?)のようなヒョロヒョロした弾道でゆっくり飛ぶもので、恐ろしいことに画
    面上に弾が残っている間に次の弾が発射できる性能を持っています。この連射性能
    と弾道のいやらしさから、この飛び道具をジャンプで飛び越えるのは非常に困難で
    す。もう1つは地面を這うように移動する飛び道具で、弾そのものがかなりの大き
    さを持っているうえに高速で、シューコーが上記のトカゲ弾の後にこの飛び道具を
    発射すると、こちらに到達する頃には火の玉に追いついてしまいます。このように
    回避しづらい飛び道具にくわえ、高速無敵移動技や自キャラの影に潜り込んでくる
    乱舞技(影に潜り込んでくるので、自分がジャンプしている状態でもHITする)
    などもあるので始末に負えません。カイザーナックルのジェネラルほどではないに
    しても、その強さはかなり逝っているレベルまで到達しています。
    こんなサギくさい2本目のシューコーを倒すのも、基本的には1本目と同じパター
    ンを使用します。飛び道具の削りを耐えてジリジリと近づき、シューコーの足払い
    がギリギリ届くくらいの位置まで近づいたらDの飛蝶斬。2本目のシューコーはこ
    の距離で飛び道具を出そうとする場合が多いので、これでカウンターがとれます。
    正直、半分はバクチのようなものですが、粘っていても削られるだけなので、ここ
    は強気に攻めます。ただし、飛蝶斬が見事にHITして相手を転ばせたとしても、
    この後に紅刃拳や胡蝶烈風殺は厳禁。僅かでも重ねるのが遅れれば絶対に反撃され
    ますし、よしんば上手く重ねてもテレポートで逃げられるだけです。リスクを犯す
    価値はなにもありません。勝てるときは実にあっさりと勝てるので、後は気合と根
    性でGOです。

 ★ 最後に

    1COINクリアすることができれば、なんとなくニュータイプになったような錯
    覚に陥ることができるという、豪華なおまけが待っています。
    エンディングはたいしたことはありませんが、自己満足度はかなり大です。
    もし、ゲーセンで見かけることがあったら、お賽銭のつもりで1PLAYしてみる
    といいかもしれません。責任は持てませんが(笑)。

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