今回はテーマがウイルス。
おかしな食材が登場しなければいいが。
「ウイルスとは」
麻疹(ハシカ)やヘルペス、B型やC型肝炎、エイズやご存知インフルエンザなどは全て人類最大の敵ウイルスの仕業だということで、細菌と違ってDNAかRNAの片方しか持ってないウイルスは他の生物に寄生しないと生きていけねーのだそうです。うむ。
そしてウイルスには標的細胞というのが決まっていて、その細胞のレセプターに入るためにスパイクという突起を偶然身につけたという事です。続いて標的細胞に入ったウイルスは増殖を繰り返し細胞を死滅させるのですが、人間は免疫細胞を使って攻撃させ、メモリーB細胞が抗体を作るのだそうです。
メモリーB細胞というのは呼び名は初耳ですが(あるのか?)、もうすこし詳しく説明しますと、外敵が侵入したらまずマクロファージが片っ端から食いまくり相手の情報をヘルパーT細胞に伝え、ヘルパーT細胞はキラーT細胞に攻撃命令を与えたりB細胞に抗体を作らせ攻撃させたりします。
これを例えて言うと、3匹の違う種類の犬を連れて散歩するワシがそこら中にウンコをひる犬に手を焼いて毛をむしり取って蹴飛ばす、もとい、不審な人物を見かけまず偵察にマクロファージ犬を向かわせ噛み付かせる、その時に「怪しいワンワン」と吠えればワシがキラーT犬にマクロ犬の応援で噛み付くように指示する、そして急所専門で噛むように訓練したB犬がタマキンにガブリと噛み付く、といった具合になるわけです。
噛んだ相手があやしい人物でなければワシは責任を負わなくてはならないので、これすなわち自己免疫疾患となり、つまり噛む相手を間違えたということは自分の首を絞めるということです。自己免疫疾患とは簡単に言うと、正常な自分の細胞を敵だと認識して攻撃する免疫システムの狂いが原因です。ここまでは特におかしなところはなく、ツッコミもできませんやね兄貴。
「ウイルスの恐怖」
ウイルスの進入経路には呼吸器からと血液を介して感染する2通りの場合があるそうで、まずは咳やくしゃみ(飛沫感染)、使ったコップなどから感染するウイルスで抗体が効かないのはインフルエンザウイルスだという事です。ここはそのまま11/19放送の特命リサーチ「恐怖のインフルエンザ」の二番煎じ。なので省略。
そして対策としては予防接種を受ける、お茶でうがいをするとカテキンがウイルスを殺すし胃まで流し込む、平熱より2℃上昇までなら風呂に入る、ということですが、お茶と言っても緑茶にはカテキンが多いのでまだマシなものの茶色いお茶(発酵茶)なら気休め程度。風呂は初期なら熱を出すのを助けるのでいいでしょう。
そして血液を介して感染するウイルスで恐いのが水疱瘡の原因であるヘルペスウイルスだという事で、一旦罹患しても脊椎の神経節に潜んで帯状疱疹や口唇ヘルペス、性器ヘルペスを起こすということですが、脊椎だけでなく全身に潜むけどな。ちなみに健常者なら終生免疫となりますが、再発症したのが痛みが強い帯状疱疹で、皮膚の水疱が治っても痛みが残るのが帯状疱疹後神経痛。
しかし帯状疱疹が13歳で発症したと言う例をあげ若い人に急増中だという恒例のヘタな脅しをかけてましたが、そのデータはまったくナシ。若年者での頻度は高齢者に比べやはり少ないものです。原因はストレスや不規則な生活だといういつものパターンになるわけで、免疫力が低下した状態で現れやすいというのは間違いない。おもろなー。
ここでスタジオにもどり、免疫アップ食材が実ににぎにぎしく登場していました。いつもの不足してないアミノ酸、そんなに言うなら毎日食ってみろのキノコ類、毎日食ってもいいのよのヨーグルトですが、バランスよく食って寝てたらいちいち考える必要ナシ。
最後のコーナーは海外での感染例を紹介するってことで、蚊が媒介する西ナイルウイルス、猿のエボラウイルス、ウイルスを持つわんころが噛むとおこる狂犬病、リスやネズミなどのげっ歯類のハンタウイルス、などが紹介されました。まぁ、今のところ日本では関係ないですな。なっはっは。
ということで今回はいつもの真っ赤なウソはさすがにつけないと観念したのか食材以外の内容はちょこざいなモノでした。ただ放送の準備を進めている最中に特命リサーチに先を越されてハラワタが煮えくり返ったのかどうかはわからんけど、ヘルペスを恐い恐いと過剰に祭り上げるクセは相変わらず。海外事例もあんまし参考にはならんし。
さて、最近の放送はヤケクソで出鱈目ばかりの回と、まあまあまともな回との差が激しいように思うのはワシだけだろうか。ここでそんなことを考えていると、なぜ一輪車をねこ車と呼ぶのかじっと目を閉じて考えてみる。