ウコン


世界柔道6連覇!柔ちゃんの感動の後
チンタラと始まった日本の恥さらし番組は6年以上。
ビビデバビデブー。
「ウコンと二日酔い」
ウコンは香辛料のターメリックと同じもので、一般に肝臓に効くと広く認知されているのだそうです。そしてショウガ科のウコン属にも種類があり、春ウコン(正式名:キョウオウ)、紫ウコン(ガジュツ)は主に胃腸に対して働き、秋ウコンが正式なウコンで肝臓に効くということです。


ウコンの肝臓への効果は、黄色い色素成分であるクルクミンがアルコールを分解する酵素を助けるからで、アルコールにも早く溶け込むし油に溶ける脂溶性なので食後の摂取が良いのだということです。しかしウコンの鼻くそ程度の効果を過大に期待して飲みすぎてしまう方が問題だと思うが。おまけにきちんとしたデータがたぶんないんだろうし。


そしてその効果を体験した人の紹介では藤井フミヤが二日酔い対策に、渡辺正行は脂肪肝と主にお酒の飲みすぎで悪くなるγーGTPが300にもなり(正常50以下)、まさに肝臓が赤信号になって「待たせたなー」とサングラス取っておる場合じゃなくなったらしいのですが、それをウコンで改善したのだという。


これは数値の異常がわかっても相変わらず酒をガブガブ飲み続け、その状態でウコンを飲んで数値が下がったと言うなら話は別ですが、そうじゃなく飲酒量を減らすとか休肝日を作るようになったとか、そういう下がった経緯の部分がゴッポリ抜けておる。ウコンだけじゃとてもじゃないが無理な話。


さて、スタジオでは恒例の並べ替え大会でした。ここではカレー粉の3割がターメリックなので、どれにウコンが多いかを並べてましたが、1位はインドカレーで3g、2位がボンカレーなどのレトルトカレーで0.6g。毎日0.5gならば効果的というのだけれど、堺正章はレトルトが手軽に摂れていいと言っておりました。マチャアキのバカ。



「インド人の美肌」
紫外線を日本の1.5倍浴びるというインド人の肌年齢を調べたら、30人中25人が実年齢より平均5歳も若かったということで、年齢が上がるほど若い傾向にあったのだとチビ黒サンボは言う。それは毎日ウコンを使った料理をするからだと言いたいようだけど、人種が違うんだからお話になりまへん。


いつも言ってますが、だいたい肌年齢なるモノの基準が曖昧で、肌の状態や温度や湿度、化粧品の塗り方次第でなんとでも変わるのです。それに紫外線が1.5倍だとほざいてもインド人は肌が黒いことでそれを防いでいるのだし、「インドの女性はシミひとつない」と言ったところで全身がシミみたいなもんだから特別な無意なし。


おまけに美肌の説明は屁理屈のオンパレードで、毎日カレー・ナン・ヨーグルトを食うから肌が若い、つまりクルクミンに乳酸菌とイースト菌をプラスすることでテトラヒドロクルクミンに変わり抗酸化作用がUPするだとか、日本人の実験では3人という体たらく。こんなのはひねくれて見なくても肌が黒いこと、つまり黄色人種よりシミやシワの原因である紫外線に対して強い以外に理由などないと思うが。



「ダイエット効果」
インドの論文によるとウコンと豆を組み合わせたら肥満抑制効果があるのだそうで、普段から豆カレーが食されているからインド人の肥満は少ないのだそうです。これは宗教上の理由から牛やブタの肉を食わない人が多いので豆がタンパク源として利用されているからだとか。ただの低カロリーだなこりゃ。


そして、インドでは肉をほとんど食わないために1日あたり2428Kcalで、対する日本は2762Kcal。肥満抑制効果だと言うが、そんな理屈ならば豆カレーじゃなくても低カロリー食はみんな肥満抑制効果があることになり、豆カレーだけが特別だと言う理由は見当たらん。どこがどうダイエットなのか。


で、お決まりの屁理屈の説明は、豆に含まれるレシチンと一緒にウコンを摂るとクルクミンがより吸収されることになり、コレステロールを原料とし脂肪を分解する胆汁が多く出る、さらにレシチンが多いのはタマゴなので、タマゴ入カレーを食えば太りにくいのだと言うが全部却下。仮に胆汁が多く出るとしたら脂肪の分解吸収能があがってかえってデブるだろうに。


つまり、普通に作るカレーは御飯が約400Kcal、ルーはククレカレーでも210Kcalで自宅で作れば具が沢山入って更に高カロリー、タマゴが80Kcalで低く見積もっても700〜800Kcal以上であり、更にジャガイモや米が多く糖質過多でバランス悪しと痩せる理由などこれっぽっちもありゃしない。


余興の4人でカレー1週間食うという実験でも「ダイエット効果」と大看板揚げていたのに血液中のコレステロールと中性脂肪が下がったと放送するのみで体重の公表はなしというお粗末さ。痩せるどころか太ってしまった、という結果なのだろう。当然のことながらダイエットなど出来ない。



「番組考察」
ウコンにどれだけ効果があるのか知らないけれど、番組によると解毒を助けるといいながら詳しいメカニズムはわかってないと言うのだから裏の畑でクソする程度の効果だろう。それに効果を過信してにわか健康オタクを自称し、普段気をつけない輩が必ず出てくるもんです。これは氾濫する特定保健用食品も同じこと。


おまけの美肌やダイエット効果は、脱いだ靴下のニオイを嗅いでしまうくらい何の効果もないだろうが、番組上サプリを飲めとはさすがに言えないのかカレーを毎日食えという無茶な展開でした。美肌やダイエットと言えば真っ赤なウソでも視聴率がとれると思っておるのだろう。


ということで、特に役に立つ情報は皆無で大げさなCMやオープニングからしたら詐欺みたいな内容でした。これは例えて言うと、服の上から見たらCカップなのに分厚いスポンジパットがブラの内側に挟んであるようなものであり、いざ脱がしてみたらTVジョッキーの奇人変人に出演すれば白いギターとジーンズがもらえるようなペチャパイなのであり、あんまり大きく見せると脱いだら詐欺だよーん、なのであります。頼む、わしに石を投げないでくれ。