寒天で本当に痩せるのか
あるある久々の更新です。
しかし相変わらずですなぁ。
「寒天でやせるのか」
今年の1月イギリスの医学誌に、寒天で脂肪・コレステロール・血糖値・血圧が下がったという記事が載ったそうで、そのリーダーとなった横浜市立大学のおじさんが検証したものを、何を思ったのかあるあるが再検証してしまおうというのが今回の主旨です。
医学誌に掲載された意義はあるとは思いますが、あるあるの実験では15人に2週間、毎食前に150gもの寒天パックを食わせて結果を見るという、ほとんど拷問に近い実験でした。結果として全員1.4〜2.8Kgまで痩せたというもので、排便促進効果、腹持ちを良くさせる、カロリーゼロ、血糖低下作用、コレステロール低下、とまあいいことずくめでした。
しかしこれは寒天がとてもいい食材なのかというと全くそうではなく、寒天だろうがトコロテンだろうが所さんの目が点だろうが、栄養学的に見るととんでもなくすっからかんの食材であり、むしろたくさん食いすぎるとビタミンミネラルの不足を引き起こしかねないすっとぼけた食材なのである。
寒天は食物繊維は確かに多いが、というかほとんど繊維しかないカスのみなので、上記のような効果はイコール食物繊維の効果であり、特別に寒天のみを食う必要性が全く見当たらない。しかも極端な話、寒天ダイエット=こんにゃくダイエット≒絶食ダイエット、ということを理解できない一般人にとっては間違いなく有害だ。
どういうことかと言いますと、毎食前にわざわざまずい寒天を食っても栄養素がゼロなんだから、食う量が減った分痩せるのは当たり前であって寒天に固執する必要がなく栄養不足の間違ったダイエットということが言えるのだ。短期間で痩せようと大量に食べるバカが必ずいるんだから。
逆にまずくて飽きてしまう寒天を食前に食べるよりも、野菜だけを食前に100gよく噛んで食った方が栄養的にも腹の膨らませ具合にしても食物繊維としてもいいわけで、寒天に特定する意味など全くなく下手すると栄養失調状態を強制的にしてしまうのであり害こそあれ有効性は全くない。
番組ではご丁寧に飽きた際のレシピの紹介までしていましたが、そんなの全く無意味な工夫であり、毎食違う野菜を食ったほうがよほど健康的。以上のように、今回も視聴者の役に立つどころか、全く有害で間違ったダイエット法だ。つまり文献をちょいと拝借して実験という名のお遊戯で偽装しただけである。だいたいにだな、考えてもみなさい。寒天ばかり毎食前毎日食えるかってーの。