半期に一度恒例の時間枠拡大版です。
テキスト長くてすんましぇん。
「習慣と梗塞」
30〜40代でも増えているという心筋梗塞と脳梗塞ですが、心臓と脳では詰まりやすい物が違うという観点からゲストをマルタに見立てて注意点を見ていこうということです。しかしのっけから詰まるものが違うとは聞いた事がない。この時点ですでにボタンを掛け違えておるような気がするが。
まずは質問から始まりました。「小腹がすいたときに食うものは?」という質問での二者択一は「牛丼orラーメン」、「古い服がキツかったら?」では「ワンサイズ上を買うor無理して着る(はく)」、この選択から「牛丼&ワンサイズ上」を選択したら心筋梗塞になりやすい、ということです。小腹がすいても3度のメシ以外は何も食わないが正解だ。
さて、なんでわざわざわかりにくくするのか理解できませんが、牛丼に限らずカルビ、トンカツなど脂っ濃いモノを日常食い続けるとコレステロールが増えてLDL(悪玉コレステロール)が血管壁に入り込み、それをマクロファージが食っておかゆのようなドロドロである粥状硬化になってしまいにゃ冠状動脈が詰まると、こういう寸法です。そして「ワンサイズ大きい服を買う」と選択した人は肥満に対して意識が薄いのだとか。そんなんその人の勝手だろ。
お次が「ラーメン&無理して着る」で、ラーメンの汁まで飲むとか、他にも調味料をバカスカ使うとか明太子スパゲッティなども塩分過多になって血液量が増えて血圧があがる、そうなると脳の薄い血管壁が傷ついてもろくなる、そこに傷を修復しようと血小板が集まってしまいにゃ脳梗塞になると、こういう塩梅です。更に無理して服を着ると身体を締め付けるので自動的に血圧も上昇するということです。塩分は控えるに越したことはないけど血圧が高いのは原因不明のほうが圧倒的に多いのだ。
「ストレスと梗塞」
ここでも二者択一の設問があったのですが長くなるので省略。簡単に言うと、短期間に集中して仕事をする人はストレスでカテコールアミンが増えて血圧が上昇し、そうなると脳の血流量も被験者の例では1.6倍に増える、また短期間でダイエットしようとジムに通うというのも血管がダメージを食らい、そういう人は脳梗塞になるとか。短期間ジムに通うのは無駄ですな。
逆にコツコツ仕事をする人は持続性のストレスでコルチゾールが増え、これが肝臓にあるLDLを血中に放出し血管に溜まる、そしてダイエットで過度な食事制限をすればエストロゲンが減り、なぜかはわからんがとにかくHDL(善玉コレステロール)が減るので、こういう人は心筋梗塞になるかもなー、ということです。どっちにしても仕事しないで公園で昼寝でもしとけというのだろう。
「嗜好品と梗塞」
最後は嗜好品について、甘いもの、酒、タバコ、うるせーわい、この3つは梗塞の引き金になるとのことで、酒を飲むと利尿作用で身体の水分が少なくなり血液の粘土があがって脳梗塞の危険があり、甘いもの好きなら糖化LDLが出来てマクロファージが食うので心臓の冠状動脈で粥状硬化になりやすいのだそうです。なんか無理に分けてないか?
そしてタバコはLDLを酸化させるので、これまたマクロファージが食って心臓に、更に赤血球が変形して血管壁を傷つき血小板が集まってくるので脳にも血栓ができるダブルパンチだということです。確かにタバコは血管が縮むので血圧にもよくない。わしゃ思わずタバコを吸う手が止まりました|´ω`)y-~ タバコは有害だと理解できる二十歳になったら止めよう。
「梗塞予防法」
さて最後は恒例の食材紹介で締めくくりなのですが、心臓なら青魚のDHAやEPAがHDLを増やして粥状硬化を防ぐ、中でもイワシの缶詰がオススメだとおんどれらは言う。ふん、また缶詰か。そして脳なら出来た血栓を溶かす唯一の食材である納豆がいいのだそうです。
番組一押しのイワシの缶詰はまったくの論外として、この納豆はガッテンでも血栓が溶けた時に出来る酵素が血液中に増えたので効果アリ、となってましたが、納豆には血栓を形成するビタミンKが多く、これ食えば血栓が出来るわけでもないんだろうが、どうして溶かす方にだけに働くのかが想像の域を出ていないような気はする。
なぜかと言うと、例えばワーファリンという抗凝血剤では「ビタミンKが多い納豆は食うな」とされていますが、理由は食うとクスリの作用が弱まる、つまり血栓が出来やすくなるのです。これっておかしいでしょ?血栓を溶かす作用があって尚且つ血栓溶解剤よりも強い作用がある納豆を一緒に飲んだら出血が止まらんだろって思う。ガッテンの回に書けなかったのでここでお邪魔しました。
「番組考察」
今回はそう的外れな内容ではないのですが、ただ単純に動脈硬化について放送すればいいものを、脳と心臓をきっぱり分けて説明したのが意味不明。脳でも心臓でも動脈硬化の仕組みは、まず血管の内膜にLDLなどが沈着し、それが活性酸素などで酸化されるとマクロファージが食いにくる。
こうしておかゆのような粥状硬化が起きて内腔が狭くなり時に詰まってしまうわけです。なのでポイントはLDLの酸化なわけでコレステロールだけが悪いんじゃない。そして、膨らんで狭くなった部分が破れれば血小板が傷を塞ごうと集まってきて更なる閉塞を起こす、これが心臓で起きれば狭心症や心筋梗塞、脳で起きれば脳梗塞。
ついでに番組ではなぜか触れなかったのですが、脳梗塞には2種類あって、脳の血管自体が狭くなって詰まるのが脳血栓、心臓などからはがれ落ちた血栓が脳まで到達して詰まるのが脳塞栓、とまあこのように順立てて説明すれば新発見でもなんでもなくて番組にはならんがな。
で、結局食生活の改善が必要だというので軽い脅しではあったけど内容的にはまあまあ。ただし動脈硬化の要因は様々で複雑怪奇であり、放送した以外にも運動不足や肥満、糖尿病、痛風、単なる老化現象なども関係します。なので、脂肪や塩分の摂取は控えるのはもちろんのことですが、番組が言うように単純に納豆食えばいいとかイワシの缶詰を食えだとか、そういうのは大きなお世話ってもんです。
もう何度もテキストに書いてますけど、まずは兎に角バランスよく食べるよう心がけ、脂肪や過剰な糖分・塩分・食べすぎを控える。毎日野菜や海藻・キノコ類をたっぷりと食い、タンパク質は大豆製品を中心にしっかり摂取する。言っとくけど間食はするなよ。
そして適度な運動を継続し睡眠は十分とる、ストレスをうまく発散し常に心おだやかに。嫌いな上司にしかられても仕返ししてはなりません。毎晩の楽しみであるお酒は程々にしてタバコはきっぱりやめる、ついでにネットも身体に良くないから止めなさい。これを全部守ったら人生の楽しみは全てなくなった。みなさんさようなら。