ニンニク


今回も過去の再検証シリーズです。
ニンニクバカスカ食って
クサイ息を吐くのもいいかげんにしときなさい。

「ニンニクの健康パワー」
あるあるの女性スタッフは常日頃から美容と健康に気をつけているということで、注目したのが「ニンニク屋」というニンニク料理ばかりのレストランの客や、その店員の肌がキレイだとか、ニキビができない、風邪ひかないという体験談です、バカ。


続いて6年前に放送した時にはアリシンが有効成分であり、疲労を回復させるという内容だったらしいのですが、「疲れたオヤジが食らうもの」というイメージだけじゃなく、ここ4〜5年でトリスルフィド、システイン、レプチンという成分の研究が進み、ニンニクの効用も大きく変わったのだそうで、この3つの成分を「チャーリーズ・エンジェル」に見立てて「ガーリック・エンジェル」という駄洒落で展開していこうということです。ぷっ。例えがエッチですな。



「お肌への効果」
ニンニクは切るとアリシン刻むとジスフィルド、トリスルフィドと変化し、これが解毒や発ガン物質を処理するグルタチオンを肝臓で増やすので、結果としてタンパク質合成が高まり肌年齢(弾力・水分)が若くなるのだそうです。んな訳ないだろ。


更に、秘蔵のビデオがポコチン機能をUPさせる、もとい、脾臓(ひぞう)での古い赤血球の処理能力が上がればフォローをする肝臓も負担が減って本来の機能を発揮できるので、トリスルフィドは肌にとって二重の効果があるのだとネズミはいう。


特に現代人はストレスで肝臓が弱っているのだという根拠のない屁理屈なのですが、8人の実験ではニンニク食わせて1週間後、肌年齢は若返るし肝臓の数値も改善したのだとか。肌年齢なんてその日の湿度や化粧水の塗りたくり次第でなんとでも変わるのに、そういうええかげんな数値は見せても肝機能がUPしたという数値変動は全く見せない始末。


これは恐らく被験者全員肝機能は正常で、尚且つ実験後の数値変動も大した意義が得られなかったので放送するのは無理だと判断したのだろうし、正常な肝臓が機能UPしたなんて理屈は通らん。まあ、この程度の隠匿は常々行っておるのだけれど、この程度のヘボい実験を疑いもせず信じるというチミは無人島にでも行きなさい。



「脳への効果」
第二の新発掘はイオウ化合物であるS−アリルシステインだということで、ラットの脳細胞にそのシステインを加えたところ神経細胞の突起が伸びたのだそうです。これすなわち頭がよくなる、記憶力UP、気の利いた会話ができる、機転が利く、という効果があるのだそうですが、いくらなんでも飛躍しすぎだ。


これを確かめる実験では、あるあるにしては珍しく20人を集め、10人に食わせる、10人は食わせないで記憶力、思考力の実験を行っていました。このS−アリルシステインは低温で1年以上熟成したニンニクからしか出来ない成分だと番組でも触れたように、そこいらのニンニクを食ったところで摂取は不可能。


なので、S−アリルシステインが含まれてないただのニンニク食わせて良い結果が出たと言ったところで、そんなのはまるで後出しジャンケンのような理屈だ。で、摂取法はというと調理用加工ニンニク粉末やニンニクスライスの缶詰だとネズミは言う。だけど、それにはS−アリルシステインは全く含まれていないのだよ。効果もお粗末君ならば摂取法もシェー(古


全く関係ないですが、今店内のBGMで高橋真梨子の「ごめんねブタで」、もとい、「ごめんね」が流れてます。こういう大人の歌はジーンと来ますな。なっはっは。



「レクチンの効果」
最後はレクチンについて。2001年イギリスで「フード・リサーチ・インターナショナル」に糖タンパクの一種であるレクチンに、ガン細胞を自滅させる効果があると論文発表されたのだそうで、これはどうやら試験管内での結果のようです。なので、まだまだはっきり言えない。


更に腸管免疫を活性化してアレルギーを改善し、Th1:Th2のバランスが改善、よってアレルギーにも効果があるのだということで、アレルギー改善の実験では「なんとなく楽になったような気がする」という類の被験者のコメントと、白血球の数が増えNK細胞が活性化したのでアレルギーの改善だとネズミは言う。


これなども、白血球が少ないとかNK細胞の活性が低いという理由でアレルギーが起きているのならまだしも、そういう特定が出来ないからアトピー(不思議な)という呼称が付いているのであり、いろはカルタで「犬も歩けば棒に当たる」というのがさっぱり理解できないのと同じこと。でも、なんで犬が棒に当たるんだ?


で、スタジオでは恒例の試食をにぎにぎしくしておりました。その時テロップで出たのが「1日5片以上食うとイオウ化合物で胃が荒れる。生なら1片が目安」と、めずらしく注意が流れたのには正直たまげました。ま、確かに食いすぎたら胃をやられるけど、マジで生ニンニクには注意。


さて今回は、最後に登場した「ある子のコーナー」では、疲労回復の「ニンニク注射の中身は何?」ということですが、これはビタミンB1、2、6とグルコース(=ブドウ糖)でありビタミンB1のイオウ化合物がニンニク同様に臭いのだそうです。ふーん、そうなのか。


ということで、ニンニクは疲労回復にいい食材だとは思うし、成分の研究はどんどん進んではいるけれど、中国産のバカ安ニンニクを食えば番組の言うような効果があるかは甚だ疑問ではある。でも、特に疲れがとれないというスタイル抜群の貴女は、わしの人肉注射をどうぞ。どぅわはははは!(寂)